白雪姫城のモデル!スペイン セゴビア「アルカサル」の絶景スポット

白雪姫城のモデル!スペイン セゴビア「アルカサル」の絶景スポット

更新日:2018/08/11 15:35

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
ディズニー映画「白雪姫」に出てくるお城のモデルとなったことで知られるセゴビアの「アルカサル」。崖の上にそびえるその姿は、美しくも威厳に満ちています。中世には宮殿、それ以後は城砦や牢獄、砲兵学校、軍事博物館と時代によってさまざまな目的で使用されてきたアルカサル。外観に勝るとも劣らない壮麗な宮殿内部と、インスタ映えする絶景スポットを訪れましょう。

断崖にそびえる「アルカサル」

断崖にそびえる「アルカサル」

写真:Lady Masala

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世界遺産にも登録されている「セゴビア旧市街」にある「Alcazar de Segovia(アルカサル)」は、南北西の三方を断崖で囲まれた天然の要塞ともいえる場所に建てられています。敵の攻撃をかわすには絶好のロケーション。スペイン語で城や宮殿を意味するアルカサルは、まさに難攻不落の城といえます。

断崖にそびえる「アルカサル」

写真:Lady Masala

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宮殿内部には、異なる時代の貴重な品々が展示されています。どの部屋も美しく、天井に施された見事な装飾は必見。「玉座の間」に飾られているのは、19世紀にアルフォンソ13世とヴィクトリア王妃のためにつくられたという玉座。繊細な彫り物が施された一対の椅子は、王家にふさわしい気品をたたえています。赤の背景に映えるカトリック両王の紋章にも注目してください。

断崖にそびえる「アルカサル」

写真:Lady Masala

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ガレー船をひっくり返したような形の天井がきらびやかな「ガレー船の広間」には、イザベラ1世の戴冠式の模様が描かれています。カトリック両王の称号を授けられ、アラゴン王子フェルナンドと結婚して現在のスペインを築いたイザベラは、ここアルカサルから出発し、マヨール広場で行われた戴冠式へと向かいました。イザベラは、コロンブスの新大陸進出を援助し、大航海時代以後の栄華を導いたのです。

時代によってさまざまな目的で使用されていたアルカサル。ローマ人の入植からレコンキスタ、大航海時代を経て「太陽が沈まぬ国」と称えられたスペイン。ここアルカサルでは、その歴史を垣間見ることができるでしょう。

<基本情報>
住所:Plaza Reina Victoria Eugenia, s/n, 40003 Segovia
電話番号:+34-921-46-07-59

絶景スポット1:遊歩道とクラモレス川周辺

絶景スポット1:遊歩道とクラモレス川周辺

写真:Lady Masala

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ローマ人が築いたという城壁に囲まれる「セゴビア旧市街」。その壁の一部は、市街を一望できる展望台として開放されています。そこから見下ろせる遊歩道は、ジョギングや犬を散歩させる人々が行き交うセゴビア市民憩いの場所。ところどころに見える岩肌が砂漠のように乾いた大地を連想させます。

絶景スポット1:遊歩道とクラモレス川周辺

写真:Lady Masala

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散策するだけでも気持ちのよい遊歩道「paseo por el area natural del valle de clamores」を歩いていると、突如現れるのは崖の上のアルカサル。その全容が現れたかと思えば、木々の間に隠れたり。歩みにしたがってさまざまな角度から眺めるアルカサル。シャッターチャンスは何度でも訪れるはずです。

絶景スポット1:遊歩道とクラモレス川周辺

写真:Lady Masala

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さらに歩みを進めてゆくと、水の流れる音が聞こえてきます。乾いた大地に潤いを与えるかのようにとうとうと流れる川は、まるでオアシスのよう。アルカサルは、「Rio Eresma(エレスマ川)」と「Arroyo Clamores(クラモレス川)」のふたつの清流に取り囲まれているのです。

絶景スポット2:芝生から眺めるアルカサル

絶景スポット2:芝生から眺めるアルカサル

写真:Lady Masala

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川沿いをさらに歩くと、ピクニックもできそうな芝生にたどり着きます。家族連れでにぎわうこの広場は、絶好の撮影スポット。崖の上に建つアルカサルがくっきりと浮かび上がります。縦横無尽に歩きまわり、さまざまな角度から建物を見上げてみてください。アングルによって異なる様相を呈するアルカサル。よい写真がたくさん撮れそうです。

絶景スポット3:「ラ・ベラ・クルス教会」周辺

絶景スポット3:「ラ・ベラ・クルス教会」周辺

写真:Lady Masala

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十二角形の建物が特徴的で、スペインの一般的な教会とは姿を異にする「Iglesia de la Vera Cruz(ラ・ベラ・クルス教会)」。病気になった巡礼者を保護する目的でエルサレムに設立された騎士修道会「聖ヨハネ騎士団」を起源とするこの教会周辺は、アルカサルの絶景スポットとして知られています。

絶景スポット3:「ラ・ベラ・クルス教会」周辺

写真:Lady Masala

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ここからは、崖の上に建つアルカサルの側面を正面から眺めることができます。直立するその姿は威風堂々。どの角度も美しいですが、ここから見えるアルカサルには、威厳と気品とが感じられます。

<基本情報>
住所:Ctra. de Zamarramala, 40003 Segovia
電話番号:+34-921-43-14-75

じっくりと見学したい「アルカサル」

「ローマ水道橋」、「カテドラル」とならび、三大名所のひとつとして知られる「アルカサル」。その可愛らしくも威厳に満ちた外観と壮麗な宮殿内部は、じっくりと時間をかけて見るにふさわしい場所。

首都マドリッドから高速列車でわずか30分という便利な立地条件から、日帰りで訪れる観光客に人気の「セゴビア」ですが、できるならば宿泊して、ゆったりと街歩きを楽しみたいものです。

※関連MEMOには、セゴビアで訪れることのできるスポットとホテルを紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/08−2017/08/12 訪問

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