写真:鮎川 キオラ
地図を見る皆さんにとって東京駅は終着駅ですか?始発駅ですか?それとも旅先へ乗り継ぐための中継地点でしょうか?仕事や観光、知人を訪ねてなど色んな思いをもった方が日々利用されていると思います。
この丸の内駅舎リニューアル開業を機会に東京駅見物はいかがでしょうか。美しく復元された駅舎だけでなく、東京駅構内のおもしろい見どころをご紹介したいと思います。
復元された駅舎をよく見ると2階と3階で煉瓦の色が異なるのが分かります。この3階部分を新たに修復・復元したそうです。以前の東京駅の屋根は台形でしたが、実は東京大空襲の際に焼失した際に創業当時のドーム型から台形に修復された戦後の姿だったそうです。ホントはこんなに優雅なドーム型だったのですね。大正ロマンという言葉がありますが、この時代の建築や装飾品はおしゃれですね。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るこちらは、丸の内駅舎の向かい側に立つ新丸ビル7階のテラスからの写真です。駅舎全景を見渡すことができる撮影ポイントです。こちらのテラスでは、食事やお茶もできますので皇居からの風を受けながら東京駅舎を見てうっとりすることができます。
【東京駅の激動の歴史を簡単に紹介】
1914年 東京駅として開業
1915年 東京ステーションホテル開業
1921年 原敬首相、1930年原口雄幸首相東京駅構内で襲撃
※駅構内の2つの事件現場には、レリーフが残されています
1923年 関東大震災発生
※奇跡的に死傷者無。多くの被災者が東京駅に詰めかけました。
1945年 空襲により東京駅炎上し、ドーム型の駅舎を焼失
1954年 東京駅八重洲口に大丸百貨店オープン
1964年 オリンピック開幕、東海道新幹線開業
1987年 国鉄民営化
(JR東日本HP「東京駅の歴史」より抜粋)
写真:鮎川 キオラ
地図を見る東京駅は地方を結ぶ鉄道の拠点です。その為駅構内の各ホームには0キロポイントのレリーフかいたるところに置かれています。こちらは、1番線(中央線)ホームに置かれた0キロポイントです。他にブロンズ製の0キロポイントなど東京駅構内にはいくつか設置されています。
駅員さんに聞いても知らない方も多いようなので、ホームだけお知らせしますね。探してみてください。
【探してみよう0キロポイント】
1番線ホーム(写真)、4・5番線ホーム、20・21番線ホーム、22・23番線ホームです。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る他の柱と色と形が明らかに異なる支柱が4本あります。こちらは、創業当時よりホームの柱として屋根を支え、乗客を見守ってきた支柱です。5・6番線(山手・京浜東北線)ホームの有楽町側のホームで見ることができます。今も現役で頑張っています。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る当時の建築を再現した北口と南口のドーム型の内部の装飾も忠実に復元したそうです。昔の写真は白黒なので、文献より「はれやかな黄卵色」との記述と白黒写真の濃淡から当時の色合いを探り当てたそうです。さあどんな色になるでしょうか。開業2週間前の先週末は、まだ白いベールに包まれていました。来月のオープンが楽しみです。
普段何気なく利用している東京駅ですが、この機会にぜひ時間をつくって眺めてください。日本が誇れる美しい鉄道文化を感じることができます。東京駅界隈は皇居など緑も多く、心を豊かにしてくれる名所がたくさんあります。このリニューアルを記念して、東京駅から徒歩、バス、サイクリングで巡るぶらり旅を紹介してみたいと思いますのでお楽しみに。
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(2024/12/3更新)
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