人気の行楽地で横浜の歴史に触れる!横浜市「野毛山公園」

人気の行楽地で横浜の歴史に触れる!横浜市「野毛山公園」

更新日:2019/04/16 11:19

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
桜木町駅と言えば横浜みなとみらい地区の玄関口。今回はみなとみらい地区とは反対側に出てみましょう。桜木町駅の南西側には「野毛山」と呼ばれる小高い丘があり、丘の上には「野毛山公園」という公園が設けられています。無料の動物園や開放感溢れる広場などが人気で、地元の人たちの身近な行楽地として親しまれている公園ですが、歴史的な由来も興味深いのです。野毛山公園の魅力をご紹介しましょう。

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明治の豪商が邸宅を構えていた野毛山の地

明治の豪商が邸宅を構えていた野毛山の地

写真:沢原 馨

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桜木町駅から西口へ出て、庶民的な雰囲気の野毛の町を通り抜け、坂を上れば緑濃く木々の茂った丘の上です。丘は「野毛山」と呼ばれ、「野毛山公園」という公園になっています。

野毛山は横浜の中心市街を見下ろす好立地で、明治から大正期にかけては原富太郎や茂木惣兵衛といった豪商が邸宅を構えていた場所でした。それらの邸宅は残念ながら関東大震災で壊滅、その跡地に震災からの復興事業のひとつとして「野毛山公園」が設けられたのです。開園したのは大正15年(1926年)、なかなか歴史の古い公園なのです。横浜の歴史に興味のある人なら、それだけで訪ねてみたくなる公園ですよね。

明治の豪商が邸宅を構えていた野毛山の地

写真:沢原 馨

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園内には入場無料の「野毛山動物園」や開放感に溢れた丘上の広場などが設けられ、身近な行楽地として地元の人たちに親しまれています。行楽シーズンの休日になれば、横浜市内外から大勢の行楽客が訪れて賑わいます。地元の人に交じって、野毛山公園を楽しみましょう。

中心市街を見下ろす展望所で横浜の歴史に思いを馳せよう!

中心市街を見下ろす展望所で横浜の歴史に思いを馳せよう!

写真:沢原 馨

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園内南側に設けられた広場の一角、丘の端の地形を利用して展望所が設けられています。展望台に立てば、左手にランドマークタワーの姿が見え、正面には市街地の向こうにベイブリッジを見ることができます。が、この展望所で見るべきなのは、正面に横たわる横浜の市街地そのものなのです。

中心市街を見下ろす展望所で横浜の歴史に思いを馳せよう!

写真:沢原 馨

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展望所からは関内駅周辺の、まさに横浜の中心市街を見渡せます。その辺りは、1600年代の初め頃までは遠浅の入り江、すなわち海でした。ちなみに、その入り江の入口に横に延びていた砂州が「横浜」の地名の由来です。

1600年代の中頃、江戸の木材・石材商だった吉田勘兵衛がその入り江を埋め立て、新田を開墾しました(「吉田新田」と呼ばれています)。その後さらに埋め立てが進み、建物も建てられるようになっていきます。そして横浜開港。国際都市として発展する横浜の中心地となってゆくのです。

中心市街を見下ろす展望所で横浜の歴史に思いを馳せよう!

写真:沢原 馨

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展望所から見下ろす町並みは、今は何の変哲も無い都会の町並みですが、400年ほど時を遡ればそこは海。入り江が埋め立てられ、やがて都市として発展してゆく様子を、想像力を働かせて思い浮かべてみるのも楽しいですよ。展望所にはそうした歴史の簡単な解説が設置されています。ぜひ目を通してみてくださいね。

野毛山動物園は入場無料!家族の行楽にもデートにも好適

野毛山動物園は入場無料!家族の行楽にもデートにも好適

写真:沢原 馨

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野毛山公園の中に設けられた野毛山動物園は、入場無料。駅からすぐという立地の好条件もあって、休日には大勢の家族連れやカップルで賑わっています。公園開園当初は日本庭園だった一角(震災前は茂木惣兵衛の別荘が建っていました)を、戦後になって動物園に改修したのです。1999年(平成11年)にズーラシアが開園した際、それに伴って野毛山動物園の閉園も検討されましたが、存続を望む市民の声も多く、リニューアルを経て現在も親しまれています。

