眺望抜群の志賀高原・横手山頂で、天空の世界を堪能!

眺望抜群の志賀高原・横手山頂で、天空の世界を堪能!

更新日:2017/10/26 12:36

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
志賀高原の横手山は、長野と群馬両県にまたがる標高2,307mの人気の観光スポットです。山頂からの眺望は抜群で、まさに天空の世界を堪能。太平洋と日本海の分水嶺に位置し、空気の澄んだ日には富士山、関東の山々、北アルプス、そして佐渡島までも見渡すこともできるのです。麓からリフトや送迎車を利用すれば、気軽にアクセスできることも魅力。更に、ここでしか味わえない人気グルメもご紹介します。

天空の世界!眺望抜群の横手山頂までのアクセス手段

天空の世界!眺望抜群の横手山頂までのアクセス手段

写真:高橋 しゅう

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横手山は、志賀高原の長野・群馬両県境に位置しています。アクセス方法としては、まずは草津温泉と信州中野を結ぶ、志賀草津高原道路を利用します。そして車やバスで、横手山麓に位置する「のぞき」または「渋峠」を目指しましょう。そこから次の手段で山頂を目指します。

横手山山頂へは4つのアクセス方法があります。
1.のぞきから横手山スカイレーター(写真)とリフトの乗り継ぎ
2.渋峠よりロマンスリフトを利用
3.渋峠より横手山頂ヒュッテの送迎車利用
4.渋峠等からの徒歩での登山
※運行期間等の詳細はまとめ欄及び関連MEMO欄をご参照下さい。

今回は4つの中で特にお勧めの、1番の方法をご紹介します。

最初に乗るスカイレーターは人を運ぶベルトコンベアの様な造りで、その珍しさからテレビ番組で、日本一長い動く歩道としても紹介されました。山々の景色を眺めながら動く歩道に乗るのも珍しい体験。所要時間は約5分ですが、単線での運行の為、上り下りの交互運行となりますので、少し待つかも知れません。

天空の世界!眺望抜群の横手山頂までのアクセス手段

写真:高橋 しゅう

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スカイレーターを降りると、次にリフトを乗り継いで山頂を目指します。急斜面を上るリフトは、なかなかスリル感もありますが同時に志賀高原の雄大な景色も一望。爽やかな高原の空気を感じながら空中散歩を、お楽しみ下さい。所要時間は約5分です。

但し、標高2000mを超えますので、平地より気温が10℃近く低くなります。夏でも肌寒く感じる時があり、初夏や秋はかなり寒くなる日があります。防寒対策も忘れないようにしましょう。

横手山頂から日本海側と関東側の両方向の眺望を満喫

横手山頂から日本海側と関東側の両方向の眺望を満喫

写真:高橋 しゅう

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横手山の山頂からは、信州や新潟県の山々、群馬や関東の山々と、両方向の景色を堪能することができます。

志賀高原の雄大な景色と共に、志賀草津道路の様子も一望。写真のように九十九折が続く様子がハッキリとわかります。

麓の「のぞき」(写真左下の建物のある場所)でも雄大な眺望がありますが、山頂まで上がれば更に違った景色を堪能できます。

※写真はリフト上より撮影

横手山頂から日本海側と関東側の両方向の眺望を満喫

写真:高橋 しゅう

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更に、北信五岳等の山々や妙高山等の越後の山々、空気の澄んだ日には、北アルプスの山並みや日本海に浮かぶ佐渡島までも見渡せるワイドな眺望が魅力となっています。

※写真は以前に、横手山麓より望遠レンズで撮影。

横手山頂から日本海側と関東側の両方向の眺望を満喫

写真:高橋 しゅう

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こちらは、リフト乗り場から徒歩5分の横手山神社脇からの眺望。眼下には日本海と太平洋を分ける分水嶺の稜線、草津白根山、その向こうに浅間山や天気の澄んだ日には富士山までも望むことができます。

空と雲が近い!雲の上の世界へ

空と雲が近い!雲の上の世界へ

写真:高橋 しゅう

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標高の高い横手山の山頂は、空と雲が近い場所。天気の良い日はワイドな眺望が魅力ですが、雲が多くかかっている日にも楽しみがあります。

