異文化融合の美しき豪邸!ペナン島・プラナカンマンションへようこそ

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異文化融合の美しき豪邸!ペナン島・プラナカンマンションへようこそ

異文化融合の美しき豪邸!ペナン島・プラナカンマンションへようこそ

更新日:2018/08/14 19:09

上杉 華子のプロフィール写真 上杉 華子 フリーライター、歴史建築・美術ナビゲーター、歴史・神話研究家

19世紀後半マレーシアに花開いた「ババ・ニョニャ文化」をご存じですか?マレー女性と中国男性の結婚により生まれたこの文化は、異文化融合の文化として知られています。マレーシア・ペナン島にある、この文化的結晶の大富豪の館「プラナカンマンション」は、連日多くの観光客を驚嘆させています。今回はプラナカンマンションと1000を超える珠玉のアンティーク世界へご案内します!

プラナカンマンションの根底を流れるババ・ニョニャ文化とは?

プラナカンマンションの根底を流れるババ・ニョニャ文化とは?

写真:上杉 華子

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プラナカンマンションは、19世紀に活躍した中国の大物Chung Keng Queeの邸宅として建設されました。「プラナカン」は、当時欧米列強に統治されていた東南アジア地域に移住してきた中華系移民の末裔で、現地の風習を受け入れた人々を指します。これらプラナカンの男性と現地のマレー人女性との間に生まれた男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼びました。

プラナカンマンションの根底を流れるババ・ニョニャ文化とは?

写真:上杉 華子

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プラナカンは当時のエリート層として、当時統治されていたイギリスとの結びつきを重視していました。そのため、プラナカンマンションも中国風・マレー風・英国風の文化が混ざり合い、独特の建築様式や文化を形成しています。

プラナカンマンションの根底を流れるババ・ニョニャ文化とは?

写真:上杉 華子

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ババ・ニョニャ文化は建築や美術だけではなく、言葉や料理などにも大きな影響を及ぼしており現在も根強く残っています。特にここペナン島では、見た目は中華でありながら、ココナッツやマレーの香辛料が入った「ニョニャ風」料理が名物です。ペナンに来たら、是非トライしてみてくださいね。

様々な文化が交差する豪華なダイニング

様々な文化が交差する豪華なダイニング

写真:上杉 華子

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それでは早速、プラナカンマンションをご紹介しましょう。この邸宅は非常に大きく、2階建ての母屋と中庭、別館(キッチンとギャラリー、各3か所)があります。

まず入口に入り、中央吹き抜けから左手にあるのが、中華風の豪華なダイニングルームです。調度品には螺鈿細工が施され、天井からは大きなシャンデリア。食器は中国風の陶磁器で統一されています。なお、中央吹き抜けから見てこのダイニングルームの逆サイドには、伝統的なメインルームと遊戯室があります。

様々な文化が交差する豪華なダイニング

写真:上杉 華子

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先ほどの中華風ダイニングルームの左手は、洋風ダイニングルームになっています。右手は休憩所。床のタイルは英国製で、ヨーロッパから取り寄せた彫刻や、ベネチアングラスの置物などが随所に配置されています。

様々な文化が交差する豪華なダイニング

写真:上杉 華子

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先ほどの洋風ダイニングの逆側から見ると、写真のように正面に色ガラスの窓がありますが、よく見ると中国風の絵が刻まれています。西洋と東洋が混じり合い、エキゾチックな美しさです。

見事な建築や調度品の数々に驚愕

見事な建築や調度品の数々に驚愕

写真:上杉 華子

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それでは2階に上がってみましょう。写真の左側が階段で、この後ろが回廊になっています。文化的特徴として宗教は中国式が貫かれた関係で、部屋には大きな中国風祭壇が設置されています。

見事な建築や調度品の数々に驚愕

写真:上杉 華子

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先ほどの祭壇の間の後ろはこのような回廊になっています。フェンスは英国風、そして雨除けのすだれがあるところがマレー風ですね。なお、プラナカン建築によくみられるのが、吹き抜けや中庭。これは雨が家の中に入る=お金が入る、という願いが込められているそうです。

見事な建築や調度品の数々に驚愕

写真:上杉 華子

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こちらは母屋から別館に行く中庭のような場所です。写真左は吹き抜けになっており、西洋風の噴水と極彩色の中華風彫刻があります。また、右奥には当時のキッチンが再現され、漢方薬の棚が壁にびっしり設置されたエリアもあります。

寝室もゴージャス!

寝室もゴージャス!

写真:上杉 華子

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それでは寝室に行ってみましょう。これまた豪華ですね!ベッド右側が化粧台、左側が顔を洗う洗面台になっています。

寝室もゴージャス!

写真:上杉 華子

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これは先ほどの逆側にあるもう一つのベッドとテーブルセットです。床には絨毯が引かれ、調度品も豪華。寝室とはいえ、大富豪ですから手抜きがありません。

寝室もゴージャス!

写真:上杉 華子

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こちらはベッドの上部をクローズアップしたもの。物凄く細かい細工や飾りつけですね!赤いカーテンなどの細かい刺繍はマレー女性の特技ですので、ここでも中華とマレーの融合が見られます。

大富豪のコレクション!

大富豪のコレクション!

写真:上杉 華子

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それでは最後に、大富豪のアンティークコレクションをご紹介しましょう。まずは陶磁器。多くの美しい陶磁器が惜しげもなく回廊にいくつも置いてあります。

大富豪のコレクション!

写真:上杉 華子

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ここはベネチアングラスの部屋。部屋の壁全てにベネチアングラスが飾られています。色違いで同じ種類のものが何個もあるのが驚きですね。

大富豪のコレクション!

写真:上杉 華子

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最後の最後はやはり金。3つのギャラリーには金や翡翠など、様々な宝飾品が所狭しと飾られています。また、紙面の関係で紹介できませんでしたが、細かな刺繍と鮮やかな色使いのニョニャクバヤやバティック、細かなガラスビーズのサンダルなど、多くの美しいアンティークが1000以上もあり、まるで美術館のようです。

いかがでしたでしょうか。プラナカンマンションにはご紹介できなかった多くの部屋や美しいアンティークがあり、ついつい時間が経つのを忘れてしまう美しさです。ペナンといえば美しい海とリゾートが有名ですが、このように素晴らしい文化遺産が数多くあります。ジョージタウンの歴史地区はユネスコの文化遺産に登録されている美しい街です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。

プラナカンマンション基本情報

住所:29, Church Street, 10200 Penang
電話:+60-4-264-2929
営業時間:9:30〜17:00(無休)

2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/01 訪問

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