写真:Ise Shinkurou
地図を見る普段何気なく使っている箸は、世界に誇る日本文化の一つでもあります。中でも光沢のある貝殻や卵殻を漆箸に塗り込める技法は、若狭塗独自のスタイル。
さらに驚くことに、江戸中期には200種類以上の技法が開発され、「卵殻模様」「貝殻模様」「起し模様(下地塗りの上に模様をつける方法)」などえっ?これお箸?と思うほど素晴らしい芸術作品なのですよ。
小浜藩がこれらの技法を足軽の内職として保護し、藩外への流出を禁止します。皇女和宮、シーボルト、アメリカ前大統領オバマ氏など多くの著名人にも贈呈されています。
では早速ワクワク・ドキドキの研磨体験をご紹介しますね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る塗り箸研磨体験が出来る色は6種類あります。家族で色違いを選んでも楽しいですよね。機械研磨ですので、ローラーにあてる強さ・時間などによってあなただけの模様を浮き出させる事が出来ますよ。しかも浮き出た模様によってあなたの性格判断が出来るという優れもの。
気取り派から楽天派さらには個性派、遠慮派まで、これぞまさに世界に一つだけの自分用箸です。炭や石で磨く本格的な研磨ではありませんが、旅の途中で少し立ち寄る若狭旅の思い出作りには、気軽に参加出来るのでお勧めです。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るエントランスすぐの小部屋に「お箸の文化を説明するコーナー」があります。身近な内容から若狭塗の歴史、さらにはお箸に関するこぼれ話なども紹介されとても興味深い内容です。
若狭旅のお土産は「若狭塗箸とお箸についての知識」に決まりですね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るこのコーナーで特にお勧めは「子ども用六角知能箸」。滑り止め加工がされていて使いやすく、正しい箸の持ち方を学べるので、全国の幼稚園・保育園で話題になっています。
正しい持ち方は小さな頃から身につけると良いと言われますが、箸使いにあまり自信のない大人向けの六角箸もあります。筆者も使用してみましたが、手になじみとても使い易いのでお勧め。美しい箸使いはいくつになっても憧れですよね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る店内では伝統的な若狭塗りから趣向を凝らした祈祷箸まで、約400種類の箸が並びます。これだけ多くの箸が揃うと壮観ですし、美しい塗り箸にしばし時を忘れるほど夢中になります。
大切なあの人に素敵なお土産を探してくださいね。もちろん見学だけもOKですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る素敵な夫婦円満箸もありますが、少し面白いのは「虹の架け箸・幸福の架け箸」。ただの語呂合わせではなく「若狭虹のかけ箸物語」という昔話に由来しています。
このお話は、小浜藩の漆職人と藩お抱え医師の娘との恋物語。身分違いの二人ですが、職人があわびの貝殻を飾った美しい箸を作り上げ、これが認められ結ばれるという素敵なお話です。このことから、ここ小浜では愛する人・大切な人に箸を贈る習わしが残っています。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る受験シーズンになると合格にちなんだ様々な商品が出回りますが、特にお勧めは毎日使用する五角形のお箸。祈祷済みのお箸とお守りのセットです。
若狭への旅でお土産に迷ったら「若狭塗り箸」がお勧め。長く使うほどしっくりとなじむ素敵な箸です。また自分で磨いた世界に一つだけのマイ箸は、帰宅後も旅の思い出が蘇る日用品ですよ。
住所:福井県小浜市竜前6-2
電話番号:0770-56-0884
アクセス:舞鶴若狭自動車小浜ICから敦賀方面へ約5分。若狭彦神社近く。
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
はじめまして。旅連れの小太郎と日本中に足跡を付けたく始めた旅も2周目に入りました。「やっぱり日本は広くて深い」ペットと愉しむ旅を・・そして有名観光地に加え「えっ?」って思っていただけるような穴場スポッ…
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