運がべったり!東京「日本橋べったら市」は大賑わいの2日間

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運がべったり!東京「日本橋べったら市」は大賑わいの2日間

運がべったり!東京「日本橋べったら市」は大賑わいの2日間

更新日:2017/10/06 16:04

織笠 なゆきのプロフィール写真 織笠 なゆき トラベルライター、御朱印収集家、狛犬愛好家

「日本橋べったら市」は、東京・日本橋の宝田恵比寿神社周辺で江戸時代から続くお祭りです。毎年10月19日と20日の2日間にわたって開催され、名物の「べったら漬け」の店や飲食店、江戸文化を今に伝える老舗など、たくさんの露店が並びます。いつもはスーツ姿の人が多いビジネス街の、大賑わいの2日間。宝田恵比寿神社で御朱印がいただけるのもこの時だけです。伝統の味や掘り出し物を求めて、出かけてみませんか。

古来より崇敬を集める「宝田恵比寿神社」

古来より崇敬を集める「宝田恵比寿神社」

写真:織笠 なゆき

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「宝田恵比寿神社(宝田神社/寶田恵比寿神社)」は、1606年の江戸城拡張に際し城内になってしまうからと換地を命ぜられた「宝田村」という村の鎮守社で、村の移転とともに現在の場所に遷座しました。御神体の恵比寿像は徳川家康公より寄進されたもので、名匠運慶の作と伝えられています。

「宝田村」は、千代田村・祝田村と並び、太田道灌が江戸に城を築くきっかけの一つになったといわれる縁起のいい名前。村を率いた馬込勘解由が三伝馬取締役に出世したことに因んで地名は「大伝馬町」に変わりましたが、「宝田」の名残は社名に残されています。

古来より崇敬を集める「宝田恵比寿神社」

写真:織笠 なゆき

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御祭神は、事代主命・少彦名命・大国主神・大己貴命・素盞嗚命。大伝馬町が金銀為替や駅伝、水陸運輸などの役割を担い、江戸の商業発展に大きく貢献したことから、「宝田恵比寿神社」は商売繁昌・家族繁栄・火防の守護神として、広く崇敬を集めました。

「宝田恵比寿神社」のお社は控えめな大きさなので、「日本橋べったら市」の人ごみの中でどこにあるか迷ったら、神社の目の前の道路に掲げられたこの大提灯を探しましょう。高い位置にあるので、遠くからでも見つけやすいですよ。

一帯は祭り一色に!「べったら市」は日本橋の秋の風物詩

一帯は祭り一色に!「べったら市」は日本橋の秋の風物詩

写真:織笠 なゆき

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毎年秋、10月19日と10月20日の2日間、「宝田恵比寿神社」の周辺では「日本橋べったら市」が催されます。元は10月20日の恵比寿講に使う品を準備する人々に向けて立った市でしたが、ここで売られた「べったら漬け」が評判となり、いつしか「べったら市」と呼ばれるようになりました。

一帯は祭り一色に!「べったら市」は日本橋の秋の風物詩

写真:織笠 なゆき

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普段スーツ姿のビジネスマンが行き交う界隈が、この時ばかりは祭りの装いに大変身。平日開催になった年でも、たくさんの人でにぎわいます。

写真の右側は、1653年創業の和紙専門店「小津和紙」のバックヤード。店舗内で売られている和紙製品ももちろん素敵なのですが、「日本橋べったら市」の日にこのバックヤードで行われる紙製品の売り出しは格安で、開店前から行列ができるほどの人気です。

皮つき派?皮なし派?べったら漬けは味見して決めよう!

皮つき派?皮なし派?べったら漬けは味見して決めよう!