手に取るような位置に浮かび流れる雲の数々。普段とは違った角度で目線や眼下に眺める雲も新鮮でなかなか楽しいものです。

空と雲が近い!雲の上の世界へ

写真:高橋 しゅう

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更に運の良い日には、眼下に雲海を望めるでしょう。こちらは、朝の時間に、横手山の山頂より撮影した写真です。

山々の間に雲海が広がり、まるで山々が島のように浮かび上がっています。遠く向こうに浅間山、更に画面左奥には、かすかに富士山も写っています。

早朝の景色を楽しみたい際には、横手山頂ヒュッテに宿泊するのもお勧め。山頂に宿泊すれば、晴れた日の夜には満天の星空や夜景も同時に楽しむことができます。

眺望良好!あわせて訪れたい渋峠の日本国道最高地点

眺望良好!あわせて訪れたい渋峠の日本国道最高地点

写真:高橋 しゅう

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こちらは横手山の麓、渋峠の日本国道最高地点です。その名のとおり国道で日本一標高の高い地点(2,172m)になり、最高地点を示す石碑の前では、多くの方々が記念撮影をされています。

ここのお勧めはもう一つ、群馬や関東側の眺望が良いことにあります。眼下には芳ヶ平湿原や草津温泉を望み、草津白根山や浅間山、関東の山並み、更に空気の澄んだ日には、はるか遠く富士山、首都圏までも見渡すことができます。

日本国道最高地点は、志賀草津高原道路沿いにありますので、同じく長野県側の「のぞき」とあわせてリフトに乗らずとも眺望が楽しめます。

眺望良好!あわせて訪れたい渋峠の日本国道最高地点

写真:高橋 しゅう

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眺望の良い日本国道最高地点は、志賀高原の撮影スポットの一つとして、写真愛好家の方々にも人気の場所。特に、日の出の時間帯には、上州の山々から昇るご来光を楽しむことができ、朝日に照らされ刻々と色が変わる山々も美しく、魅力的です。

尚、ご来光を楽しむには、渋峠や志賀高原、万座温泉付近等に宿泊されてお出掛けになると便利。勿論、日中の時間帯も、前段で紹介しました様に眺望が良くお勧めのスポットです。

横手山で人気!雲の上のパン屋さん

横手山で人気!雲の上のパン屋さん

写真:高橋 しゅう

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横手山が人気のもう一つの理由として、雲の上のパン屋さんがあります。標高2000mを超える山頂で焼く、ここでしか味わえない絶品のパンを目的に横手山に訪れる人も少なくありません。

横手山頂ヒュッテのレストラン・ベーカリーには、美味しそうな様々なパンが並んでいます。雲の上のパンは標高の高い場所で焼くため、気圧や気温の関係でかなり試行錯誤されて完成された特別なパンでもあるのです。但し、大量にはパンを焼けないとのことで、完売次第終了となります。

また、横手山リフト乗り場の建物内には、珍しいクランペット(イギリス発祥の軽食パン)をメインとしたクレンペットカフェがあり、こちらも横手山で人気のカフェになっています。

横手山頂の観光シーズンは5月から10月。冬はスキーでどうぞ。

これまで紹介して来ました、横手山の観光シーズンは概ね5月から10月となります。山頂へのアクセス手段となる、スカイレーターやリフトは例年5月中下旬から10月末までの運行、横手山頂ヒュッテの送迎車は、志賀草津高原道路の全線開通時期(4月下旬から11月中旬)までとなります。

また、スカイレーターやリフトの乗り場起点となる、のぞきや渋峠にアクセスする志賀草津道路も冬期間は、渋峠・のぞき付近が冬季閉鎖(11月中旬から4月下旬)となりますので、あわせて道路状況もご確認の上お出掛け下さい。

リフト等の運行日程は、毎年変わりますので、関連MEMO欄の横手山スカイレーター・渋峠ロマンスリフト、横手山頂ヒュッテのホームページよりご確認下さい。またリフトのホームページには、割引券がありますので、こちらのご利用もお勧めです。

尚、冬期間の横手山はスキー場のゲレンデとなります。スキーやスノーボード、スノーシューで行けば、スキーリフトを利用して、冬でも横手山頂からの雄大な眺めを堪能することができます。

但し、アクセス方法は、記事内容と異なりますので横手山・渋峠スキー場のホームページよりご確認下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/09 訪問

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