竹林と紅葉の競艶!嵯峨野・小倉山の古刹「常寂光寺」

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万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

一年中大勢の観光客で賑わう、京都の嵐山。特に秋が深まると、桂川にかかる渡月橋を渡るのにも混雑で一苦労するほどです。
しかし、嵐山から嵯峨野にかけては様々な名寺がある場所。嵐山を抜けてほんの少し奥へ行ってみれば、静寂な中で紅葉を愛でることができ、古の時代の空気に包まれているのをきっと感じていただけるでしょう。紅葉の名所として古くから名高い小倉山。今回はその中腹にある「常寂光寺」をご案内します。

散策も楽しい竹林の道

散策も楽しい竹林の道

写真:万葉 りえ

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JRの嵯峨野線(山陰本線)、阪急電車の嵐山線。さらに嵐電(京福電車)の嵐山線だけでなく、京都駅からバスもあり、アクセスも便利な京都嵐山。京都らしい風情の中の散策を楽しみに多くの人が訪れます。

この地に憧れたのは現代人だけではありません。王朝人も舟遊びや紅葉狩りを楽しんだという、昔からの景勝地なのです。嵐電の駅前のにぎやかな通りから、野々宮神社や大河内山荘へとつながる道では、空を覆うほどに伸びた竹林に京都らしさをたっぷり感じていただけるでしょう。その辺りから嵯峨野へと通じる道には、寄り道したくなる民芸品店やお休み処が点在しています。

藤原定家ゆかりの小倉山

藤原定家ゆかりの小倉山

写真:万葉 りえ

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常寂光寺があるのは、昔から紅葉の名所として知られていた小倉山の中腹です。藤原定家が『小倉百人一首』を編んだと言われている山荘の「時雨亭」があった小倉山。常寂光寺を開山した日ワ辮lも歌道への造詣が深かったので、様々な歌人のゆかりの地であったこの場所を選んだのではないかと考えられています。

まずは、仁王門から本堂へ続く石段の紅葉のトンネルの中を進んでいきましょう。

藤原定家ゆかりの小倉山

写真:万葉 りえ

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常寂光寺の本堂はもとは桃山城の客殿で、それを小早川秀秋の手助けを得て移築してきました。本堂付近でも、このようにやはり彩り豊かな紅葉が建物の周りにあふれます。

様々な景色が待つ 小路の先

様々な景色が待つ 小路の先

写真:万葉 りえ

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境内は山の斜面にいくつもの建物が点在しており、その間を小路がつなぎます。まっすぐに仁王門から本堂へ向かう階段だけでなく、少しわきへと入っていけば、違った風景がいくつも見られるのも常寂光寺の魅力です。
このように、苔に散り敷く鮮やかな紅葉も・・・。

様々な景色が待つ 小路の先

写真:万葉 りえ

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そして、常寂光寺では青々とした竹と紅葉が競艶します。嵐山から嵯峨野にかけては竹林も人気スポットですが、この鮮やかな色の対比もぜひ見ておいてほしい景色です。

山全体を包む紅葉

山全体を包む紅葉

写真:万葉 りえ

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重要文化財になっている美しい姿をした多宝塔も、1600年前後のものと考えられています。その周りも、鐘堂の周りも、山全体が赤や黄色の彩に包まれている常寂光寺。嵯峨野の寺々の中でも、ここが特に紅葉の名所として知られているというのは、この境内を周っていただけば納得していただけるはずです。

この美しさを愛でるには、速足では大変もったいない!ぜひ、時間をとって京都の秋を感じていってください。

秋の風情ある景色が満喫できる嵯峨野

秋の風情ある景色が満喫できる嵯峨野

写真:万葉 りえ

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写真でご覧いただいているのは、常寂光寺に近く、松尾芭蕉の門人だった向井去来が住んでいた落柿舎の様子です。芭蕉も訪れ『嵯峨日記』を記したというこの草庵は、秋になると門前の柿の木ごしに茅葺屋根が見えてますます鄙びた風情を醸しだします。
また、常寂光寺からほんの少し奥へ行けば、嵯峨天皇の勅願で創建された二尊院や、『平家物語』に登場する白拍子ゆかりの祇王寺もある嵯峨野。この地の寺々が秘めている様々な歴史を感じながら歩けば、いっそう趣深く思い出に残る旅になることでしょう。

常寂光寺 基本情報

嵐電の嵐山駅がある通りから4〜5時間程度で、一番奥にある化野念仏寺まで徒歩で往復することができます。それぞれに趣深く、大変風情を持った寺が多い嵯峨野。数多く周るより、惹かれるお寺でじっくりと季節を味わってみてはいかがでしょう。

住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号:075-861-0435
アクセス:JR嵯峨野線(山陰本線)嵯峨嵐山駅下車徒歩約15分。阪急電車 嵐山線、嵐電(京福電車) 嵐山線の嵐山駅下車徒歩約20分。京都駅からバスもあります。
拝観時間:9:00〜17:00

2017年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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