かんざしに東京染め小紋!高田馬場 隠れたアートスポット3選

かんざしに東京染め小紋!高田馬場 隠れたアートスポット3選

更新日:2017/10/30 16:10

藍色 しっぽのプロフィール写真 藍色 しっぽ
早稲田大学、学習院大学など有名大学のキャンパスが集まる街、高田馬場。
学生街としての知名度は高いものの、アートスポットとしてこの地区の美術館や博物館が注目されることは少ないのではないでしょうか。今回は高田馬場のアートスポット3箇所を厳選し、その魅力をじっくりとお伝えします。


昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

繊細な職人の技術にうっとり。つまみかんざし博物館

繊細な職人の技術にうっとり。つまみかんざし博物館

写真:藍色 しっぽ

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「つまみかんざし」という言葉を初めて聞く方も多いかと思われますが、つまみかんざしとは一言でいえば「かんざし」の一種。薄絹をつまんで折り畳み、組み合わせることによって作られたかんざしです。
高田馬場にあるのは、そんな伝統的技法を用いて作られた世界初のつまみかんざしの博物館。展示を行なっているだけではなく、時期によっては教室を開いていることもあります。

繊細な職人の技術にうっとり。つまみかんざし博物館

写真:藍色 しっぽ

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つまみかんざしの歴史は今から200年ほど前にさかのぼります。江戸時代に髪飾りとして、若い女性の間で流行したのがこのつまみかんざし。日本の伝統工芸品として、東京では主に七五三の髪飾り、京都では舞妓さんの髪飾りに用いられるなど、現在でも全国各地で愛用されています。

つまみかんざし博物館は規模にすれば小さな博物館ですが、内容は非常に充実しています。紫陽花などの植物をモチーフにしたものから蝶や鳥など昆虫や動物をモチーフにしたものまで、季節によって様々なつまみかんざしが展示されます。
いつどの時期に訪れても、また何度行っても楽しめるのはこのつまみかんざし博物館ならではの魅力の一つ。

繊細な職人の技術にうっとり。つまみかんざし博物館

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美しい伝統工芸の世界を楽しんだら、お土産にも一つつまみかんざしをどうぞ。日本全国でも10数名しかいないという職人によって作られたつまみかんざし。生活の中でふとした瞬間に、和の心を思い起こさせてくれることでしょう。

<基本情報>
住所:東京都新宿区高田馬場4-23-28 ヒルズ ISHIDA 401号
電話番号:03-3361-3083
アクセス:JR山手線「戸山口」より徒歩2分
地下鉄・東西線「1番出口」、西武新宿線「早稲田口」より徒歩5分

工房と展示場が一体に!東京染ものがたり博物館

工房と展示場が一体に!東京染ものがたり博物館

写真:藍色 しっぽ

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神田川沿いにひっそりと建つ東京染ものがたり博物館。こちらは創業140年となる富田染工芸の工房を兼ねた、小さな博物館です。

実は神田川沿いはかつて染色業の非常に盛んだった場所。水質の悪化に伴って徐々に拠点を移したり廃業したりしてしまい、現在では工房自体がほとんど見られなくなってしまいましたが、一時期は京都や金沢に並ぶ規模で染色業が行われていました。

東京染ものがたり博物館は、そんなかつての華やかな歴史を物語る貴重な場所。型染めという手法で染められた数々の作品を展示しているほか、ヘラや刷毛など、伝統技術を支えてきた道具も紹介しています。

工房と展示場が一体に!東京染ものがたり博物館

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ここ、東京染ものがたり博物館で作られる着物の紋様は「東京染め小紋」と呼ばれます。小紋とは型紙を使って染められた小さな紋様のことを指しており、地域によって京小紋、東京染め小紋など様々なものがあります。

東京染め小紋は一見すると無地のようでありながら、実は細かく複雑な柄で染められているのが特徴。贅沢が禁じられていた時代の人々の知恵が、現代ではおしゃれで上品なものとして多くの人から支持されているのです。

工房と展示場が一体に!東京染ものがたり博物館

写真:藍色 しっぽ

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博物館では、展示を見るだけではなく型付けを行う板場の見学も可能です。精緻な型彫り模様を使って、無地の布が美しい紋様に染め抜かれていく様はさながら魔法のよう。

