写真:かもた のぞみ
地図を見る「アズレージョ」の名所をご紹介する前に、まずは簡単に「アズレージョ」とは何かについて触れたいと思います。
「アズレージョ」はポルトガル・スペインの位置するイベリア半島で生まれた、伝統的なタイルのこと。両国がイスラム教国との抗争を繰り返す中で、アラブ世界の幾何学模様(モザイク)が文化として持ち込まれたことがきっかけだと言われています。
その後、中国の磁器などの影響も受けながら、「絵画」としての性質も担いつつ、独自に発展していった「アズレージョ」。今日でもポルトガルの至る所で目にすることができます。
最初にご紹介するのは、リスボン郊外にあるシントラの「シントラ宮殿」。こちらでは美しい「アズレージョ」の壁画とアラブ色の強い天井とのコントラストが、世にも珍しい絶景を織り成します。
<シントラ宮殿の基本情報>
住所:Largo Rainha Dona Amélia, 2710-616 Sintra
アクセス:Sintra駅より徒歩約15分
写真:かもた のぞみ
地図を見る続いての「アズレージョ」の名所は、ポルトの中心駅でもある「サン・ベント駅」。リスボンからの特急電車なども含め、ポルトの鉄道機関の中心となる駅ですが、そんな「サン・ベント駅」に行ったら誰もが目にする絶景が、こちらの巨大な「アズレージョ」壁画。
駅の入り口という広いスペースを活用した「アズレージョ」は、迫力満点!電車を利用しなくとも、ポルトに来たら必ず立ち寄りたいスポットです。
写真:かもた のぞみ
地図を見る「アズレージョ」の絶景ももちろんですが、今なお残るレトロな建築も見ものの一つ。100年前にタイムスリップしたかのような風景は、旅情を盛り上げます。
写真:かもた のぞみ
地図を見る「アズレージョ」の入り口を通れば、そこはもちろん現役の駅舎。リスボンをはじめ、ポルト郊外へのお出かけにもぜひ有効活用したい駅です。
<サン・ベント駅の基本情報>
住所:Av. Dom Afonso Henriques, 4000 Porto
写真:かもた のぞみ
地図を見る同じくポルトの観光名所ともなっているのが、こちらの「サント・イルデフォンソ教会」。建築様式はごく普通の教会ですが、何と言っても壁一面に施された「アズレージョ」が見る者を圧倒します。
このように外壁を彩られた教会が見られるのは、世界的に見ても非常に珍しいこと。ポルトガルならではの「青い教会」を、ぜひその目に焼き付けてください!
<サント・イルデフォンソ教会の基本情報>
住所:R. de Santo Ildefonso 11, 4000-101 Porto
アクセス:Sao Bento駅より徒歩約5分
写真:かもた のぞみ
地図を見る最後にご紹介するのは、知る人ぞ知る「アズレージョ」の名所「アウマス・チャペル」。ポルトのメイン通りでもある「サンタ・カタリーナ通り」を奥へと進んだ先にある、非常に小さな教会です。
実際に写真をご覧いただければ、「名所」と称される所以がすぐにお分かりいただけると思います。教会の壁全面に施された「青の芸術」。近くで見てみると、そのどれもが非常に緻密なデザインで描かれており、そうした細かい芸術作品が合わさって大きな芸術を織り成す景色は圧巻です。
観光地としての要素はまだまだ薄く、地元の方の教会という雰囲気の「アウマス・チャペル」。訪れる際は、地元の方の迷惑にならないよう、十分にマナーを守って観光しましょう!
<アウマス・チャペルの基本情報>
住所:Rua de Santa Catarina 428, 4000-068 Porto
アクセス:Bolhao駅より徒歩0分
いかがでしたでしょうか?緻密なブルーの芸術「アズレージョ」の名所を4箇所ご紹介しましたが、実際にポルトガルの街中を歩けば、普通のお家からちょっとしたレストランなど、本当に至る所で「アズレージョ」を目にすることができ、いかにポルトガルの生活になじんだ芸術なのかということがお分かりいただけると思います。
そして「アズレージョ」のデザインも本当にさまざま!ぜひあなたもポルトガルで、あなただけのお気に入りの「アズレージョ」を見つける旅に出かけてみませんか?
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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