天空の聖地・和歌山「高野山」で紅葉を愛でよう!

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天空の聖地・和歌山「高野山」で紅葉を愛でよう!

天空の聖地・和歌山「高野山」で紅葉を愛でよう!

更新日:2018/10/05 13:06

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

弘法大師・空海がいまより約1200年前に開山し、真言密教の道場を開いた和歌山県「高野山」。2004年(平成16年)には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、世界中から多くの観光客が訪れています。また高野山の秋は、山上の澄んだ空気に包まれた美しい紅葉を眺めることのできる有名スポットでもあります。標高約1000mの天空の聖地・高野山で紅葉を愛でてみませんか?

イチオシ「壇上伽藍」の紅葉

イチオシ「壇上伽藍」の紅葉

写真:モノホシ ダン

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高野山の紅葉でいちばんのおすすめは「壇上伽藍」の紅葉です。壇上伽藍は弘法大師・空海が高野山を開創する際に、最初に諸堂を建立したといわれる場所です。

その壇上伽藍へは「蛇腹路(じゃばらみち)」を通って行きましょう。蛇腹路は伽藍入り口から東塔付近まで延びる小道で、この小道が龍のお腹の部分にあたるため名付けられたといわれています。紅葉シーズンのモミジのトンネルは見事の一言です。

イチオシ「壇上伽藍」の紅葉

写真:モノホシ ダン

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蛇腹道のモミジのトンネルは日の光を受けるとまるでライトアップされたようにキラキラと輝きます。モミジの光のグラデーションを楽しみましょう。

イチオシ「壇上伽藍」の紅葉

写真:モノホシ ダン

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蛇腹道のモミジのトンネルを抜けると「東塔」「根本大塔」のある壇上伽藍に出ます。ここからの紅葉と整然と塔が並ぶ光景も見事です。観光客が途絶えた瞬間を狙って撮ってみましょう。

壇上伽藍では再建された「中門」も見てみたい

壇上伽藍では再建された「中門」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

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蛇腹道を進んでゆくと、右手に見えてくる「東塔」は、1127年(大治2年)、白河上皇の勅願により創建されました。現在の塔は、江戸時代に焼失後、1984年(昭和59年)に「弘法大師御入定千百五十年御遠忌」を記念しての140年経て再建されたものです。

壇上伽藍では再建された「中門」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

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壇上伽藍のシンボルである朱塗りの「根本大塔」は、高さ約48.5mで高野山内の建造物としては最大級の高さを誇ります。あまりに巨大であったため建設に時間がかかり、完成したのは弘法大師御入定後40年あまり経た876年(貞観18年)頃とされています。その後、焼失と再建を繰り返し、現在のものは1937年(昭和12年)に再建されたものです。

塔内には、「胎蔵界」と「金剛界」の二つの曼荼羅世界の融合を表す仏像が安置され、真言密教の世界観を表しています。紅葉と赤を競うかのようにそびえたつ姿は圧巻です。

壇上伽藍では再建された「中門」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

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高野山は2015年に開創1200年を迎えました。それを記念して172年ぶりに再建されたのが写真の「中門」です。門の左右には四天王像が安置されています。

高野山の神仏習合の象徴「御社」

高野山の神仏習合の象徴「御社」

写真:モノホシ ダン

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「金堂」は弘法大師によって開創当時に創建されたもので、高野山の総本堂(講堂)といわれ、重要な行事のほとんどがここで行われます。現在の建物は、1934年(昭和9年)に再建されたものです。

高野山の神仏習合の象徴「御社」

写真:モノホシ ダン

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「御社(みやしろ)」は、弘法大師が819年(弘仁10年)に、高野山の守護神として、県内のかつらぎ町の天野にある丹生都比売神社から丹生明神と高野明神を勧請し、祀ったのが始まりです。その後、もう一座「十二王子百二十伴神」が勧請され、現在のような三社の形態になりました。高野山の神仏習合の象徴です。

