写真:結月 ここあ
地図を見る参道を歩いていくと、最初に見えてくるのが総門です。一礼をして門をくぐったら、手水舎(ちょうずや)で手と口をすすいで身を清め仁王門へと進みましょう。
こちらの写真が、1830年に建立された国の重要文化財に指定されている仁王門です。
門の中央には赤い提灯がかかっていますが、そこには「魚がし」と書かれているんですよ。成田山で魚がし!?って思いますが、江戸時代に盛んだった魚河岸講の名残だそうです。
写真:結月 ここあ
地図を見る大本堂の前には、幅6.6メートルで重さが200キロの成田山独特の照範(しょうはん)しめ縄があります。稲穂を吊るしたような珍しいもので、1月末まで見ることができますよ。
大本堂は、御護摩祈祷を行う中心的道場で、御本尊様の不動明王が奉られていて、1000年以上も御護摩の火を絶やすことなく、日々心願成就を祈願しています。
嬉しいことに、御護摩祈祷は誰でも受けることができます。
この大本堂では、2月の節分に豆まきが行われることでも有名ですね。豆まきは3回あって、大豆860キログラム・殻付落花生400キログラムと剣札(けんまもり)をまきます。豆まきにつきもののかけ声は、御本尊不動明王の前では、鬼さえも心を入れ替えてしまうことから、「福は内」のみなんですよ。
2018年度は2月3日(土)に行われ、NHK大河ドラマ「西郷どん」の出演者や、大相撲からは横綱の白鵬・稀勢の里や、前頭の遠藤なども予定されていて楽しみですね。
写真:結月 ここあ
地図を見る1861年に建立された重要文化財に指定されている額堂(がくどう)は、額や絵馬などを奉納する為に造られ、歌舞伎役者の七代目市川團十郎が寄進された石像もあります。
初代の市川團十郎は、跡継ぎに恵まれなかったため、成田山にこもり、お不動様に祈願したところ跡継ぎの男児を授かりました。
そのご縁で市川家は、「成田屋」と呼ばれるようになったと言われています。
歌舞伎には見得(みえ)を切るというポーズがありますが、これは、お不動様の揺るがぬ御心を表わしているとも言われ、この不動の見得は市川家だけに許されたものだそうです。
写真:結月 ここあ
地図を見る1984年に建立の、青空に朱塗りが映える高さ58メートルの平和の大塔は、真言密教の教えを象徴していると言われ、世界平和と万民の幸福を祈願して大塔内には御本尊不動明王・四大明王・昭和大曼荼羅・真言祖師行状図や、五智如来などが奉安されています。
成田山の境内には、東京ドーム約3.5個分の自然が豊かな公園もありますが、この平和の大塔前は、その公園内の美しい西洋庭園を眺めることができるスポットです。
写真:結月 ここあ
地図を見る大本堂の隣りに堂々と建つ、1712年に建立の三重塔は、高さ25メートル。重要文化財の指定を受ける美しい塔。塔内には、大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には十六羅漢・雲水紋・金色の龍の彫刻などが施されています。普通三重塔は、遠くから眺めるの美しいのですが、ここは傍で、下からも眺めてくださいね。
1000年以上の歴史を持ち、全国有数の霊場とも言われる成田山新勝寺。御本尊様の不動明王のパワーは素晴らしいもので、厄除け・交通安全・開運にその力を発揮するようです。ぜひ、霊験あらたかな成田山へ足を運んでみてはいかがですか。
住所:千葉県成田市成田1番地
電話番号:0476-22-2111(代表)
アクセス:※京成電鉄 上野駅から特急で65分
※JR線 東京駅から快速エアポート成田で70分
※京成線・JR線 各成田駅からは徒歩10分
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/11/29更新)
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