写真:織笠 なゆき

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「べったら漬け」は飴と糀で大根を漬けこんだもので、甘みのある独特な風味が評判です。第十五代将軍徳川慶喜公も好んで食されていたのだとか。昔、若者が買った漬物を縄で縛って振り回し、「べったりつくぞ〜」と着物姿の参詣客をからかったことから、「べったら漬け」と呼ばれるようになりました。

飴を使った漬物を着物につけられたりしたらたまったものではありませんが、その味わいだけでなく“運がべっとりとつく”縁起物としても人気で、何本も買っていく人も多いです。

皮つき派?皮なし派?べったら漬けは味見して決めよう!

写真:織笠 なゆき

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べったら漬けには皮つきのものと皮なしのものがあります。皮つきはコリコリとした歯ごたえを楽しめますし、皮なしはより甘みを感じるのでお子様にも食べやすいと思います。味見ができるお店が多いので、お好みのものを選びましょう。

とっておきの伝統工芸品を手に入れよう

とっておきの伝統工芸品を手に入れよう

写真:織笠 なゆき

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1718年創業の「日本橋 江戸屋」は、刷毛屋の老舗。初代利兵衛は七代将軍徳川家継公の時代に将軍家お抱えの刷毛師に任じられ、その後「江戸屋」の屋号を賜り開業したそうです。職人の技によって仕立てられた刷毛やブラシは、大工や料理人、他の伝統工芸の職人たちなどにも重宝されてきました。

「日本橋べったら市」の期間中は、化粧用ブラシや洋服ブラシなど、家庭でよく使われるような商品がお値打ち価格で店頭に並びます。江戸時代から続く老舗の一品を、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、「日本橋 江戸屋」の建物は昭和初期の建築で、国の有形文化財に登録されています。レトロな風情の“建築美”と、刷毛やブラシの“用の美”を堪能できるスポットです。

とっておきの伝統工芸品を手に入れよう

写真:織笠 なゆき

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食べ物以外の買い物としてもう一つおすすめなのが、「江戸切子の店 華硝」の江戸切子製品。伝統的な柄や華硝オリジナルの柄など、繊細で美しいデザインは見ていて飽きることがありません。2008年の洞爺湖サミットの際には国賓への贈呈品としても採用されており、世界的にも高い評価を得ています。

実は日本橋大伝馬町は江戸切子発祥の地。ビードロ屋を営んでいた加賀屋久兵衛という人が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻を施したのが始まりと伝えられています。そんな始まりの地で、伝統技術に新しい風を織り交ぜ昇華する江戸切子。自分へのご褒美や贈答用にいかがでしょう。

参拝の証とべったら市の記念に「宝田恵比寿神社」の御朱印を

参拝の証とべったら市の記念に「宝田恵比寿神社」の御朱印を

写真:織笠 なゆき

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「宝田恵比寿神社」は普段はほぼ無人ですが、「日本橋べったら市」の2日間だけは御朱印をいただくことができます。授与時間は昼12時から夕方17時ごろまで。「日本橋べったら市」自体は夜22時まで続きますが、夕方からは混雑が増すため頒布を終了しています。

御朱印は、中央に恵比寿様の印が押された縁起のよいデザインです。「日本橋七福神めぐり」の一社でもある「宝田恵比寿神社」。ぜひ「日本橋べったら市」の2日間に参拝して、御朱印やお守りをいただいてみてはいかがでしょうか。

前述の「小津和紙」では、デニム柄などおしゃれで個性的な御朱印帳を取り扱っています。そろそろ御朱印帳を新調しようという方は、ぜひのぞいてみてくださいね。

「宝田恵比寿神社」と「日本橋べったら市」の基本情報

<宝田恵比寿神社基本情報>
(宝田神社/寶田恵比寿神社)
住所:東京都中央区日本橋本町3-10-11
電話番号:090-4674-7071(日本橋恵比寿講べったら市保存会)
アクセス:東京メトロ「小伝馬町駅」から徒歩約2分/または、JR「新日本橋駅」から徒歩約3分

<日本橋べったら市基本情報>
エリア:宝田恵比寿神社周辺
開催日:毎年10月19日・20日(曜日を問わない)
開催時間:10:00〜22:00

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/20 訪問

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