大阪府交野市に位置する「交野山」は標高341mで、頂上付近に「観音岩」を持つ霊山です。日中はお気軽ハイキングや登山として人気がありますが、日没後はほとんど人が訪れない極秘スポット!そのため、夜景を見るのであれば明るいうちから訪問しておきましょう。
「観音岩」とはどんなものか?それは山頂付近からせり出した岩のことで、岩の上に上れば非常に良い眺めを見ることができます。外観は下の写真の通りの複数の岩で形成された巨大な塊で、昼間ですと岩の上で持参したお弁当を食べるととても気持ちが良いですよ。
写真:木村 優光
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写真:木村 優光
地図を見る「交野山観音岩」から見ることのできる夜景は、主に目の前の交野市や枚方市、寝屋川市の街並みに加えて、はるか西方には大阪市の街並みを見ることができます。太陽が沈む方角ですので、日没30分後付近は上の写真のように素晴らしい眺めを見ることができますよ。
どうです、この素晴らしい眺め?!日頃の嫌なことをすべて忘れさせてくれそうで、一人で訪問して、日没後の眺めを静かに見つめるのも良いでしょうね。ただし女性の一人訪問はオススメできません。
なお、夜景を見るには「観音岩」に上りますので、転落しないように十分に注しましょう。特に夜景がきれいに見ることができる雨上がりは非常に滑りやすくなりますので、夜景に夢中になって足を滑らさないようにしましょう。
「交野山観音岩」へのアクセスは、夜景目的であれば車での訪問をオススメします。その場合は交野カントリー倶楽部の駐車場を使用せず、手前のいきものふれあいの里駐車場付近に停めるようにしましょう。
そこから徒歩で約10分、ハイキング気分で交野カントリー倶楽部の玄関前までアクセスしたら、そこから山道へと突入!3塔の鳥居をくぐり、写真のような険しい直角階段を1カ所上れば「観音岩」もすぐ目の前!
したがって、夜景を見に行く場合でもハイキングする格好で望むことをオススメします。間違ってまでもサンダルやハイヒールでのアクセスは厳禁!そして夜景を見た後の帰路は外灯が一切ない真っ暗な道ですので、懐中電灯の持参も必須です。
写真:木村 優光
地図を見る「十三峠展望広場」は大阪府八尾市と奈良県生駒郡平群町との境目に位置し、「有料道路である信貴生駒スカイライン内の十三峠から見る夜景も非常に素晴らしいものがあります。そんな有料スポットを斜め上に見る位置に、無料の「十三峠展望広場」があります。
有料側から見る夜景とそれほど高度が変わらないため、写真のように素晴らしい眺めを見ることができます。そして何といっても「十三峠展望広場」からは車に乗ったまま夜景を楽しむことができるため、寒い冬場でも外気温を気にせず、暖かい車の中から観賞ができます。
見える方角は真下の八尾市や東大阪市をメインとして、はるか彼方には大阪市街のまばゆい夜景を望むことができます。見える向きは北西ですので、日没30分後は綺麗な夕焼け空の下、徐々に光が増してゆく夜景を見ることができますよ。
写真:木村 優光
地図を見る「十三峠展望広場」へは奈良県側からアクセスすると感動度合がかなり高くなります。というのも、大阪府と奈良県の府県境には信貴生駒スカイラインをくぐるトンネルがあり、トンネルを出たら突然夜景が広がるため!
ちょうどアングル的には下の写真のように、車の前面が大阪平野に向いて夜景を眺めることができます。スポット名からも読み取れるように、「十三峠展望広場」は駐車広場となっていて、車を数台止めることができます。
ただし、週末などの休み前の夜になると、地元ナンバーの車が夜景を見に来るため、夜景を綺麗に見ることができる広場最前列はかなりの競争率が激しい状態に!そのため、可能であれば平日に訪問しましょう。
写真:木村 優光
地図を見る「十三峠展望広場」は人気が高い夜景スポットであることを上で紹介しましたが、混雑しすぎて広場の最前列までたどり着けないからといって、戻ってしまうのは勿体ない!同じようなアングルでなおかつ穴場、皆無状態のスポットが大阪側へ少し降りたところにあります。
「十三峠展望広場」から大阪方面へ車で数分、坂道を下ると、右手に10台弱の駐車場があります。ここが穴場スポットの「水呑地蔵尊」!名称からして夜間は進入を拒みたくなりそうですが、そこが穴場の証拠!
車を降りて2分ほど散策路を進むと突然寺院境内になります。夜の寺院、なるべくなら近づきたくないですよね?しかし勇気を出して鐘楼の横を通り、東屋まで進んでみましょう。すると目の前には?!
写真:木村 優光
地図を見る地蔵尊の東屋から見える夜景は、約180°の視界で、大阪平野を一望!大げさかもしれませんが大阪平野の先には地平線が見えるようで、素晴らしいの一言です。手前には星屑をばらまいたような平野部が広がります。
一つ上の「十三峠展望広場」から見る視界よりも広く、どちらかというと「信貴生駒スカイライン」の十三峠から見る夜景に近いです。無料にしてここまで素晴らしい夜景を見ることができれば、感無量ではないでしょうか。
写真:木村 優光
地図を見る行きにやや恐めだった鐘楼も、帰路に反対側から眺めてみると?!夜景が背景に見えるため、怖さもほとんどなくなり、どちらかというと感動指数が上回っているでしょう。夜景背景の鐘楼もかなり乙なものです。なお鐘楼はむやみに鳴らさないようにしましょう。
写真:木村 優光
地図を見る「高尾山」は大阪府柏原市に位置し、生駒山系で最南端にあたります。山頂は標高278mと意外にも低く、眺めに関しても木々が視界を遮り、良いとは言えません。しかし、山頂から下がった場所には木製の展望台があり、そこからの眺めは良好!
木製展望台から大阪平野方面を眺めてみると、ちょうど目の前には八尾空港の滑走路を見ることができます。夜間はカラフルな誘導灯に明かりが灯り、周辺の夜景に花を添えています。
滑走路の向きも自分が立っている「高尾山」の展望台から大阪市内方面へ向いていて、自分が今から飛び立つような錯覚に陥り、見ていて面白い夜景です。その先には大阪市内のまばゆい夜景を見ることができます。
写真:木村 優光
地図を見るアクセスは車のみとなり、国道170号線から分かれて信貴生駒スカイラインの南側出口や信貴山を目指すルートの途中にあるため、それほど迷うことはありません。しかし道幅が片側1車線とはいえ狭くなっていますので、運転には十分に注意しましょう。
途中、左側に小規模な鳥居が見えたら、「高尾山」の入り口になります。山頂へアクセスするのであれば鳥居をくぐって上り坂の山道をアクセスしますが、夜景目的であれば下り坂となる山道へと進んでいきましょう。
道なりに進んで、アップダウンを繰り返すと、目の前に木製の展望台が現れますので、そこが目的地になります。車を停めた鳥居前から歩くこと約5分ほどですが、外灯は一切ないため、懐中電灯の持参をオススメします。
写真:木村 優光
地図を見る生駒系列の山は南北に約20km弱の長さを誇るため、上で紹介した以外にもたくさんの夜景スポットが存在します。生駒山系の穴場夜景スポットを発掘する旅なども面白いでしょうね。発見した時の喜びは相当なものになります。
今回紹介した夜景スポットにとらわれずに、有料の信貴生駒スカイラインへ入って、極上夜景を観賞するのもOK!また昼間は生駒縦走と称してハイキングを楽しむのも良いでしょう。いろいろな楽しみ方が詰まった生駒山系、なかなか見逃せませんよ。
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