アテネ市街を見渡す古代遺跡「アクロポリス」世界遺産のパルテノン神殿は必見!

アテネ市街を見渡す古代遺跡「アクロポリス」世界遺産のパルテノン神殿は必見!

更新日:2017/10/25 16:56

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
ギリシア古代遺跡のハイライトとなるのは、アテネのアクロポリス!人類文明最大ともいえる遺産です。

アクロポリスはアテネ市街を見渡す海抜150メートル、平らで巨大な石灰岩の上にあり、3方が断崖絶壁に囲まれています。唯一丘の上に導いてくれる参道があるのは西側。古代アテネ人が神々の住む場所として神殿を捧げた聖域であり、地形的に都市国家を防衛する天然の要塞として、その役割を果たしてきました。
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巨大な岩の上に聳える遺跡「アクロポリス」

巨大な岩の上に聳える遺跡「アクロポリス」

写真:Hiroko Oji

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ギリシアを訪れる場合には、必ずと言っていいほど第一歩となるのが首都アテネ。政治、経済、文化の中心であり、ギリシア人口の約3分の1もの人口を抱える大都市です。

そのアテネの最大観光スポットが「アクロポリス」。アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味を持ち、各地に存在しているのですが、アテネのアクロポリスがその代表格。3方を断崖絶壁に囲まれた、海抜150メートルの巨大な石灰岩の上に、築かれた神殿や砦が遺跡として残されています。市街地からは70メートルの高さにあり、白いアテネ市街地が一望の下です。

巨大な岩の上に聳える遺跡「アクロポリス」

写真:Hiroko Oji

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アクロポリスの入り口となるのが、西側にある参道を上ってプーレの門をくぐった上にあるプロピレア門。中央楼にドリア式の円柱が並び、その左右にはイオニア式の柱が残されています。ドリア式は、柱に溝があるだけで装飾はないのですが、イオニア式は柱頭に渦巻の装飾が施されています。

巨大な岩の上に聳える遺跡「アクロポリス」

写真:Hiroko Oji

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プロピレア門の左側に見えるのが四角い石造りの台座。これは、アグリッパの像が立っていたというもので、その背後に見えるのは、ピナコティクと呼ばれる絵画館だったもの。かつては、神殿参拝者の奉納品や絵画などの財宝類を保管するのに使われていました。

また、右側には美しいアテナ・ニケ神殿が見上げられます。イオニア式の柱で構成された、紀元前424年に完成した小ぶりの神殿です。ニケとは勝利の女神。戦いで勝利を願い続けたアテネ市民によって、どこにも飛んで行ってしまわないようにと翼を切り落とされた女神を祀ったと言われています。

アクロポリスのハイライト「パルテノン神殿」

アクロポリスのハイライト「パルテノン神殿」

写真:Hiroko Oji

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アクロポリスの中心に位置するのが、かの有名なパルテノン神殿。古代アテネの栄光を象徴する神殿です。大理石で建造されており、神々しい威厳を今なお放ち続けています。

紀元前438年に完成したパルテノン神殿は、ドリア式の石柱に囲まれており、美しくも雄大な姿を残しています。アテネの守護神アテナを祀ったもので、アテネ市内何処からもその姿を仰ぎ見ることができます。

アクロポリスのハイライト「パルテノン神殿」

写真:Hiroko Oji

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15年の歳月をかけて完成した神殿は、ローマ帝国時代にはビザンチン教会、オスマントルコ時代にはイスラム教寺院として使われました。その後17世紀の戦争で神殿が大破してしまい、19世紀になって大がかりな修復作業が行われました。現在残る神殿はペルシャ戦争後に建設されたもので、縦69メートル、横31メートル、柱の高さ10メートル。古典時代のギリシア建築の傑作のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。

アクロポリスのハイライト「パルテノン神殿」

写真:Hiroko Oji

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神殿のまわりをぐるりと歩いてみると、巨大な列柱とその数の多さに圧倒されるばかり。外側に並ぶのは46本の柱で、下部の直径が2メートル近くもあります。

完成当時は、全体が、神話や古代歴史をテーマにした彫刻像やレリーフなどの装飾で覆われた、芸術作品だったようです。残念ながら現在残るのはそのごく一部。レリーフや破風(※)の像の一部は、アクロポリス博物館や大英博物館に保存されています。

