「横谷温泉旅館」は、ＪＲ「茅野駅」からバスで凡そ３０分。八ヶ岳中信高原国定公園の蓼科中央高原の入り口にある「横谷峡」の目の前に位置する一軒宿です。
宿の周辺に民家などの建物はなく、横谷峡の美しい自然が広がり、渓谷を眺めるにはこの上ない立地条件。ここは、標高１２５０ｍにあるので、夏は涼しく避暑に最適です。
ロビーは、客人の誰もが最初に訪れる場所で、宿の顔とも言える重要なところ。ロビーから横谷峡の自然が眺められるように、ガラス窓が大きく設けられていて、ロビーの床は、コルクを使った珍しい床になっています。フロントに使われている板は、１０００年間、地中に眠っていたニレ科の大木を使用し、ロビーには、１トンの炭が敷き詰められるなど、こだわりが沢山！
炭は、空気を浄化する働きやマイナスイオン効果があるので、窓から眺める美しい自然にプラスして、爽やかな空気が客人を出迎えてくれます。そして、こだわりはロビーだけにとどまらず、館内の内装は全国でここだけの燻製木材を使用し、壁や畳には備長炭シートを埋め込むなど、快適に過ごせるように、館内の至るところまで様々な工夫が凝らされています。
ロビーでは、バイオリンの演奏など、毎晩観覧無料のコンサートも実施されるので、優しい音色に心を和ませてみては如何でしょうか。（コンサートの内容は、日によって異なります。）
客間は、ロビー同様に窓が大きく設けられていて、渓谷の自然を一望しながら寛げます。植物の意気揚々とした生命力漲る緑が見られ、窓を開ければ、植物が放つ安らぎ効果のフィトンチッドが部屋まで入り込んでくるようで、部屋に居ながら森林浴が楽しめるなんて最高の癒しかも知れません。
そして、到着時に客人をもてなす茶菓子は、金つばなどの宿オリジナルのスイーツを用意。お菓子は、２００年の歴史ある会社と共同開発した、すべて有機のものを使用するなどこだわりのスイーツで、旅の疲れをホッと和ませてくれます。また、寝具の枕も大手寝具メーカーと共同開発した安眠効果のある竹炭入りの枕を用意するなど、少しでも安らげるように配慮されているのは、旅人にとって嬉しいところです。
宿では、黄金色の自家源泉も自慢の一つ。６種の湯巡りができ、中でも一番人気があるのが、こちらの巨石大露天です。巨石を使った宿で一番大きな湯船で、横谷渓谷のすぐ脇にあるので、眼下にダイナミックに流れる渓流が見渡せてロケーションは最高な露天風呂です。
温泉は、鉄分を多く含む含鉄泉と、単純炭酸泉をブレンドした混合泉。湧き出したばかりの温泉は透明ですが、空気に触れると茶褐色に変化し、浴槽に鉄分が沈殿して黄金色の濁り湯に。お湯に白色のタオルを浸けると、茶色に染まってしまうくらい濁りが濃い温泉です。
含鉄泉は、１回の入浴で、レバ刺し一皿分の鉄分が体に入ると言われていて、金運アップにも効果があるとされています。炭酸泉は、血行の循環を良くし、出世運にご利益があるそうで、一度に２つの泉質が楽しめる一挙両得の開運の温泉。それに加えて、渓谷の音が聞こえて安らぎのヒーリング効果もありますよ。（巨石大露天は、時間によって男女入替えで楽しめます）
そして、お一人や家族で温泉を楽しみたい時は、貸切露天風呂がお勧め。横谷峡を目の前に、誰にも邪魔されずに温泉を満喫することができ、じっくり入れば、更に金運パワーがアップするかのよう。こちらも、１００％の自家源泉の贅沢なお風呂です。（貸切露天風呂は有料。チェックイン時に予約制となります）
お楽しみの夕食は、食事処で頂けます。季節やプランによって内容は異なりますが、手前から時計回りに、いんげんの胡麻和え・川エビの素揚げなどの三種盛り・お漬物・きのこのみぞれ和え・ローストビーフ・刺身の盛り合わせ・なす田楽・ほうとう鍋など、地元の素材を使った美味しい料理ばかり。
刺身の盛り合わせに鯉が使われるなど、普段食べ慣れない珍しい食材にありつけます。鯉の刺身は、歯ごたえがあり、さっぱりとした味わい。この他、ちょっぴり変わったリンゴの天ぷら・信州そばなど、ここならではの本場の味も堪能できますよ。
宿では、事前に申し込みが必要ですが、車椅子の貸出や大浴場での介助入浴などの対応もあり、高齢者や障がい者にも優しいです。
「横谷温泉旅館」は、客人を心地良くもてなすサービスが盛り込まれています。心が再生されるかのような美しい横谷峡の自然美に触れながらゆったり過ごせる、極みの温泉宿です。
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(2024/4/20更新)
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