仏・アルザス地方「テュルクアイム」木組みとコウノトリとクリスマス風景

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仏・アルザス地方「テュルクアイム」木組みとコウノトリとクリスマス風景

仏・アルザス地方「テュルクアイム」木組みとコウノトリとクリスマス風景

更新日:2017/10/11 20:01

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

美味しいワインの産地で有名なフランス北東部のアルザス地方。その観光の起点となるコルマール近郊に、木組みの家が建ち並び、年末にはクリスマスムードが盛り上がる小さな村「テュルクアイム」があります。

周りを葡萄畑が覆う丘に囲まれ、のんびりした雰囲気が漂う中、木枠組みのデザインに加え、木彫り彫刻や、凝ったデザインの看板が目を楽しませてくれます。窓辺は、夏のお花に代わり、クリスマス飾りが彩りを添えます。

木組み建築がズラリの町並み

木組み建築がズラリの町並み

写真:Hiroko Oji

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フランス北東部のアルザス地方、背後の小高い丘に一面のワイン畑が広がり、中にグランクリュワイン(特級ワイン)の畑もあるのが、テュルクアイム。1312年には神聖ローマ帝国の帝国都市となり、1354年にはアルザス十都市同盟の一員としてさまざまな特権を与えられ、ワインの製造・輸出で大いに繁栄してきました。

ドイツとライン川を挟んで隣接する地方だけあって、ドイツの強い影響を受けて、木組み建築がこの村にも建ち並びます。

木組み建築がズラリの町並み

写真:Hiroko Oji

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城壁に囲まれた旧市街に入るとそこはもうお伽の世界!美しいデザインの木組みの家屋が軒を並べ、石畳が延びる風景は中世の世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。

夏なら色とりどりのお花が溢れる窓辺や入口は、年末になると、アルザスらしいクリスマスのデコレーションが彩りを添える家並みに変身。特に見どころと言ったものがない村でも、散策するのが楽しくなってきます。

木組み建築がズラリの町並み

写真:Hiroko Oji

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どの路地に入っても可愛らしい木組みのお家が建ち並ぶテュルクアイムですが、特に目を惹くのは、村役場前に立つ立派な木組みのお家。16世紀から続く由緒あるホテルで、アルザスらしい木組みの建物自体が見応え抜群!この出窓にも注目してしまいます。ステンドグラス風のガラスがある窓を枠取りする木枠には、木彫り彫刻が施され、凝ったデザインの看板もぶら下がり、しばし見惚れてしまいます。

ホテル「Hostellerie Des Deux Clefs」の基本情報
住所:3 Rue du Conseil, 68230 Turckheim, フランス
電話:+33 3 89 27 06 01

クリスマスムードが盛り上がる町並み

クリスマスムードが盛り上がる町並み

写真:Hiroko Oji

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年末のクリスマスを前に、どのおうちでも、窓辺を彩るお花にとって代わって、クリスマスムード満点のお飾りが華を添えるようになります。定番の星型ツリー型のものに加え、赤いリボンやロウソク、サンタ、トナカイ・・・など、一軒一軒違ったお飾りに、住人の楽しみにクリスマスを待つ気持ちが伝わってきます。

クリスマスムードが盛り上がる町並み

写真:Hiroko Oji

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村役場前の広場では、イベントが開かれることが多く、年末ともなると、可愛らしい木製の小屋が軒を並べ、クリスマスマーケットの会場となります。残念ながら、毎日開かれているわけではなく、週末のみ。クリスマスマーケットを楽しみたいなら、訪れる日を調整してくださいね。

クリスマスムードが盛り上がる町並み

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また、教会前ではお家を模った大きなアドベントカレンダーも設置されます。アドベントとはクリスマスマーケットが開催される期間のこと。1日に1個ずつカレンダーの窓を開け、24個ある全ての窓を開け終わると、クリスマスを迎えたことになります。毎日どんな絵が登場するかも楽しみの一つ。家庭用のアドベントカレンダーでは窓の中にお菓子などの小さなプレゼントが入っていることもあります。

可愛い看板にも注目

可愛い看板にも注目

写真:Hiroko Oji

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散策をしていると目につくのが、軒先を飾る凝ったデザインの看板たち。そのお店は、一目でどういうお店なのかがわかるような、アイアン製のものです。

可愛い看板にも注目

写真:Hiroko Oji

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周りを葡萄畑で囲まれている村だけあって、ワイン樽や葡萄をモチーフにしたものもたくさんあります。

村の名物コウノトリ

村の名物コウノトリ

写真:Hiroko Oji

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アルザス地方観光の拠点となるコルマールからなら、列車で8分、バスでも20分とはかからないテュルクアイム。この村には3つの門があります。マンステール門・ブランド門、そして写真の門がフランス門。村への入り口ともなっており、鉄道駅から川を渡っても徒歩2〜3分、バス停は門の目の前という便利さ。門をくぐれば旧市街がお待ちかねです。

この門の上、とんがり帽子のような屋根のてっぺんにコウノトリの巣があるのがお判りでしょうか。アルザス地方ではよく目にする光景です。

村の名物コウノトリ

写真:Hiroko Oji

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屋根瓦の上にちょこんと乗っかるコウノトリの巣。運が良ければコウノトリの姿が見られるのですが・・・。

村の名物コウノトリ

写真:Hiroko Oji

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フランス門だけでなく、村内の数カ所では、コウノトリの巣が見られます。これを探しながら散策するのも楽しいひと時です。

昔からの風習「夜警」が残る村

昔からの風習「夜警」が残る村

写真:Hiroko Oji

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フランス門から旧市街に入った所の広場に面して建つのはピンク色の建物。これは、警備隊詰所で、かつては役場や同業組合の会合場所としても利用されていたそうです。一階にはインフォメーションセンターが入っており、建物前には聖母子像のたつ噴水があります。

この建物前からは、5月〜10月という期間限定ではありますが、毎晩22時、夜警の巡回ツアーが始まります。歌を歌いながら姿を現すおじさんと一緒に約1時間ほど、村に纏わるお話を聞きながら村内を練り歩きます。

昔からの風習「夜警」が残る村

写真:Hiroko Oji

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現在も夜警が残るのは、国内でも数少なく、本質的に民族伝承と観光を目的としたものになっています。が、伝統的な衣装を身に纏い、カンテラをぶら下げて周る姿は、微笑ましい限り。その様子がレストランの壁絵にもなっているんですよ。

昔からの風習「夜警」が残る村

写真:Hiroko Oji

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路地沿いや広場の片隅には、夜警の人を模ったオブジェや看板も見られます。

あまり聞き慣れない名前ですが・・・

アルザス地方には、葡萄畑が広がる丘の間に、木組みと漆喰壁で出来た伝統的な家屋が軒を並べる町や村がたくさん存在する中、このテュルクアイムは比較的マイナーな村かもしれません。しかし、一歩足を踏み込めば、そこはお伽の世界のような可愛らしい佇まい!ホテルやレストラン、お土産物屋さんなども充実しており、来てみてよかったと思えるところです。

観光の起点ともなるコルマールから列車で10分もかからない立地ですので、是非足を運んでみて下さい。もちろん村内のホテルに宿泊して、早朝や夜の町並みを独り占めして歩きまわるのも素敵な時間となることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/06 訪問

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