写真:伊都 をかし
地図を見る山形県の「山寺」は、松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という句を詠んだ場所として有名なお寺です。そして、その名の通り本当に山の上(というか、崖の上?)にあって、JR山寺駅からも眺めることができます。あんなところにあるんだ!とびっくりしますよ。
山寺の正式名称は、立石寺(りっしゃくじ)と言い、千年以上続く由緒あるお寺です。昔から悪縁切りのお寺としても信仰を集めています。切り立った崖に張り付いているようなユニークなロケーションと素晴らしい絶景で、雑誌やテレビに取り上げられることも多いので、写真や映像でご覧になったことがある方も多いかもしれませんね。最近では、そのユニークさと絶景がSNSなどで海外にも広く知られるようになり、外国からの旅行者にも大人気のスポットになっています。
写真:伊都 をかし
地図を見る長い石段を登って、一番高いところにある奥の院を目指しましょう。石段は1015段。ちょっと大変ですか?でも、この石段は、「一段二段と登ることにより煩悩が消滅する」と言われている有り難い修行の石段なんですよ。それに途中には、芭蕉とそのお弟子さんの曽良の像や芭蕉ゆかりのせみ塚、弥陀洞、仁王門など見どころがたくさんありますので、ひとつひとつ楽しみながら登っていくと、案外あっという間に登れてしまいます。石段脇のあちこちに優しい表情のお地蔵様が祀られていて、励ましてくださってるみたいですよ。
写真:伊都 をかし
地図を見る大きな岩の上にある小さな赤いお堂は、納経堂。絶景で有名な五大堂は、納経堂のもう少し奧にあります。奥の院からはちょっと下ったところにありますので、みなさん、奥の院を参拝した後に五大堂を目指しています。
写真:伊都 をかし
地図を見る山寺の至る所から展望は楽しめますが、五大堂からの展望がやはりいちばんと言えるでしょう。JR山寺駅はもちろん山あいの村々を一望できます。みなさん、感動して長い石段登りの疲れが吹き飛んでしまうようですよ。
このように奥の院に参拝した後、五大堂で絶景を堪能して下山する、というのが山寺のもっとも一般的な観光コースです。
写真:伊都 をかし
地図を見る王道の観光をご紹介した後は、山寺がもっと楽しくなる、ちょっと変わった参拝ができる仏様をご紹介しますね。「山寺」には、たくさんのお堂がありますが、そのいくつかのお堂では、仏様にスキンシップして参拝できるんです。
麓近くにある「根本中堂」には、なでて参拝できる「招福布袋尊」がいらっしゃいます。布袋様のからだをなでながら願い事をお祈りしましょう。たくさんの参拝客になでられたのでしょうね。大きな布袋様のからだはピカピカです。
写真:伊都 をかし
地図を見る次は、石段をかなり登ったところにある「中性院」のおびんずるさま。布袋様とおなじようになでて参拝します。長寿を授けてくださる仏様で、なでると病気が治り、病気にかからないと言われています。さらに、ぼけ封じのご利益もあります。こちらも、ピカピカですよ。
写真:伊都 をかし
地図を見る「性相院」では阿弥陀様と繋がった五色の紐にふれて参拝できます。紐を通してですが、阿弥陀様に直接ふれられるなんて、滅多にない機会ですね。お願い事がダイレクトに届くような気がしませんか?
写真:伊都 をかし
地図を見る「金乗院」の「ぴんころ車」は、大きな数珠をくるくると回してお参りします。「健康で、いつまでもピンピンと いよいよの時が来たらコロッと」の願いが叶うそうです。なるほど、それで「ぴんころ」なんですね。
せっかく1015段の石段をがんばって登るんですから、絶景だけではもったいないですよ。ぜひ、仏様にスキンシップで参拝して、パワーをいただきましょう!
山から下りたら、おいしい「玉こんにゃく」もお忘れなく。
写真:伊都 をかし
地図を見る正式名称 立石寺
住所 山形県山形市山寺4456-1
電話番号 023-695-2843
アクセス
車 JR山形駅/山形空港から約30分
電車 JR山寺駅から徒歩7分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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