写真:藤谷 愛
地図を見る蔵通りからもほど近い「Banon」(以下、バノン)は、店主の白土さんが手間暇かけて作るスイーツやドリンクと可愛い雑貨が店内を彩る、2014年にオープンした雑貨カフェ。建物は築100年以上の二軒長屋の一軒で、2017年3月に改装が終わった外観も小江戸の町並みにしっくりと馴染む造りになっています。
写真:藤谷 愛
地図を見るこの建物をシャビーシックなテイストにする為、店主さんも解体やペイントを行い5カ月かけてこのお店を仕上げました。店内にある2階へ上がる急な階段など、町家づくりの名残のアイテムはそのままに、ゆったりとした時間を過ごせるインテリアは必見。観光途中に古本や雑貨が並ぶ店内でホッと一息、静かな時間を過ごしたい方にお勧めの場所です。
写真:藤谷 愛
地図を見るケーキ作りを10年以上学んだ経験から、白土さんが提供するスイーツや自家製シロップのドリンクは絶品揃い!その時々で旬な果物などを選んでスイーツメニューに反映する為、いつも同じメニューがあるとは限りませんが、それもまた魅力の一つ。写真は「ゆずソーダ」と「桃のスープをのせた桃パフェ」。パフェは下から順に、桃のコンポート→桃ゼリー→桃のスープ→桃のアイス・デラウェア・巨峰・パッションフルーツ・おいり菓子が彩り豊かに盛られた贅沢スイーツなので、メニューにあったときは注文必須です。
建物の魅力と美味しいスイーツを堪能できる古民家カフェ。川越らしいスポットです。
<基本情報>
住所:埼玉県川越市元町1-12-7
電話番号:049-277-4300
アクセス:西武新宿線・本川越駅から徒歩20分
営業時間:12:00〜18:00(月・火・水曜日休み)
写真:藤谷 愛
地図を見る川越城内にある商家は、江戸時代の課税システムによって間口の狭い造りですが、紹介する織り工房『英』の建物は川越城外にあるため間口が広い町家造りです。明治中期頃の建物と言われており、川越市の都市景観重要建造物にも指定されています。
以前は「恵比寿屋米穀店」というお米屋さんだったその広い土間に、織り工房『英』があります。
写真:藤谷 愛
地図を見るお米屋さんの廃業後は廃墟のような状態になっていたのですが、店主の溝井さんがリフォームをしながらも建物の梁や土壁を保存しつつ、以前あったお米屋さんのアンティークな機械もインテリアの一部として残した織り工房兼ショップは見応えがあります。そして、この年代物の建物とコントラストを成しているのが、溝井さんの次男「英」(ひで)さんが創作する色彩豊かなさをり織り作品なのです。
写真:藤谷 愛
地図を見るバッグ、アクセサリー、ポーチ、いきものシリーズ・がまぐちなど、商品は多彩かつユニーク。色遣いも静かなものもあれば鮮やかなものもありますが、その全てがしっくりと馴染む色合わせなので、使う人の年齢も選びません。手仕事の一点物なので、お土産やプレゼントにしても喜ばれること間違いなしですよ。
<基本情報>
住所:埼玉県川越市石原町1-6-7
電話番号:049-270-0922
アクセス:西武新宿線・本川越駅から徒歩20分
営業時間:11:00〜15:00(火曜日休み)
写真:藤谷 愛
地図を見る1961年築の長屋をまるでカフェのようにオシャレに改装したのが「すずのや おやさいとくだものとお酒と」。元々は青果店などが入っていた三軒長屋で、1階が店、2階が住居となっていました。青果店の名残で「フレッシュフルーツ 鈴木商店」の文字がうっすらと見えるレトロな外観にもグッときます。
写真:藤谷 愛
地図を見るお店の正面を全面ガラスの引き戸にしているので、店内はとても明るく「飲み屋」らしからぬオシャレな雰囲気。吹き抜け部分では建築当時の梁や天井をそのまま見ることもできます。当時木材が足りなかったのか、壁を作る為の間柱に障子やふすまの敷居を使った大工さんの荒業(?)も必見です。
すずのやの売りは、店名にもある「野菜」「果物」「お酒」。野菜は地元農園からの朝採れ仕入れがほとんどで、その内容によってその日のメニューが決まります。新鮮な果物をふんだんに使った自家製ドリンクメニューも多く、お酒においては常時20〜30種類の日本酒を用意。そのお酒が無くなればまた新しい地域のお酒を入荷するので、いつ行っても新しい料理や飲み物に出会うことができます。
