一度は行ってみたい!町の個性が光るチェコのクリスマスマーケット5選

一度は行ってみたい!町の個性が光るチェコのクリスマスマーケット5選

更新日:2017/10/25 17:12

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
聖夜を彩るお祭りはお好きですか。寒い夜を色鮮やかな光であたためてくれるクリスマスマーケット。一度は行ってみたいヨーロッパの行事です。ドイツを中心に催されますが、チェコも負けてはいません。立派なツリーを中心に音楽ステージや甘い香りにうっとりする出店が多く並び、冬の寒ささえも楽しんでいる様子は見ているだけでほっこり気分に。今回はチェコ国内のおすすめクリスマスマーケットが見られる町をご紹介します。

規模、数が圧倒的なプラハ

規模、数が圧倒的なプラハ

写真:浅井 みら野

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チェコ最大の都市「プラハ」のクリスマスマーケットは、さすが首都っ!と言いたくなるほどの華やかさが自慢。CNNが“世界で最も美しいクリスマスマーケット”のトップ10にランクインするほどです。広場の数も多いため、市内を巡れば何か所ものクリスマスマーケットに遭遇できるのも嬉しいポイント。

特におすすめなのが“旧市街広場(Staromestske namesti)”。2本の塔が目印のティーン教会(Matka bozi pred Tynem)が見守るなか、プラハっ子だけでなく、多くの観光客も訪れる人気の場所です。クリスマスを過ぎた1月初めまで催されているのも、休みが限られる旅行者には頼もしいですね。

規模、数が圧倒的なプラハ

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主な出店はビールやホットココアの飲み物や、香ばしい匂いに食欲がそそられるソーセージやBBQなどの食べ物が売られています。飲食店の近くにはテーブルも設けられてます。他にもクリスマスツリー用の飾りや雑貨などを扱うお店もありますが、場所によっては動物がいる場合も。ロバやヒツジなど大人しい動物の愛くるしい姿に、心もほっこりです。

規模、数が圧倒的なプラハ

写真:浅井 みら野

明るい日中と闇に溶け込む夜とで全然違う景色を見せてくれるのが、クリスマスマーケット。ぜひ同じ場所でも、2回訪れてみてください。特にクリスマスツリーのまばゆいばかりのライトアップには息を呑むほど。幻想的な雰囲気がより感じられる、貴重な時間です。

遅い時間帯の外出に抵抗を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。冬のチェコは日照時間が短く、午後16時を過ぎれば暗くなります。日本と比べると日の落ちる早さに驚いてしまいますが、本格的に冷え込む前からライトアップや夜景を堪能できるなど、冬ならではの良さを堪能できます。

<旧市街広場のクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Staromestske nam, 110 00 Stare Mesto
電話番号:+420-221-714-444
アクセス:カレル橋から徒歩10分

周囲を囲む建物にも注目したいピルゼン

周囲を囲む建物にも注目したいピルゼン

写真:浅井 みら野

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ピルスナービール発祥の地として名高い町「ピルゼン(Plzen)」。プラハから公共交通機関で約1時間離れた場所にあります。普段はビールで盛り上がるこの町もクリスマス時期は別。旧市街中心の“共和国広場(namesti Republiky)”では、周囲の建物に囲まれながらクリスマスマーケットがオープンします。

周囲を囲む建物にも注目したいピルゼン

写真:浅井 みら野

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ピルゼンのクリスマスマーケットでは、ぜひツリーにご注目ください。チェコでは、クリスマスマーケットの顔でもあるツリーの装飾を競う大会が国内全土であり、ピルゼンはベストツリー賞を受賞するほどの実力です。

周囲を囲む建物にも注目したいピルゼン

写真:浅井 みら野

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出店の明かりに照らされ、広場を囲むパステルカラーの建物が優しく浮かび上がります。そのなかにはルネッサンス様式の市庁舎も並んでいて、目を引く存在感に注目です。

<ピルゼンのクリスマスマーケットの基本情報>
住所:nam Republiky, 301 00 Plzen 3
アクセス:鉄道プルゼン駅から徒歩15分

アットホームなあたたかさのリトミシュル

アットホームなあたたかさのリトミシュル

写真:浅井 みら野

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のんびりとした穏やかなクリスマスマーケットがお好きな方は、チェコ東部の町「リトミシュル(Litomysl)」に訪れてみるのが良いかもしれません。世界遺産のリトミシュル城(Zamek v Litomysli)目の前で開かれるクリスマスマーケットは、素朴て落ち着いた雰囲気に包まれています。