御社の前の拝殿は、山王院といい、ここで毎年決まった日に堅精(りっせ)や月並間講(つきなみこう)などの重要な宗教的行事が行われます。

高野山の神仏習合の象徴「御社」

写真:モノホシ ダン

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壇上伽藍の最奥に位置するのが「西塔」です。根本大塔と対になった重要な多宝塔で、886年(仁和2年)に光孝天皇の勅命で、弘法大師の弟子の真然が建立しました。現在の建物は1835年(天保5年)に再建されたもので、東塔や根本大塔のように朱色に塗られておらず落ち着いた佇まいを見せています。

なお、西塔横では、2015年に再建された中門の下層柱として伐採された桧の切り株があります。輪廻転生を感じさせる切り株をぜひ見てください。

<壇上伽藍の基本情報>
住所:和歌山県高野町高野山132
電話番号:0736-56-2011(金剛峯寺)
※根本大塔・金堂は拝観各200円、8時30分〜17時(最終受付16時30分)

金剛峯寺の紅葉も見逃せない

金剛峯寺の紅葉も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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蛇腹路や壇上伽藍に続く紅葉の名所は、高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」です。高野山全体が金剛峯寺の境内とされていて、これを「一山境内地」といいます。その金剛峯寺の正門に向かう参道は、とくに人気の紅葉スポット。ここでは辛抱強く人波が途切れるのを待って撮影しましょう。ちなみに正門は1593年(文禄2年)に再建された金剛峯寺最古の建物です。

金剛峯寺の紅葉も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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金剛峯寺には国内最大級の石庭「蟠龍亭(ばんりゅうてい)」があります。雪のような白砂に描かれた青海波と紅葉のコントラストを楽しみましょう。

金剛峯寺の紅葉も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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金剛峯寺の前身は、豊臣秀吉が母の菩提を弔うために建てた青巌寺です。明治時代に隣接する興山寺が合併され、総本山金剛峯寺になりました。写真の「主殿」には、大玄関と小玄関の2つの玄関があります。前者は天皇や貴族、高野山の重職が利用し、後者は上綱職の僧侶が利用しました。一般の僧侶の出入り口は裏口でした。

主殿の外観では、屋根に置かれた「天水桶」にも注目です。これは火災時にたまった雨水で屋根に水をかけて類焼を防ぐ役割があります。ほかにも金剛峯寺では豊臣秀吉の甥、秀次が自害した「秀次自刃の間」などのみどころがあります。堂内を巡って歴史の重みを感じてみてください。
      
<金剛峯寺の基本情報>
住所:和歌山県高野町高野山132
電話番号:0736-56-2011
拝観時間:8時30分〜17時
拝観料:500円(茶菓接待付き)

壇上伽藍の夜間ライトアップも必見

壇上伽藍の夜間ライトアップも必見

写真:モノホシ ダン

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壇上伽藍の根本大塔、大塔の鐘、中門、蛇腹路は年間を通じて夜間ライトアップが行われています。とくに紅葉の時期には蛇腹路の楓が美しいです。点灯時間は季節によって異なり、日没から夜明けまでです。なお、紅葉の時期の夜間ライトアップの見学には、ダウンジャケットや手袋などの防寒具は必需品です。

壇上伽藍の夜間ライトアップも必見

写真:モノホシ ダン

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夜間ライトアップでは、漆黒の闇夜に浮かび上がる根本大塔の姿は迫力があり神秘的です。

壇上伽藍の夜間ライトアップも必見

写真:モノホシ ダン

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「大堂の鐘」は、1547年(天文16年)に改鋳され、直径約2.2m、重量約6tもあります。改鋳当時は国内で4番目で大きな鐘だったことから「高野四郎」と呼ばれています。ここでは毎日に5回、山内に時を知らせる鐘の音が鳴り響きます。夜間ライトアップは、荘厳で神々しいまでの魅力があります。

このように秋の高野山は、日中から夜間にかけて紅葉美が楽しめるところです。紅葉の見頃は、例年10月下旬から11月初旬です。天空の聖地・高野山で紅葉を愛でてみてはいかがでしょうか。

高野山の基本情報

住所:和歌山県高野山高野町
電話番号:0736-56-2468(高野町観光協会)
アクセス:電車利用の場合は、南海電鉄なんば駅から特急「こうや」で約90分(急行約110分)。車利用の場合は京奈和道「高野口 IC」から約50分

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/08−2017/11/07 訪問

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