写真:凜風 杏花
地図を見る明治初期の開港から約120年。木造建築の門司港駅を初め、明治から大正にかけて作られた建物が今でも残る門司港エリアは、海を背景にしたエキゾチックな雰囲気。
海外との貿易港として栄えたため、ハイカラな洋食も早くから入ってきました。その中で、カレーは独自に進化して「焼きカレー」として人気のメニューに!
「よこすかカレーフェスティバル」で総合グランプリに輝いたこともある「門司港焼きカレー」。焼きカレーの始まりにはいろんな説がありますが、最初に焼きカレーを始めたのは昭和30年代に門司港にあったお店と言われています。
当時、余ったカレーをグラタン風にオーブンで焼いたところ、実に美味しく仕上がりお客さんからも好評だったので、それ以来お店の人気メニューに。
門司港の焼きカレーのオーソドックスな形は「ごはんの上にカレーをかけ、チーズと玉子をのせてオーブンで焼く」というものですが、お店によって多少違いがあり、少なくとも「カレーとチーズがかかっていること」と「焼いていること」の2条件が揃っていれば「焼きカレー」と呼んでいるようです。
写真:凜風 杏花
地図を見る歴史的建造物「旧門司三井倶楽部「きゅうもじみついくらぶ)」は、大正10年に三井物産の社交倶楽部として建築され、国の重要文化財に指定されています。
2階には、建築の翌年に宿泊したアインシュタイン博士の部屋が当時のままに「アインシュタインメモリアルルーム」として展示されており、門司が出生地とされる林芙美子の資料室もあります。
写真:凜風 杏花
地図を見る由緒ある建物の1階にある和洋レストラン「三井倶楽部」。ここでも焼きカレーは一番人気。
写真:凜風 杏花
地図を見るレストラン「三井倶楽部」の焼きカレーには、牛肉バージョンと、港町らしく、ふぐの唐揚げ 、えび、イカなど海の幸がふんだんに入った海鮮バージョンの2種類があり、これにスープ、サラダ、デザート、コーヒーなどがついた焼きカレーセットがおススメです。
写真:凜風 杏花
地図を見る今では門司港の30店舗以上で提供している焼きカレー。さまざまなお店がありますが、芸人「ロバート秋山」さんのお父さんが経営する船上レストランでも食べることができます。どのお店も休日のお昼は特に混んでいるので、少し早めの時間に行ってみてくださいね。
写真:凜風 杏花
地図を見るご家族や友人へのお土産にも様々な種類の焼きカレーが販売されています。写真はテレビでも紹介された門司港ホテル特製の「門司港レトロ焼きカレー」。自分用にいろんな種類を買って帰り、旅の余韻にひたってみるのもいいかもしれませんね。
北九州の古い港町「門司港レトロ」は街並みだけでなく、このようにグルメも魅力。焼きカレーに心のときめきを感じたら早速出かけてみましょう。
住所:福岡県北九州市門司区港町近辺
電話番号:093-321-4151(総合インフォメーション)
アクセス:JR門司港駅から徒歩圏内
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
凜風 杏花
はじめまして、凜風 杏花(りんふう きょうか)です。海とカフェと鉄道と、そしてレトロな町が好き。無人駅や小さな島、ロケ地などのマニアックな旅先も多いのですが、共有して下さると嬉しいです!
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