野毛山動物園は入場無料!家族の行楽にもデートにも好適

写真:沢原 馨

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動物園はそれほど広大な敷地ではありませんが、ライオンやキリン、シマウマ、ワニ、フラミンゴ、レッサーパンダなど、人気の動物たちが来園者を迎えてくれます。子ども連れのファミリーにはもちろん、カップルのデートにも楽しいですよ。

野毛山動物園は入場無料!家族の行楽にもデートにも好適

写真:沢原 馨

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動物園の園路脇に、かつて横浜市電で使われていた「1500型」の車両が展示されています。“展示”とは言っても、自由に中に入れるので子どもたちに人気です。鉄道関連の事物に興味のある人なら見ておきたいのでは?

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野毛山は「近代水道発祥の地」、今は横浜市西区の“水瓶”

野毛山は「近代水道発祥の地」、今は横浜市西区の“水瓶”

写真:沢原 馨

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展望所の横手に、フェンスに囲まれて野毛山配水池の施設が設けられています。ここは明治20年(1887年)に日本最初の近代水道が創設されたとき、浄水場が設けられた場所でした。その浄水場は関東大震災で壊滅、その後は水の備蓄を担う施設が設けられました。今でも、ここの水が横浜市西区全域の需要をまかなっているのですよ。

野毛山は「近代水道発祥の地」、今は横浜市西区の“水瓶”

写真:沢原 馨

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園路脇に「近代水道発祥の地」碑として、水道創設の際に顧問工師長を務めていたヘンリー・スペンサー・パーマーの胸像が建てられています。パーマーは横浜の築港工事や他の都市の水道事業でも功績を残し、今は東京の青山墓地に眠っています。真っ直ぐに前を見据えたパーマーの胸像は、ちょっと誇らしげな表情に見えます。現在の我々が安全な水環境に恵まれているのも、こうした人たちのお陰ですね。

「近代水道発祥の地」、横浜の歴史や“発祥の地”というものに興味のある人なら一度は訪ねてみたいところですよね

広場で過ごす公園の休日、ランドマークタワーも見える

広場で過ごす公園の休日、ランドマークタワーも見える

写真:沢原 馨

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展望所の南側には開放感のある広場が設けられています。木陰にシートを敷いてお弁当を広げる家族連れも多いところです。広場の西側から東側を見ると、園内の木々の向こうにランドマークタワーが聳えています。丘の上の広場で、ランドマークタワーを眺めながらのランチ、なかなか素敵なひとときですよ。

広場で過ごす公園の休日、ランドマークタワーも見える

写真:沢原 馨

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野毛山公園は地元の人たちに人気の行楽地で、休日には大勢の家族連れやカップルが訪れます。そうした人たちに混じって、野毛山公園でのひとときを楽しんでみてはいかがでしょう。桜木町駅周辺でテイクアウトのランチを調達しておくのがお勧めです。動物園を満喫した後は、展望所からの眺めを楽しんで、それから丘の上の広場での“青空ランチ”、楽しいですよ。

野毛山公園は“観光名所”として語られる機会は少ないのですが、明治期に豪商たちが邸宅を構えていた丘だという点や、関東大震災からの復興事業として整備された公園であること、そしてまた「近代水道発祥の地」など、横浜の歴史に興味のある人なら訪ねてみたい場所なのですよね。動物園東側の林地となった区域には「佐久間象山顕彰碑」や中村汀女の句碑も建っています。興味のある人は探してみましょう。

初めて横浜を訪れるという方にお勧めするには少しマニアックな場所ですが、“何度目かの横浜”という方にはお勧めしたいところです。“ベイエリアの観光スポットや山手辺りは一通り行ったことがある”という方、次は野毛山ですよ。

野毛山公園の基本情報

住所:神奈川県横浜市西区老松町63−10
電話番号:045-231-1307(公益財団法人横浜市緑の協会)
アクセス:桜木町駅(JR、横浜市営地下鉄)から徒歩約15分、京急線日ノ出町駅から徒歩約10分

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/15 訪問

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