ご紹介する「白船グランドホテル」は、長野県の西部にある乗鞍岳と上高地の山間に位置する白骨温泉街にあります。2005年、観光経済新聞社から人気温泉旅館ホテル250選に認定された人気のホテルです。
白骨温泉は、小説家「中里介山」が小説「大菩薩峠」の中で「白骨」と書いたことから、全国に名を知らしめた名湯。「三日入れば三年風邪をひかない」と言われる効能豊かな温泉です。
浸かるだけでなく、温泉を飲むと尿酸や糖尿を排出される働きがあり、痛風・糖尿病・肝臓病・慢性消化器病・便秘などに効果があるとされていて、温泉街では飲泉所が設けられているほど。こちらは、ホテルから徒歩3分のところにある飲泉所で、気軽に飲泉を楽しむことができます。
温泉は、硫黄成分が入っているためか、口に含むと花火の火薬のような独特な風味と、舌に酸味が残る不思議な味わい。匂いがあって飲むのに少し抵抗がありますが、ホテルでは、白骨温泉を使った美味しい名物料理にありつけるのです。
※飲む場合は、就寝前の飲用を避けるなど、飲泉所に書かれた注意書きの飲泉方法などをよくご覧になってからご利用下さい。
こちらは「温泉豆乳鍋」です。夕食時に出される名物料理で、宿泊者に限って食べることができます。豆乳の風味を生かしつつ、隠し味に温泉を加えたホテル特製の料理です。
具材は、季節によって異なりますが、白菜・しめじ・かきの木茸・ネギ・鶏肉・金目鯛などの具が入ったボリューム満点の鍋料理。沢山のきのこや野菜が入っていて、とってもヘルシーなので、女性には特にお勧め。
温泉が入っているためか、まろやかであっさりとした後引く絶妙な味わい。白い豆乳が白骨温泉をイメージしていて、見た目も楽しめるこだわりの一品。美味しく食べられて、その上温泉の効能も得られるなんて、一石二鳥です。
豆乳鍋に続いて、こちらは「温泉粥コロッケ」です。コロッケの中に、温泉で一晩漬け込んで炊き上げたお粥を使ったオリジナルのコロッケで、外はサックサクッとした食感に、とってもクリーミィーなお粥入りが入ったちょっぴり変わったメニュー。温泉の臭さがなく、口どけが堪らない上品な味です。
この他に、信州サーモン・大岩魚のお造り・信州そば・南京豆腐など、温泉料理以外に地元素材にこだわった信州ならではの料理も味わえます。
温泉を使った料理は、夕食だけに留まらず、極めつけは朝食に出されるこちらの「温泉粥」です。温泉で、お米をじんわりふっくら炊き上げたお粥で、お米の甘みや温泉の硫黄の香りがふんわりとする素朴でシンプルな味。
朝の空っぽの胃に優しく、体中に温泉パワーが染み渡るような温かさで、体内から温泉効果を確実に吸収できるような朝にぴったりな逸品です。
ホテルは山間地にあるため、館内の水は湧き水を利用。ホテルの入口脇では、湧き水が汲める吐水口があるので、美味しい湧き水を持ち帰ることができますよ。
ホテルでは、源泉かけ流しの名湯も料理と一緒に楽しまれてみては如何でしょうか? 温泉は白骨温泉のいずれの宿でも入れますが、温泉を使った温泉粥コロッケや豆乳鍋など、名物メニューは「白船グランドホテル」だけ! 温泉に浸かるだけじゃなく、美味しく温泉料理を食べて体内から元気をチャージしてみては?
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