写真:市川 芽久美
地図を見るチョコレートの原料であるカカオ。エクアドルのカカオは、エクアドルでしか育たないアリバ・カカオという品種があるのが特徴で、その香り高いカカオは、世界中の多くのショコラティエを魅了しているんです。
写真はカカオの実。この中に果肉に包まれたカカオ豆が入っています。
写真:市川 芽久美
地図を見るカカオの生産者は、どのようにしてチョコレートの製品になるのかさえ知らずに、輸出用のカカオを生産していたんだそうです。
今では、カカオ生産地でチョコレート製品にする教育もすすめられ、カカオからチョコレート生産までを同じ場所で行う"ビーン トゥ バー(Bean to Bar)製法で作られるチョコレート製品も増えてきました。
写真:市川 芽久美
地図を見るそんな最近注目されているビーントゥ バーのチョコレートメーカー「ユンボス(Yumbos)」は、アンデス山脈西麓に広がる雲霧林のミンド(Mindo)の小さな街の中にあります。この辺りは珍しい生態系で、世界で最も多種多様の動植物が生息する、豊かな森林が広がっているんです。
エクアドルの首都キトからも車で2時間、日帰りも可能です。
写真:市川 芽久美
地図を見る「ユンボス」のお店は、エクアドルカカオと自然、そしてこの土地のカカオ生産者の持続的な生活向上をサポートしたいと、イタリア人がオープンしたお店。製品も店内もとってもスタイリッシュなのですが、お店の入り口は、一見見過ごしてしまいそうな小さな入り口なのでご注意を。写真は入り口にある看板の写真です。カフェも併設されています。
写真:市川 芽久美
地図を見る売られている商品も種類が豊富で、チョコレートバーは、カカオ60%から100%のものまであり、さらにコーヒー、唐辛子、生姜、バナナ入りなどフレーバーチョコレート製品もあります。どれを買うか迷ってしまいそうですが、試食も行なっているので味見をしてからの購入が可能です。
また、こちらのメーカーのポリシーは"カカオを全てを商品にすること”でもあります。普通カカオの豆だけを使って果肉や殻は捨ててしまうのですが、このメーカーは違います...殻をお茶にしたり、カカオ豆の発酵時に出る液体は、カカオシロップやバーベキューソースなどの製品にして販売しています。
写真:市川 芽久美
地図を見るこちらのショップでは、カカオからチョコレートバーになるまでの工程や、エクアドルのカカオについて知ってもらおうと、チョコレートツアーを開催しています。このツアーの最後には、濃厚で香りの良いユンボスのチョコレート・テイスティングや、ブラウニー、フルーツチョコレートなどもついています。ミンドの森をイメージしたこのお店の中庭でいただくエクアドルチョコレートは、また格別。
写真:市川 芽久美
地図を見る昔ながらの農法を用いるカカオ農園が、いかに持続的な質の良いカカオ生産に繋がっているのか、また生産地の教育サポートなどの大切さも知ることができるこのツアー、是非参加してみてください。
所要時間約1時間、料金は8USドルで、事前予約が必要です。
写真:市川 芽久美
地図を見るエクアドルのお土産...といえばチョコレートは定番。キトの街のスーパーで購入も可能ですが、是非エクアドルのカカオの生産地や生産方法もしりながら、丁寧に造られたチョコレートを購入しに、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。可愛らしいハチドリや、綺麗な蘭の花、そして色とりどりの蝶々も楽しめるミンド。森の空気にも癒されること間違いなしですよ。
住所:Av. Quito, Mindo, Ecuador
電話番号:+ 593 99 063 6345
営業時間:8:00〜22:00 (毎日)
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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