写真:藤田 聡
地図を見る吉野山の紅葉で、代表格の名所が高城山(たかぎやま)展望台。撮影スポットとしても有名で、写真の構図を頻繁に目にします。
この場所の紅葉が人気なのは、奥行きを感じる紅葉だから。紅葉に限らず桜でも、並木道のように美しい樹木が連なった場所は人気が出るもの。高城山展望台の紅葉は右側に石垣があり、左側にも縁石があって一見並木道に見えませんが、左側だけ見れば確かに並木道になっています。右側には紅葉がありませんが、敷き紅葉(散り紅葉)のレッドカーペットが彩りを添え、石垣も苔むして緑の彩りを添えています。
右側も紅葉だと一層美しいかもしれませんが、一面の紅葉では何処か分からず個性が無くなります。左側だけの紅葉の並木道である事が欠点ではなく、一見して高城山だと分かる独自の個性になっており、「吉野山で紅葉狩りをした」という満足感を裏付けているのです!
写真:藤田 聡
地図を見る吉野山は天気がよい日はもちろん、曇天でも雨天でも美しい紅葉名所です。その証拠が、この写真。雨の日の撮影ですが、しっとりとした紅葉がむしろ印象的。雨に濡れた漆黒の幹や石垣の階段が、紅葉を引き立たせています。
ただし、雨天の場合は霧に覆われてしまう場合もあり、実際この写真も奥の方が霧に包まれています。よって、意図的に雨天を狙うのはおすすめ出来ませんが、曇天程度なら断然おすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る吉野山では敷き紅葉(散り紅葉)も絶景です。桜も満開時には二割は散っているといわれますが、実は紅葉も最盛期には既に二割程は散っており、敷き紅葉(散り紅葉)が出来ています。上にも下にも紅葉があって、紅葉のサンドイッチ状態になっているので、一層絶景に見えるのです!
中でも展望台への坂道を登り切った踊り場は、写真のように一面の敷き紅葉(散り紅葉)です。晴天でもレッドカーペット状態になっていますが、日陰が出来てまだら模様になってしまうので、敷き紅葉(散り紅葉)の撮影が目的なら曇天が断然おすすめです。
写真:藤田 聡
地図を見る吉野山を代表する紅葉名所として知られる「高城山展望台」ですが、実際の紅葉名所は展望台自体ではなく、展望台へ続く坂道です。登っていく途中も写真の通り絶景で、撮影スポットの連続に見えます。しかし、下から見上げると行く手が紅葉で遮られて、充分な奥行きを感じる事が出来ません。
高城山らしい「奥行きを感じる紅葉」は上から見下ろした時に限られるので、登りで時間を消費せずに上まで行くのがおすすめ。また漫然と登らずに他にも絶景が無いか、前後をキョロキョロと振り返りつつ登るのが、紅葉狩りのコツです。
二枚目に掲載した右手に階段がある場所も、そのようにして発見したもの。帰りに撮影する場所の下見を兼ねて登るべきですし、写真撮影をしない人でも折角行った以上は、同様に注意深く周囲を観察して絶景を鑑賞し尽した方がお得です。
写真:藤田 聡
地図を見る高城山展望台の入口にはバス停がありますが、下りのバスしか停車しないので要注意です。駐車場という程立派ではありませんが、この場所に4台程自動車を停めるスペースもあります。詳細な場所は、写真右下の「地図を見る」をクリックすると、地図が表示されます。
吉野山の紅葉で他におすすめなのが、吉野山ロープウェイの付近。また夜には紅葉ライトアップも実施され、場所は下千本の駐車場付近と金峯山寺仁王門付近、中千本の操車場付近、上千本・火の見櫓周辺で照明が点灯します。
吉野山の紅葉見頃時期は桜の紅葉が例年10月下旬、モミジの紅葉は例年11月中旬です。
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山奥千本エリア
電話番号:0746-32-1007(吉野山観光協会)
例年の紅葉見頃時期:(色づき始め)11月上旬、(最盛期)11月中旬〜11月下旬(桜の紅葉は10月下旬が見頃)
紅葉ライトアップ:2020年11月1日(日)〜11月30日(月)
点灯時間:17時〜21時30分(予定)
※紅葉状況により、期間変更の場合あり
アクセス:近鉄吉野駅からロープウェイでケーブル吉野山駅
ケーブル吉野山駅から奥千本口まで路線バス約20分、高城山展望台は一区間折り返し乗車(下りのみ停車)
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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