世界遺産!大仏教遺跡スリランカ・ポロンナルワで仏教のパワーを感じる

世界遺産!大仏教遺跡スリランカ・ポロンナルワで仏教のパワーを感じる

更新日:2017/10/24 12:28

スリランカの仏教遺跡として名高い古都ポロンナルワ。10〜12世紀にシンハラ王朝の首都がありました。島の北中部州にあり、ビルマやタイからも仏教僧らが訪れる大仏教都市。その巨大な遺跡群は他に類をみない迫力で世界文化遺産に登録されています。現存する遺跡の規模は、じっくり見てまわると一日では足りないほど。千の部屋があったという宮殿跡や巨大な仏塔、蓮の形をした謎の池など、見逃せないスポットをご紹介します。

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一千の部屋があったという宮殿跡

一千の部屋があったという宮殿跡
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ポロンナルワの中心部には、スリランカ全島を統一したパラークラマ・バーフ1世の宮殿跡があります。その周囲をクワドラングルと呼ばれる城壁がぐるりと囲んでいます。クワドラングルの南西に位置するポロンナルワ博物館がチケットオフィスを兼ねており、ここで入場チケットを購入します。

宮殿は幅13メートル、奥行きが31メートル。地上7階建てで、千の部屋があったといわれています。どっしりとしたレンガの柱は下に立って見上げるだけでもその荘厳さを想像することができるほどです。壁には所々、空洞部分が見えます。これは焼失した床柱を通した跡で、いくつもの空洞からその部屋の多さがよくわかります。

パラークラマ・バーフ1世は中央集権的な仏教国家を作り上げるため、仏教の浄化を行い、仏教組織の一本化に力を注ぎました。仏教徒が多くを占めるスリランカでは、今でも人気の高い国王です。

一千の部屋があったという宮殿跡
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白い壁の部分が当時のまま、一部残っています。ぐるりとこの白壁が囲んだ部屋を想像すると、とても美しい宮殿だったことがわかります。

仏歯寺が置かれたアタダーゲー

仏歯寺が置かれたアタダーゲー
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スリランカでは仏陀の歯が祀られています。ポロンナルワに王朝があった時代には、宮殿の北側に位置するお寺アタダーゲーに納められていました。このお寺遺跡のある一角は「ダラダーマルワ」と呼ばれ、11の建物があり、王朝の宗教センターでした。

アタダーゲーは54の柱に囲まれており、高さ3メートルの像が奥に立っています。建てられたのは11世紀で、ポロンナルワで最初の仏歯寺といわれています。仏教を国教とするシンハラの王たちは「仏歯の管理人」として政治を行いました。それだけに、この仏歯寺はとても重要な寺院でした。

スリランカでは寺院など神聖な場所に入るときに靴を脱ぎます。裸足が望ましいですが、太陽で石が焼けてとても熱いので靴下でも大丈夫です。足の裏で当時の建物の感触を味わえる貴重な体験でもありますね。

仏歯寺が置かれたアタダーゲー
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同じ敷地内で一番大きな遺跡が、ラトナギリ・ワタダーゲーとハタダーゲーです。円形のワタダーゲーは、ポロンナルワで最も古い建物の一つです。中心に仏陀の座像があります。

仏歯寺が置かれたアタダーゲー
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寺院などの神聖な建物へ入る玄関には、必ず半月形のハーフムーンストーンがあります。象や馬などの乗り物のほか、蓮の花などが彫られています。外側は炎がおおっています。ワタダーゲーのハーフムーンストーンの保存状態はとてもよいので、ぜひじっくりと見るのにおすすめです。

ポロンナルワ最大の建造物ランコトゥ・ヴィハーラ

ポロンナルワ最大の建造物ランコトゥ・ヴィハーラ
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城壁で囲まれた遺跡群を出て、北上すると大きなお椀を伏せたような建物が姿を現します。高さと直径ともに55メートル。近づくにつれてどこに視点を合わせたらいいのかわからなくなるほどの大きさです。この巨大な建物は、ランコトゥ・ヴィハーラと呼ばれる仏塔です。

仏塔はスリランカでは、ダーガバと呼ばれます。パラークラマ・バーフ1世の後に王位を継いだ、南インド出身のニッサンカ・マーラ1世によって建てられました。とにかく、大きさを味わっていただきたい遺跡です。

巨大な仏像群ガル・ヴィハーラ

巨大な仏像群ガル・ヴィハーラ
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ランコトゥ・ヴィハーラからさらに北上すると、巨大な仏像群ガル・ヴィハーラがあります。ここは他の遺跡群と違って、観光バスで観光客が次々と訪れるにぎやかなスポットになっています。

駐車場の入口には土産物屋が並んでいます。左手に池を見ながら、小道をすすむと奥まったところに仏像群があらわれます。仏像はパラークラマ・バーフ1世の命によって造られました。仏陀の涅槃像、立像、座像の三体が並んでいます。

涅槃像は全長が14メートル。立像はスリランカの三大立像で、高さ7メートル。石のやわらかな色のグラデーションが独特な美しさを生み出しています。

巨大な仏像群ガル・ヴィハーラ
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ガル・ヴィハーラ内の座像です。瞑想する仏陀の石像は見るものを深く圧倒します。

僧侶の水浴びの場だった?蓮の形のロータス・ポンド

僧侶の水浴びの場だった?蓮の形のロータス・ポンド
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ガル・ヴィハーラの北側に蓮の形をしたロータス・ポンドがあります。僧院の一部でしたが、今は草地にひっそりとその姿をあらわにしています。何のために作られたものかは、はっきりとしていませんが僧侶が水浴びをするためのものだと言われています。八つの曲線で描かれた蓮が何層にも重なる池の造りは必見です。

ポロンナルワへのアクセス

今でこそ、多くの人が訪れる遺跡となりましたが、ポロンナルワは王朝が移った後はジャングルにおおわれていました。再び発見されたのは20世紀に入ってからです。広大な敷地内をまわるには、レンタル自転車の利用がおすすめです。遺跡地で借りることができます。一日じっくりと時間をかけて、仏教文化が花開いた世界遺産ポロンナルワを体感してくださいね。

<チケットオフィスのあるポロンナルワ博物館の基本情報>
住所:Polonnaruwa
電話番号:+94 11 2 500732
アクセス:首都コロンボからバスと電車が出ています。バスで5〜6時間。電車では6時間半です。バスは国営と民営バスがあり、料金や路線はほとんど変わりませんが、国営バスにはほとんどエアコンが付いていません。電車は、コロンボ・フォート駅から乗ることができます。

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/22 訪問

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