エクアドルの首都キトから車で1時間30分、ミンド(Mindo)の街の近くにタンダヤパ・バレー(Tandayapa valley)と呼ばれる渓谷があります。その小高い山の頂上に建っているのが「ベラビスタ クラウド フォレスト リザーブ & ロッジ(Bellavista Cloud Forest Reserve & Lodge)」。
写真:市川 芽久美
地図を見るこの地に惚れ込んだ英国人、リチャード・パーソンズ(Richard Parsons)氏が、1991年にはじめてタンダヤパ・バレーの土地55ヘクタールを購入。写真はその時最初に建てたロッジ棟です。
その後徐々に土地を買い足し、今では70ヘクタールを個人保護区として保有しているというから驚きです。
更に、このベラビスタ保護地区では、米国オーデュボン・クリスマス・バード・カウント(Audubon Christmas Bird Count)により数えられる 、24時間で見られる鳥の数で最多数を数年連続で獲得・記録しているんです。
正にバードウオッチング界では宝の様な場所。
写真:市川 芽久美
地図を見るそんな美しい自然を最大限に守りながら、堪能出来る様に建てられているエコ・ロッジ。こちらも徐々に増築し、部屋数は現在14部屋。それぞれ異なる間取りで、全ての部屋から美しい森の眺めを堪能できます。
スイートタイプのリビングルームなども備わった広めの部屋から、研究生の長期滞在や学生などに好まれるドミトリー式の部屋まで対応しています。
写真:市川 芽久美
地図を見るベラビスタの水は、1874年に米国人ジョセフ・ワット(Joseph E. Watts)によって見出された、自然のフィルターを通した美味しい水。そのまま飲料水として美味しく飲むことが出来、近くの町でも飲まれています。
写真:市川 芽久美
地図を見るロッジにあるレストランでの食事は、この保護区内の川で採れる川魚や、新鮮な野菜や果物を使った料理。美しい眺望とランチを楽しもうと、宿泊客以外のビジターも訪れます。
写真:市川 芽久美
地図を見る「ベラビスタ クラウド フォレスト リザーブ」70ヘクタールの保護エリア内には、自然の動植物を鑑賞する為の行くつものトレイルがあります。
ロッジ宿泊と、トレイル散策のアクテビティがセットになったパッケージも用意されており、ベラビスタを存分に楽しむことが可能です。エクアドルの首都キトからの送迎もパッケージになったプランもあり、日帰りから対応してくれているのも嬉しいサービス。
写真:市川 芽久美
地図を見るトレイルの目玉はやはり、多種多様な鳥鑑賞。ロッジにいるだけでも、ハチドリをはじめとする様々な鳥たちがやってきます。
早朝のある限られた場所でしかお目にかかれない鳥たちも、優れた自然ガイドの案内で、カメラに収めることが出来ますよ!
種類の数があまりにも多く、鳥類にばかり目が行きますが、野生の小動物、蝶類、蘭などの植物も種類豊富に生息しています。2013年に発見された新種の哺乳類「オリンギト(Oringuito)」も高い確率で出会うことができるんです。
写真:市川 芽久美
地図を見る写真は、700ヘクタールのこのロッジの保護エリア内のトレイル・マップ。川や滝などもこの敷地内にあります。
写真:市川 芽久美
地図を見るこれらのトレイルを、滞在時間やゲストのリクエストに応じて、優秀なナチュラリストガイドが案内してくれます。
珍しい鳥や動植物に出会える場所も熟知しているガイドと歩けば、効率的に森散策が楽しめます。
エクアドルの雲霧林は、年間通じて気温は15〜24℃程度、湿度は90%以上。常に幻想的な霧が漂うマイナスイオン豊富な森です。そんな森で森林浴をしながら、自然界に生息する様々な動植物に会う....ある意味とっても贅沢でリフレッシュ出来る滞在になる事でしょう。
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この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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