※ 屋根の三角部分のことで、装飾として大きな彫刻像やレリーフが置かれていました。

少女像が柱になった「エレクティオン」

少女像が柱になった「エレクティオン」

写真:Hiroko Oji

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パルテノン神殿をはじめ、前門と両翼、アテナ・ニケ神殿と共に修復され、パルテノン神殿の西側に残されている古代建築物は、「エレクティオン」と呼ばれているものです。

エレクティオンは、紀元前5世紀末に完成。柱頭に渦巻き装飾が施された優雅なイオニア式建築の代表作といわれています。かつては彩色されており、アテナの女神像が安置されていました。神話上では、女神アテナと海神ポセイドンがアテネの守護神の座をかけて争った場所とされています。

少女像が柱になった「エレクティオン」

写真:Hiroko Oji

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エレクティオンでは、6人の少女像を柱にした柱廊が張り出しています。玄関となる部分で、柱の最も細い部分は首。玄関の屋根の重さを支えるように設計されているのですが、重い屋根を支える少女の姿は、見方によっては痛々しささえ感じてしまうかもしれません。ここで見られるのはレプリカで、オリジナルはアクロポリス博物館に保存されています。

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丘の麓に広がる二つの音楽堂

丘の麓に広がる二つの音楽堂

写真:Hiroko Oji

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アクロポリスの丘の麓、南側には、二つの音楽堂・円形劇場が残されています。

まずは、ディオニソス劇場。酒と演劇の神ディオニソスの聖域で、ギリシア最古のもの。紀元前325年に建設された、当時としては大きな野外劇場には、1万5千人もの観客を収容できました。今では遺跡として残されているだけの姿ですが、これはローマ期に大改築されたものです。舞台後方には、ディオニソスの一生をテーマにした彫刻像とレリーフがあり、芸術作品として残されています。

丘の麓に広がる二つの音楽堂

写真:Hiroko Oji

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イドロ・アティコス音楽堂は、アテネの政治家かつ大富豪だったイロド・アティコスが、父の遺産をもとに、紀元161年にアテネ市に寄贈したものです。

舞台背後の建物は3層構造でできており、1階部分正面には3カ所の入口と、彫刻像を飾るための8つのくぼみがあります。大理石でできた32段の観客席には、約6000人収容でき、現在でも、さまざまな催し物に利用されています。夏の間だけですが、演劇やコンサート、オペラ、古典劇などが上演されるので、タイミングが合えばぜひ、いらしてくださいね。

発掘物の宝庫「アクロポリス博物館」

発掘物の宝庫「アクロポリス博物館」

写真:Hiroko Oji

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アクロポリス博物館は、アクロポリスとその周辺で発掘された出土品が収容されている博物館。以前はアクロポリスの丘の東斜面にあったのですが、出土品の量が収蔵容量を超えてしまったため、現在は地下鉄のアクロポリス駅に近い所に新しい博物館として開館しています。

館内では、パルテノン神殿の破風やメトープ、アテナ・ニケ神殿の小壁に施されたレリーフなど、アクロポリスの神殿群を飾った彫刻類のオリジナルが鑑賞できます。

発掘物の宝庫「アクロポリス博物館」

写真:Hiroko Oji

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また、エレクティオンの柱として作られたオリジナルの少女像も展示されています。なお、1体だけですが、大英博物館にも展示されているので、もし訪れる機会があったら、ご覧になってくださいね。

アクロポリスの基本情報

アクロポリスはギリシア古代遺跡観光のハイライト。市街地から坂を上って行くのは少しきついかもしれませんが、その偉大な遺跡ではタイムスリップしたかのような貴重な体験ができるはず。ぜひ足を延ばしてみて下さい。

<アクロポリスの基本情報>
住所:Dionissiou Areopagitou St.Athens
電話番号:+210-321-0219、+210-321-4172
アクセス:地下鉄M2線のアクロポリス駅から徒歩10分。出入口は丘の西側の1カ所のみ。

<アクロポリス博物館の基本情報>
住所:15 Dionysiou Areopagitou St.Athens
電話番号:+210-900-0900
アクセス: 地下鉄M2線のアクロポリス駅から徒歩3分

なお、これは、2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2006/12/27−2007/12/28 訪問

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