飲み屋さんとしては珍しく午後2時開店。リノベーションの痕跡と飲食をゆったり楽しんでくださいね。
<基本情報>
住所:埼玉県川越市連雀町27−1
電話番号:049-272-7794
アクセス:西武新宿線・本川越駅から徒歩8分
営業時間:15:00〜22:00(月曜日休み)
写真:藤谷 愛
地図を見る大正から昭和にかけて多く作られた、建物の外壁に看板としての役割を持たせた「看板建築」。川越にはその代表的な建物があります。現在「手打そば 百丈(ひゃくじょう)」として使用されるこの建物は元は釣具店でした。外壁には当時の「つり具」の文字がそのまま残っています。アールデコ真っ盛りだった昭和5年の建築。「幾何学」「左右対称」というその特徴を堪能できる美しい建物です。
写真:藤谷 愛
地図を見る平成10年開店の百丈の内装はカフェを思わせるモダンな造りで、写真の1階に加え、お客さんが増えると座敷のある2階も使用。釣り具店時代には住居だった2階のアンティークな雰囲気もお勧めです。小さなお子さん連れのグループには最適のお部屋ですよ。
写真:藤谷 愛
地図を見る福島県喜多方市山都町のそば粉を使用した百丈のお蕎麦はニ八蕎麦。香り高く、甘味が強いことが特徴のそば粉です。お勧めは写真の「鴨南もりそば」。肉厚の大きな鴨肉が2枚も入ったつけ汁に、水でキリッと締めた冷たいお蕎麦をつけてどうぞ。また、外はカリッ、中はフワッと揚がった写真の油揚げステーキもお勧めで、お蕎麦の前に日本酒と合わせたい逸品です。
<基本情報>
住所:埼玉県川越市元町1-1-15
電話番号:049-226-2616
アクセス:西武新宿線・本川越駅から徒歩15分
営業時間:11:00〜17:00(木曜日休み)
写真:藤谷 愛
地図を見る明治8年に創業、平成12年に廃業した造り酒屋「鏡山酒造」。跡地に残った3つの蔵を当時の面影を残しつつ大改装し、平成22年に「小江戸蔵里(くらり)」としてオープンしました。写真の「明治蔵」(明治中期築)は川越市を中心とするお土産品が一挙に集まったお土産処。その隣にはお食事ができる「大正蔵」(大正初期築)、お弁当や地場野菜を取り扱う「昭和蔵」(昭和6年築)があります。
いずれの蔵も国の登録有形文化財で、吹き抜けの天井には建築当時の梁がそのまま残され存在感ある建物に生まれ変わっています。
写真:藤谷 愛
地図を見る観光客にとって必訪なのは「明治蔵」。川越を中心とする埼玉県の70〜80社(店)からセレクトしたお土産にピッタリの商品が並びますが、天井を見上げることもお忘れなく。梁や柱が美しくライトアップされ、感嘆の声を上げる観光客も少なくありません。
写真:藤谷 愛
地図を見る明治蔵では鏡山のお酒を飲むことも買うこともできます。廃業後、「歴史ある街にもう一度酒蔵を」という思いで同業者が集まり旧鏡山酒造から商標を譲り受け、平成19年に「小江戸鏡山酒造」として再生したのです。
多くの日本酒が並ぶ店内。「どれがいいのか分からない」という方は常時10種類前後のお酒のある有料試飲でテイスティングしてみましょう。貴方にピッタリのお酒を店員さんも親切丁寧にアドバイスしてくれますよ。
<基本情報>
住所:埼玉県川越市新富町1−10−1
電話番号:049-228-0855
アクセス:西武新宿線・本川越駅から徒歩3分
営業時間:【明治蔵】無休(臨時休館日あり)
10:00〜18:00(11〜6月)、11:00〜19:00(7〜10月)
いかがでしたか?古い建物を斬新に変身させたお店の数々が並ぶ川越の町は、特に建築やインテリアに興味のある人には垂涎の場所。加えて、そこで川越らしいものを買うことが出来たり、食べたりできれば言うことなしですよね。ぜひ一度小江戸川越を訪問してみてくださいね。
2017年9月現在の情報です。最新情報は記事下「関連MEMO」にある公式サイトで随時ご確認ください
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