「ホテル ザ セレスティン京都祇園」は、古都の風情を残す歴史的価値のある地区として京都市が歴史遺産型美観地区に指定した東地区・八坂通に面しています。京都の伝統的な建築である入母屋屋根の重厚感ある外観は、道行く人がつい足を止めてしまうほどの存在感を放つ。
風情のある町並みに佇む京都らしい外観も美しいけど、ホテル内へ一歩足を踏み入れると、想像を超えた世界観が広がっているんです。言い換えれば、エントランスの先に結界のような別世界への入口があります。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る重厚感ある木製の扉を抜け、落ち着いたお香の香りに誘われるようにホテル内へ進むと高さ約6m、2層吹き抜けの空間が。エントランスは1階に位置していて、地下1階がロビーとなります。1階から地下のロビーまでは、エレベーターもありますが荷物はホテルの方に預けて、ぜひロビーへと続く階段を降りてみてください。吹き抜けの大きな窓いっぱいに緑を映す竹林は、一枚絵のように美しい。
エントランスから客室まで進む間にいくつかの庭を眺めることができます。奥へ進むほどに時代を遡り、山深い風景になるようストーリーが工夫されています。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るホテルが建つ敷地はかつて、京都最古の禅寺と伝わる建仁寺の領地内だったそうです。境内には茶室があり、その歴史を再現するようにロビー階は茶室に見立てられています。
チェックインは、竹林の緑と優しい木漏れ日が差し込むソファに座って手続きとなります。到着するとまず京都を代表する日本茶専門店・一保堂のお茶のウェルカムドリンクが。茶室に見立てたロビーで味わう一杯のお茶は、旅の疲れを吹き飛ばすうれしいおもてなしです。お茶とおしぼりの温度は、季節に応じて変えて提供されるそう。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「ホテル ザ セレスティン京都祇園」の総客室数は、ツインベッドルームを中心に全157室。心地よい規模の部屋数と宴会場を有しない宿泊主体型だから、静かなプライベート空間が保たれています。静かに過ごしたいご夫婦や恋人、母娘旅にぴったり。
白を基調にした客室は、シンプルで上品。透明感のあるクールなリラックス感がデザインされています。夜になるとペンダントライトや間接照明だけで構成される照明デザインが温かく艶っぽい雰囲気を演出。古都京都が持つ、ミニマルな美意識を象徴するようなデザインとなっています。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る客室は全て、靴を脱ぐスタイル。客室には、館内移動時の下駄も用意されているので、旅の疲れを脱ぎ捨てて素足で寛ぐことができます。
マットレスは、全世界の高級ホテルが支持するサータ社製。枕は、マシュマロみたいな柔らかい感触とほどよい固さに定評のあるマルハチプロの「Sleep Arist」を採用。温かみのある照明デザインと安眠を誘う寝具で旅の疲れを癒しましょう。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るホテルのブランドコンセプトのひとつにその土地ならではの体験を掲げています。客室でほっと寛ぐひと時にも京都らしいアイテムが。京都の伝統工芸のひとつ清水焼の茶器セットと珈琲碗を全客室に用意されています。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るバスアメニティーは、フランス発祥の「THEMAE(テマエ)」。このブランドを客室アメニティに導入しているホテルは数少ない。日本の茶道に魅せられた創業者がお茶のエッセンスを配合して作った自然由来のブランドとなります。
全客室のタオルは全て今治タオル。吸水性はもちろんのこと、厚手なのにやわらかな肌触りのジャパンクオリティの上質感がいい。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「ホテル ザ セレスティン京都祇園」内には、宿泊者専用の大浴場があります。大浴場利用の際に重宝するのが、湯かご。1人に1つ用意されているので、着替えを入れて持ち歩くことができるので便利です。下着などを入れる和柄の巾着やデリケートな洋服を包むのにうれしいオリジナル風呂敷など利用者目線のうれしいアイテムと言えます。
風呂敷と巾着は、お土産として持ち帰りも可能。風呂敷は、かさばらず、包むものに合わせて利用できる旅の便利アイテム。次の旅先でも重宝しそう。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「ホテル ザ セレスティン京都祇園」内に唯一入っているレストランが京都八坂通りの天ぷらの名店「八坂圓堂」となります。創業1世紀を超えて愛される老舗料理店です。夜の営業に加えて、老舗の味を朝食でいただくことができます。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る朝食は、揚げたての天ぷらやおばんざいが並ぶ和洋ビュッフェスタイル。ライブキッチンでは、料理人が目の前で揚げてくれる季節野菜の天ぷらが美味しい。繊細で軽やかな味わいの天ぷらに感動です。そして、長年愛される老舗はいつでも新しい!!ぷりっぷりなエビフライが入った天むすや天ぷらを挟んだバーガーも並びます。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るごはんに良く合うおばんざいが中心のビュッフェメニュー。小さな小鉢や小皿に美しく盛り付ければ、朝から八坂圓堂のコース料理気分が味わえます。そして、ぜひ味わっていただきたいのが10品目のサラダ。根菜やトマト、葉物野菜が体裁よく盛り付けられています。サラダは、ひとつひとつの食材のレベルが高く、野菜の甘さと旨みがぎゅっと詰まったごちそうです。
古刹めぐりや庭園めぐりなど、京都旅はとにかく歩く。観光で歩き回った身体をゆっくりほぐすのにホテル内の大浴場はうれしい。ホテル滞在のいくつもの場面で出会う趣向に富んだ庭は、湯船の目の前にも配置されています。坪庭を借景に陰影のある落ち着いた雰囲気の大浴場は、疲れを洗い流すヒーリング効果抜群です。
「ホテル ザ セレスティン京都祇園」の入口には、鎮静の森の中に入った時のような静けさの境界線があります。国際的な観光都市である京都の旅は、たえず人の往来がある“動”の世界。ホテル内は、対照的な“静”の世界。
まるで森の中にいるような空気感を演出している庭やわびさびの美意識が光るアート作品などホテル自体の上質なデザインも滞在の楽しみのひとつ。喧騒を避けて、静かな環境でゆっくり休みたい方におすすめしたい滞在先です。
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(2024/4/20更新)
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