天空の王国レソト!アフリカ最大落差を誇るマレツニャーネの滝で絶景トレッキング!

天空の王国レソト!アフリカ最大落差を誇るマレツニャーネの滝で絶景トレッキング!

更新日:2018/01/11 10:12

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
四方を南アフリカの領土に囲まれた小さな王国レソト。3,000m級の山々を擁するドラケンスバーグ山脈内に位置し、平均標高1,400mという山岳国家ならではの知られざる絶景がたくさん眠っています!

今回ご紹介するのはアフリカ大陸で最大落差を誇るマレツニャーネの滝。道なき道を進んだ先に現れる巨大キャニオンと美しい滝は言葉を失うほどの絶景です!山好きさんは必見です!

「アフリカのスイス」?!天空の王国レソトとは

「アフリカのスイス」?!天空の王国レソトとは

提供元:Di.Malealea via flickr CC BY 2.0

https://flic.kr/p/c4zBtE

3,000m級の山々を擁し、世界遺産にも登録されたドラケンスバーグ山脈内に位置する小さな王国レソト。国土の平均標高が1,400mと山岳国家であることから「天空の王国」「アフリカのスイス」などと形容されます。

民族衣装の毛布マントをまとって幼い頃から馬を駆り、放牧など家畜業を生業としながら昔ながらの伝統を守って暮らすバソト(ソト族)の民は、素朴で勤勉、誠実な人柄が特徴です。

「アフリカのスイス」?!天空の王国レソトとは

写真:Mayumi Kawai

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アフリカにありながら日本と同じく四季のあるレソト。2〜4月の秋が終わると氷点下が続く長い冬(5〜8月頃)を迎え山頂ではスキーが楽しめます。雪解けの9〜10月頃には桃の花が咲き、11〜1月頃が観光のベストシーズンで新緑の夏となります。夏は一面美しい緑に覆われ、その過ごしやすさから多くの観光客が訪れています。

アフリカ大陸最大落差を誇るマレツニャーネの滝とは

アフリカ大陸最大落差を誇るマレツニャーネの滝とは

提供元:BagelBelt via Wikipedia Commons Public domain

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首都マセルから南東に約120km、セモンコンという小さな村の郊外にアフリカで最大落差192mを誇る「マレツニャーネの滝(Maletsunyane Falls)」が存在します。これはアフリカを代表する世界三大瀑布の一つ「ビクトリアの滝」(落差108m)を上回る長さ。また、一般的には世界第2位の「トゥゲラ滝」(落差948m)が南アフリカに存在しますがこれは段瀑のため、直瀑でいえばこのマレツニャーネの滝が最大なのです。

アフリカ大陸最大落差を誇るマレツニャーネの滝とは

写真:Mayumi Kawai

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レソト第一の河川・オレンジ川の支流が生み出す果てしない峡谷は、「アフリカのスイス」とよりむしろ「アフリカのグランドキャニオン」の方がしっくりきます。ダイナミックでハンパないスケールの大自然が凄まじいパワーを放っています。

マレツニャーネの滝へいざ、トレッキング!

マレツニャーネの滝へいざ、トレッキング!

写真:Mayumi Kawai

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マレツニャーネの滝のスタート地点はセモンコン村にある唯一の宿泊施設「セモンコンロッジ」。ロッジから滝まではおよそ5km、片道2時間弱の行程です。高原地帯が多いので徒歩でも問題ないですが後半は岩場が増えてきます。体力に自信のない方、またはレソトならではのアクティビティとしてポニートレッキングをおすすめします。

マレツニャーネの滝へいざ、トレッキング!

写真:Mayumi Kawai

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なお、道はこの通りあってないようなものです。目印らしいものは時々現れる小さな集落や木立。ポニートレッキングの場合はバソトのガイドが付くので安心ですが、個人で訪れる場合は、宿からもらう簡易地図とGPS機能を活用した地図アプリを併用するのが確実。勘で行こうとするとほぼ迷うのでご注意を。

マレツニャーネの滝へいざ、トレッキング!

写真:Mayumi Kawai

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何もない平原から突如眼下に広がる大峡谷はまさに圧巻の一言。下から吹き上げる風に身をこわばらせながら恐る恐る見下ろすマレツニャーネの滝にテンションMAXです。

閲覧注意!ギネス認定の世界一デンジャラスなアブセイルが体験できる!

閲覧注意!ギネス認定の世界一デンジャラスなアブセイルが体験できる!

写真:Mayumi Kawai

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マレツニャーネの滝では、世界最長のギネス認定を受けた「アブセイル」(ハーネスやロープを使った崖下降下のアクティビティ)が楽しめます。その高さ204m!目もくらむ高さを命綱1本で一気に降下していきます。スリルと高所が大好物な人にはおススメです。

閲覧注意!ギネス認定の世界一デンジャラスなアブセイルが体験できる!

提供元:Vance Stevens via flickr via CC BY-SA 2.0

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所要は20〜30分程度ですが、滝の真横を降下するため水しぶきをもろに受けます。カメラやスマホにくれぐれもご注意ください。なおロッジでは写真撮影や証明書、事前トレーニングと送迎車付きで一人1万円程度で受け付けています。命知らずの猛者は是非チャレンジを。

まずは村唯一の宿泊施設「セモンコンロッジ」へ

まずは村唯一の宿泊施設「セモンコンロッジ」へ

写真:Mayumi Kawai

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村唯一の宿泊施設「セモンコンロッジ」は村はずれの一角に位置します。宿には一般的なコテージと「Rondavel」というレソトの伝統的バソトハット型の小屋(暖炉付き)が用意されています。テント持参であればキャンプも可能。宿にはレストランも併設されています。

ポニートレッキングやアブセイル、ガイド付きハイキングやバソト宅のホームスティ付きトレッキングなど各種アクティビティが用意されており当日申込みも可能です。
詳しくは関連MEMOの公式サイトをご参照ください。

日本人にとってはなじみの薄い未知なる王国レソト。しかしそこは、手つかずの大自然による絶景・秘境の王国であるとともに伝統を重んじるバソトの素朴な暮らしを垣間見ることもできます。日本からはちょっと遠いですが、行く価値は十二分にある国です。是非この冬(レソトは夏)訪れてみてはいかがでしょうか。

セモンコンロッジの基本情報

住所:1 Riverside Road, Semonkong,Lesotho
電話:+266-2700-6037
アクセス:首都マセルのバスターミナルからセモンコン行きミニバスに乗り所要約2時間半。セモンコンバス乗り場からは徒歩20分程度

2017年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/09 訪問

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