写真:島塚 渓
地図を見る京の三大古本まつり(春の古書大即売会・下鴨納涼古本まつり・秋の古本まつり)とは春・夏・秋の年に3回、「京都古書研究会」という古本経営者さんたちの組織が開催しているイベントです。
古本まつりの開催日はその年によって多少前後しますが、「春の古書大即売会」はゴールデンウィーク期間中、夏の「下鴨納涼古本まつり」は8月のお盆のころ、そして「秋の古本まつり」は10月下旬から11月の上旬となっています。(ちなみに2017年の秋の古本まつりは11月1日〜11月5日に開催されます)
写真:島塚 渓
地図を見るまた、開催場所も季節によって異なっているので注意が必要。春は平安神宮の近くにある京都市勧業館「みやこめっせ」1F第二展示場、夏は「下鴨神社」の境内、そして秋は京都大学の北側に位置する「知恩寺」で行われています。
それぞれの会場はかなりの広さがあり、なかでも最も規模が大きい夏の古本まつりでは約40店舗の古書店が参加し、80万冊もの古本が並べられるんです。
写真:島塚 渓
地図を見るひとくちに古本と言ってもその種類は様々。美術書・歴史書・児童書・洋書などありとあらゆるジャンルの本が揃っています。なかにはいかにも価値がありそうな古めかしい本も……。ご存知の方も多いとは思いますが、京都には多くの大学があるため、学生や研究者、そして本マニアの人たちがたくさん住んでいます。
そんな彼らが掘り出し物を目当てに足を運ぶのが古本市。かなりマニアックな本も扱っていますが、私たちにとっても内容は分からなくとも、見ているだけで面白い場所となっていますよ!
写真:島塚 渓
地図を見るもちろん私たちが普段読んでいる文庫本やハードカバーの本もたくさん揃っているので安心してください。むしろ会場内に並べられた古本のほとんどがこういった一般書なので、ライトな本好きでも気軽に立ち寄れるようになっています。
文庫本なら価格は1冊100円前後からとかなりリーズナブル。さらに、複数の本を買うと値引きしてくれるお店も多いので、この機会にまとめ買いをしてみるのもいいかもしれません。
写真:島塚 渓
地図を見る「京の三大古本まつり」では関連するイベントも盛りだくさん。古本のチャリティーオークションや児童書を専門に扱うコーナー、そして全国的にも珍しい「古本供養」なるものも。これは読まれなくなった本や故人が所有していた本を集めて、お葬式のように供養をするというイベント。ただし供養と言っても本を燃やしてしまうのではなく、新しい所有者を探して渡すというのが面白いポイントです。誰かに読んでもらえることが、古本の供養につながるというステキな考え方が表れていますね。
「京の三大古本まつり」は本好きはもちろん、観光客も楽しむことができるイベント。京都らしくお寺や神社の境内で古本を選べるというのも見逃せないポイントです。
ぜひ、ここでお気に入りの1冊を探し出して、ステキな思い出を作ってみませんか!?
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