北八ヶ岳といえばまず蓼科山ですね。ここは麓のスキー場からゴンドラを使って登り始める場合と蓼科スカイラインを使って七合目から登り始めるのが一番のメジャー登山路となります。オススメは駐車場がある七合目から。最初は森林浴を楽しみ蓼科山荘からが本番、大きな岩を乗り越えていく面白さがあります。のんびり遊びながら慎重に登るのがコツですよ。
白樺高原国際スキー場もしくは七合目駐車場→蓼科山荘→蓼科山山頂(蓼科山頂ヒュッテ)
岩場で息を切らしながら登ってほどなくすると蓼科山頂ヒュッテ、一気に視界が広がる美しい場所となります。
蓼科山頂から見える景色は、北東に噴煙が目立つ浅間山、北西には槍ヶ岳や霧ヶ峰を一望できる360°パノラマが醍醐味。写真は紅葉が大変美しい人気リゾート地、白樺湖近辺と茶色になった部分は霧ヶ峰周辺で、中央にあるのが一番高い車山となります。
蓼科山を遠くから見上げると綺麗な円錐をしていますが、その頂上部分はと言うと、ご覧のようにビックリするほどの岩場の群れ。面白い風景が広がります。写真の右奥がピークとなります。
近寄った風景はこんな感じ!青空と岩場のコントラストは絶妙のバランスがある風景です。こちらからは南八ヶ岳の一番高い所である北岳、その向かって左側にあるギザギザした山が横岳で、さらに左の平らな山が硫黄岳となり、山の名称を言い当てる時に目安としましょう。右方向は米粒みたいで分かりにくいですが、白根三山、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳も見ることができます。
土日祝日は大勢の来客者が訪れますが、オススメは早朝に蓼科山の頂上に立つこと。人気の山といえども朝早くだと風景を独り占めできます。そして思う存分景色を楽しんで下山、朝から温泉に入ると最高の気分が味わえるでしょう。
それにしても蓼科山は、皆さんザックに夢詰め込んで登ってこられる方々でいっぱいですね。たくさん入れるのもいいですが重たすぎるとすぐにバテてしまうので、半分は自宅に置いておきましょう!
続いて紹介する風景が蓼科山の東側に位置する双子池ヒュッテ。老年のご夫婦が切り盛りする双子池ヒュッテは、北八ヶ岳の静かな一時を楽しむならココがオススメでしょう。写真は双子池ヒュッテより徒歩1分の双子池の雄池。紅葉も大変美しい場所です。
こちらは雌池の方になります。こちらは池の周りでテント設営ができる珍しい場所。涼風溢れる穏やかな場所です。冬は満天の星空が見ることができ初めての山小屋宿泊にもうってつけです。
<双子池ヒュッテの基本情報>
住所:長野県南佐久郡佐久穂町上
予約:090-4821-5200
最短アクセス:大河原峠駐車場より双子山経由で約90分
利用可能時期:5月下旬〜10月下旬
収容人数:80名
料金:1泊2食7000円/素泊まり5000円
個室 有:個室6畳1泊2食8000円
テント場:40張800円
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
大河原峠から双子池ヒュッテに90分程度かけて行くのですが、その途中にある双子山からの風景もオススメです。山頂は広いだけの山となりますが、実は双子池ヒュッテの山泊から帰る早朝、ご覧のように東側、八千穂高原側に綺麗な雲海が発生することも。
出発地点でもある大河原峠ですが、こちらも流れるような雲海が発生し、来るまでにある巨石、トキンの岩との相性もばっちり。夢のような綺麗な風景を楽しむことができますよ。
北八ヶ岳といえば冬の時期も多くの来訪者が訪れる北横岳も有名。写真は1月に北横岳の頂上から蓼科山を見たもので強風吹き溢れる寒い場所ですが、初めてのスノートレッキングにオススメです。北横岳は北八ヶ岳ロープウェイを使って簡単に登ることができ、特に樹氷が見られることで有名です。
いかがでしたか?ザックに夢を詰め込んで北八ヶ岳に出掛けたくなったでしょうか?ところでここで言う夢を詰め込むとは、衣・食・住、すなわち防寒具や替えの下着、日数分の食料、テントと限られた生活用品でどこまでも旅に出ていたい、美しい風景を見たいといった「期待値」の事を言います。
ぜひ晴れきった天気のもと、期待を膨らませて偉大なる北八ヶ岳の大地に出かけて欲しいと思います!
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