写真:大坪 ともみ
地図を見る「菓匠ちぐさ」の看板商品であり、一番人気があるお菓子が、春日部市の特産品である押絵羽子板の形をした羽子板最中です。こちらのお菓子は、「かすかべフードセレクション」の一つとして、春日部市から認定されています。店内のショーケースの上に置かれた籠の中に、押絵羽子板が描かれたパッケージに包まれた羽子板最中がきれいに並べられており、訪れた人の目を惹きます。
羽子板最中が誕生したのは、今から30年以上前。ちぐさの先代店主が、「春日部を表現した和菓子を作りたい」と考えた時に選んだものが、春日部の特産品、押絵羽子板でした。良質な桐を使用した羽子板に、押絵と呼ばれる技術で飾られた押絵羽子板は、布の中に綿を入れて立体的に膨らませたパーツが、いくつも組み合わされて作られていく芸術品です。
写真:大坪 ともみ
地図を見る先代が考案した羽子板最中の表面には、藤娘が描かれていますが、本物の押絵羽子板同様に、立体的に作られており、目で見て楽しむことができます。
パリッとした食感の皮に包まれているのは、北海道産の小豆で作られたたっぷりの餡と、大粒の栗が一粒。手に取るとずっしりと重量のある羽子板最中となっています。
写真:大坪 ともみ
地図を見る贈答品としても人気のある羽子板最中は、年間14万個も作られる、地元で人気の看板商品です。訪れたら絶対に買いたい一品です。ちなみに羽子板最中の賞味期限は4日間。購入後は早めに頂きましょう。
写真:大坪 ともみ
地図を見る和菓子で幅広い世代から愛されているものの一つがどら焼きです。ちぐさのどら焼きは、新鮮な卵とたっぷりの蜂蜜を使った生地を丁寧に焼き上げた、しっとりとしたどら焼き皮で粒餡を包んだものです。たっぷりの粒餡を挟んだ定番の小倉の他に、粒餡と一緒に大粒の栗がまるごと入った贅沢な栗どら焼きがあります。
写真:大坪 ともみ
地図を見る春日部市の町名である「内牧(うちまき)」の名が付いた、さつま芋のお菓子があります。内牧は昔、古墳群があった地で、春日部市内では一番歴史が古い場所というところから、このお菓子の名称にしたとの事。さつま芋の優しい甘さが生かされたさつま芋餡を、シナモンの香り漂う生地で包んで焼きあげた内牧いもは、どこか懐かしい優しい味わいのお菓子です。
写真:大坪 ともみ
地図を見るちぐさには和菓子だけではなく、洋菓子もあります。その一つが春日部産の蜂蜜が使われた、はちみつぷりんです。業者さんに「春日部産の蜂蜜があるのですが、これを使って何か作れませんか?」と言われたのがきっかけで、このはちみつぷりんが誕生しました。蜂蜜の優しい甘さがおいしいプリンです。
写真:大坪 ともみ
地図を見るさくらパイは、パイ生地に桜チップを入れて焼き上げたお菓子です。これは、パッケージに書かれている桜の名所、埼玉県幸手市にある「権現堂堤(ごんげんどうつつみ)」のイベントのために誕生したお菓子です。さっくりとした食感のパイから、ほんのりと香る桜の風味が軽やかなパイのお菓子です。
写真:大坪 ともみ
地図を見る菓匠ちぐさは春日部市内に3店舗あります。東武鉄道一ノ割駅前の一ノ割本店、春日部駅西口から歩いて5分ほどの場所にある西口中央店、それから春日部駅東口より、国道4号線方面に向かった先に東口店があります。
ちぐさ東口店には、店舗の隣に工房があり、そこで3店舗で販売されているちぐさの和菓子が作られています。
宿場町として栄えた春日部の街は、人や技が集まる場所として発展してきました。今でも当時の技術が生きた押絵羽子板や、桐を使用した桐箪笥や霧箱などの工芸品が作られ、春日部の特産品として受け継がれています。そんな特産品の一つ、押絵羽子板をモチーフとした羽子板最中をぜひ味わってみて下さい。
<菓匠ちぐさ東口店>
住所:埼玉県春日部市八丁目1007-1
電話番号:048-755-7760
アクセス:東武伊勢崎線、東武野田線春日部駅東口より徒歩約15分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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