倉敷三斎市が駅前商店街で開かれたのは2005年3月から。「三斎市」という名前の由来は、江戸時代に三斎市・六斎市という定期市があったとされることから由来しています。毎月第3日曜日、朝8時〜11時までと、朝市としてはややゆっくりなスタート。朝寝したい観光客や子ども連れには嬉しい時間設定ですね。
駅前商店街の長ーいアーケードに、約70店ほどがズラッと軒を連ねる景色は圧巻!アーケード街なので雨の日でも傘いらずで安心して回れますよ。また、倉敷三斎市のホームーページから店舗の見取り図がダウンロードできます。効率良く回りたい方、お目当てのものを即ゲットしたい方はぜひ活用されることをおすすめします。
倉敷三斎市の正式名称は「高梁川流域倉敷三斎市」。その名の通り、高梁川流域にある7市3町(新見市、井原市、浅口市、倉敷市、総社市、高梁市、笠岡市、早島町、里庄町、矢掛町)の魅力発信のため、流域にちなんだイベントや特産品の販売などを精力的に行っています。毎月違う地区が持ち回りになるので、行く度に新たな出会いがありそうですね。
こちらは最近話題になっているきくいも(エルサレムアーティチョーク)ですが、井原市で栽培されています。きくいもクッキーやきくいも茶など、なかなか市場に出回らないものも気軽に購入できますよ。こういった地域の特色が出るのも三斎市ならではと言えるでしょう。
三斎市のお目当てはやっぱり破格の生鮮食品でしょう。その安さに地元の人も通うのだとか。瀬戸内ならではのちりめんじゃこや干しエビ、ままかりの干物やいかなごの釘煮などが並びます。お店によっては試食が出来るところもあるので、食べ比べながら選ぶことも楽しいですね。上ちりめんのふわっとした上品な口触りを、ぜひ味わってみて!
旬のぶどうやいちじく、早生のみかんも出回って市場は果物天国!果物の他に野菜はもちろん、産みたて卵や手作り豆腐、手作りパン、キムチやお寿司にお総菜…。胃袋がどれだけあっても足りないくらい、美味しそうなお店がひしめき合っています。
商品ばかり見ていると、頭をポンポンと叩かれる感触…。「何!?」と思って顔を上げると、そこにはこんなお面が!!この方(?)は、倉敷の祭りごとには欠かせないマスコット、その名も素隠居です。こちらは眉毛なしのばば、なんだとか(眉毛ありはじじです)。
この素隠居が持っている渋うちわで頭を叩かれると、御利益があると言われています。見れば素隠居に自ら頭を差し出す人でいつのまにか人だかりが!素隠居を見かけたら、ぜひ頭を差し出しに向かいましょう。
倉敷三斎市と言えばこちら、センター街駅側からの入り口すぐで売られている「中山精肉店」の千屋牛サイコロステーキ串は絶対に外せません。屋台から漂う香ばしいお肉の匂いに抗える人はいるのでしょうか。瞬く間に行列が出来ていきます。千屋牛からあふれ出る肉汁に、柔らかいとろけるような食感、これが600円で味わえるなんて!
こちらのお店は千屋牛のすじ肉も冷凍で売っています。柔らかいすじ肉はカレーにしても良し、おでんに入れても良し。どちらも三斎市の人気商品です。
中山精肉店のおとなりにあるのが「焼鳥専門店釜屋」の特製ジャンボやきとり。この際牛と鶏、両方ハシゴしちゃいましょう!こちらの屋台もたまらなく良い香りを漂わせ、行列が絶えません。そして驚きなのがこのサイズ感!1串に鶏肉200グラムを使用したジャンボやきとりが、なんと200円のプチプライス。塩胡椒のシンプルな味付けの鶏肉に、合間に挟まっている玉ねぎがシャキシャキと良いアクセントになっています。
こちらは鶏でも珍しい軍鶏のお肉。総社市の「びれっじみーる」からの出店です。なかなかお目にかかることが出来ない軍鶏のお肉が朝市で食べられるなんて貴重ですよ。お肉は色々な部位が炭火で焼かれていて、香ばしさとお肉の弾力、味の濃厚さにノックアウト!塩胡椒の味付けだけなので、軍鶏の美味しさがダイレクトに伝わります。軍鶏のたまご、「お日たま」で作られたプリンも絶品ですよ。
熱々、ほこほこをパカッと割ると、真っ黄色のあま〜いさつまいも♪こちらは井原市特産、抜群の甘さを誇る「早雲蜜芋」の焼き芋です。ややねっとりとした舌触りが特徴で、とにかく甘い!だんだんと寒くなってくる季節の人気商品です。ぜひその場で味わってみて下さいね。
ハンバーガーも数種類ありますが、中でもおすすめなのがこちらの千屋牛バーガー。千屋牛の薄切りに、やや甘辛い味を付けてサンドしてあります。シャキシャキの新鮮野菜に千屋牛の甘みが相性抜群ですよ。この他にも焼き鳥屋さんの砂ズリバーガーやスモークチキンバーガーなど、大人から子どもまで喜ぶハンバーガーが目白押しです。
出来たて熱々と言えばやっぱり麺!こちらの笠岡ラーメンはなんと200円と超破格。ほかにもうどんやそば、フランス仕込みのポタージュなど、寒い季節に嬉しいグルメがいっぱい。しかもどれもお手頃値段が嬉しいです。朝食に朝ラー、いかがですか?
三斎市にもパン屋さんはいくつかありますが、中でも1番人気なのがこちらの「石窯パン 雪bolo」のパン。店舗は岡山県美咲町にあり、なんと隔週土曜日にしか営業していない幻のパン屋さんなんです。三斎市では早い時は10時に売り切れてしまうんだとか。いつも行列が絶えないこちらのパンは、どれも天然酵母を使った素材、製法にこだわって丁寧に作られた美味しいパン。おすすめは酵母の甘みが感じられる食パン、ザクザクとした食感のカレーパンにサクサクのシュークリームです。
こちらは総社市にある人気のシフォンケーキ「ママシフォン」。定番ものの他に、季節のものを使ったシフォンケーキが評判です。いちじくとクルミ、クランベリーなど、その時々の味が楽しい!シフォンケーキもふわっふわで、市場の人も「ここのシフォンケーキが1番!」と太鼓判を押すほどです。
岡山京橋朝市でも有名な「ケイコの豚まん」、実は三斎市でも出店しているんですよ。蒸かしたてをその場で食べるのももちろん最高なのですが、ケイコの豚まんはお持ち帰りも用意しています。大ぶりの豚まんの中に、うずらの卵が入っているのが特徴的です。皮はもっちりしっとり、餡も甘すぎずにジューシー。家に帰ってからのお楽しみにしてもいいですね。
まだまだ尽きない倉敷三斎市の魅力。胃袋が2つあっても足りないくらい!美観地区の観光前に、三斎市で活気に満ちた倉敷を体験してみてはいかがでしょう。三斎市は普段観光で行きにくい土地の名産を知ることもできますし、何より美味しいグルメでいっぱいです。まだまだ知られざる、高梁川流域の魅力を探しに訪れてみて下さいね。
<高梁川流域「倉敷三斎市」の基本情報>
開催日:原則として毎月第3日曜日
開催時間:8:00〜11:00
開催場所:倉敷駅前商店街及びその周辺
アクセス:倉敷駅から徒歩5分※専用駐車場はありません。近隣の駐車場をお使い下さい。
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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