アットホームなあたたかさのリトミシュル

写真:浅井 みら野

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こちらのマーケットでは、住民の方による手作りのクッキーやパンなどを中心に販売されています。すぐ近くには“ピアリスト教会(Piaristicky chram Nalezeni sv. Krize)”があり、クリスマスが近づくと各家庭で作られたイエス・キリスト誕生シーンの人形やジオラマが並びます。

アットホームなあたたかさのリトミシュル

写真:浅井 みら野

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リトミシュル城の地下に大量のクリスマスツリーが並び始めるのも、この町ならではの冬の風物詩です。綺麗なオーナメントはその場で購入もできますので、旅の思い出にいかがでしょうか。

<リトミシュルのクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Jiraskova, 570 01 Litomysl
アクセス:鉄道リトミシュル駅から徒歩12分

世界遺産とスケートが楽しめるオロモウツ

世界遺産とスケートが楽しめるオロモウツ

写真:浅井 みら野

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世界遺産の建造物と同じエリアでクリスマスマーケットを楽しめるのが、チェコ東部モラヴィア地方の「オロモウツ(Olomouc)」。この町は歴史や文化がお好きな方に特におすすめです。人口はチェコで6番目ですが、文化財の保有数は首都プラハに次いで2番目という多さです。

世界遺産とスケートが楽しめるオロモウツ

写真:浅井 みら野

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町の中心にある広場(ホルニ ナメスティ/Horni namesti)で、クリスマスマーケットに負けないくらい存在感を放っているのが世界遺産の“聖三位一体柱(Sloup Nejsvetejsi Trojice v Olomouci)”。ペスト終焉を記念して造られ、完成した時には女帝マリア・テレジアも訪れました。

世界遺産とスケートが楽しめるオロモウツ

写真:浅井 みら野

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スケートリンクが設営されるのもオロモウツの特徴です。メイン広場から徒歩5分の距離にあり、スケートリンク周辺にも出店があります。

<オロモウツのクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Horni nam 367/5, 779 00 Olomouc
アクセス:鉄道オロモウツ(Olomouc)駅からタクシー10分

街中がクリスマス一色のブルノ

街中がクリスマス一色のブルノ

写真:浅井 みら野

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チェコ第2の都市「ブルノ(Brno)」は、街をぶらぶら歩くだけでもクリスマス気分をより楽しめます。ブティックやデパートが建ち並ぶ“チェスカー通り(Ceska)”は、イルミネーションが灯り、より華やいだ雰囲気に歩行者も楽し気です。

街中がクリスマス一色のブルノ

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イルミネーションで飾られているのは建物だけでなく、路面電車も。まるでおもちゃのような外見が可愛らしいですね。

街中がクリスマス一色のブルノ

写真:浅井 みら野

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大きな街なので、クリスマスマーケットも複数の場所で開かれますが、おすすめは“ゼルニー タレフ広場(Zelny trh)”。飲食店や音楽ステージなどが密集していて、賑やかな雰囲気を楽しめます。この広場前にある“ホテル グランデッツァ(Hotel Grandezza)”では、クリスマスマーケットを一望できるお部屋もあり、冬のブルノ一押しのホテルです。

<ブルノのクリスマスマーケットの基本情報>
住所:Zelny trh, 602 00 Brno-stred
電話番号:+420-542-526-188
アクセス:鉄道ブルノ駅から徒歩10分

宝石箱のように輝く、素敵なクリスマスを

ほとんどのクリスマスマーケットは11月下旬から12月25日のクリスマスまで開催されています。特にクリスマスに近づくほど音楽コンサートは盛り上がってきて、訪れた人たちのワクワクも最高潮へ。甘く輝いた空気を感じられる、クリスマス前後の滞在がおすすめです。

どこのチェコのクリスマスマーケットでも売られているのが、トゥルデニーク(Trdelnik)と呼ばれるパン。バウムクーヘンのように中心が空洞になっていて、そこに棒を通して、外側をこんがりと炭火で焼いていきます。シナモンやハチミツの甘い香りが目印なので、訪れた際はぜひ食べてみてくださいね。

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/12−2016/12/20 訪問

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