また、第三土曜日には実際に型染めを体験することもできます(要予約)。体験講座には見学と講義が含まれており、見学では型染めに使う色糊を調整する部屋から蒸した生地を洗う部屋までの四つの作業場を見学できます。講義では伝統工芸士の富田さんによる、染めの歴史や染色の種類についての分かりやすい解説を聞くことができます。小紋について知識を深めたいという方にぜひおすすめです。

東京染ものがたり博物館では、この工房で製作された作品を買うこともできます。着物だけではなくTシャツやポーチなど、現代の遊び心が詰まった粋なグッズがたくさん。来館記念やお土産などにどうぞ。

<基本情報>
住所:東京都新宿区西早稲田3-6-14
電話番号:03-3987-0701
アクセス:都電荒川線「面影橋」駅下車徒歩2分
JR山手線「高田馬場」駅下車徒歩15分
地下鉄・東西線「高田馬場」駅・「早稲田」駅下車徒歩15分

大人も子供も、見て触って楽しめる。木組み博物館

大人も子供も、見て触って楽しめる。木組み博物館

写真:藍色 しっぽ

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早稲田通り沿いにある木組み博物館は、日本の伝統的な建築技法である「木組み」に焦点をあてた博物館です。

木組みとは、木に切り込みを入れてはめ合わせていくことにより、木材同士を組み上げていく技術のこと。大きくは「継手」と「仕口」という手法に分類されますが、その種類は数千近く存在します。釘などを使わずとも強度の高い建築物を建てることができる技法で、縄文時代から伝えられてきました。

博物館は、木組みの技術の継承や木材の枯渇などの問題を抱える現代、より多くの人に木組みという技法を知ってもらうこと、また一人でも多くの子供たちに興味を持ってもらい、次世代の技術継承者の育成に貢献することを目指して開館されました。

大人も子供も、見て触って楽しめる。木組み博物館

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博物館は二つの展示室から構成されています。第一展示室は、主に木組み技法の基本となる部分についての展示がなされています。木組みを使って制作された本物の模型や三重塔の大型の木組みなど、手に取ったり触ったりすることができます。

加えて、木組みに使われる木材の樹種見本や写真パネルも展示されています。木組みのことを知らない人にもわかりやすく、また興味を持ってもらいやすい構成となっています。

大人も子供も、見て触って楽しめる。木組み博物館

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第二展示室は、木組み技術を使い完成した模型を中心に展示しています。左官、鬼瓦、建築物の屋根など、「木組みという技術から、こんなにがっしりした建築物が生まれるんだ!」と驚くこと間違いなし。

また、第二展示室の中では木組みに欠かせない大工道具も展示されています。実際に木組みに使われた道具の数々を見ることで、技術へのイメージがわきやすく、子供たちが木組み技術を楽しく学びやすいよう工夫されています。

もちろん、お土産コーナーも充実しています。木組み博物館の呼称である「きはく」のトートバッグや、気軽に使える木製クリップなど、便利で楽しいグッズがたくさん。
使っているうちにまた来訪したくなるようなアイテムが揃っています。

<基本情報>
住所:東京都新宿区西早稲田2-3-26ホールエイト3階
電話番号:03-3209-0430
アクセス:地下鉄・東西線早稲田駅 2、3b出口徒歩4分
JR高田馬場駅早稲田口前より早大正門行バス5分「西早稲田」または「馬場下町下車」徒歩2分
地下鉄・副都心線西早稲田駅2番出口徒歩10分

ふらりと立ち寄れる気軽さが魅力!高田馬場のアートスポットたち

美術館や博物館というと、何か高尚な場所のようで敷居が高い、と感じている方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介した三つのミュージアムは、どこも伝統技術を扱った場所でありながら、誰でも訪れやすい雰囲気であるのが特徴です。
通勤や通学帰りに、あるいは近くに訪れた記念に、時間ができた時に途中下車して…。隠れたアートスポットの高田馬場、ぜひのんびりと楽しんでみましょう。

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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