高台寺の夜咄(よばなし)茶会で、しっとりと冬の大人の京都旅

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高台寺の夜咄(よばなし)茶会で、しっとりと冬の大人の京都旅

高台寺の夜咄(よばなし)茶会で、しっとりと冬の大人の京都旅

更新日:2014/01/21 15:14

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 実泊ホテルライター

京都のお寺では、最も寒い季節を迎える頃に夜のお楽しみがあります。それは、高台寺の夜咄(よばなし)です。一瞬、夜のお寺で怖いお話しを聞かされるのかな?と思われるかもしれませんが、「夜咄」というのは、ロウソクの灯りだけで楽しむ夜のお茶会のことです。高台寺の夜咄のお茶会は、お茶の作法を知らなくても気軽に参加できる、云わば「観光茶会」のような感じですので、冬の京都の大人旅にはもってこいのイベントです。

冬の高台寺のお楽しみ

冬の高台寺のお楽しみ

写真:東郷 カオル

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八坂神社から清水寺へ向かう途中にあるのが、紅葉やライトアップでも人気の高台寺。秀吉の正室、「ねね(北政所)」縁のお寺としても有名です。
秀吉の菩提を弔うために開創されたお寺ですが、庭園は小堀遠州作庭と言われており、お庭も見所の一つで、季節を問わず京都の観光名所としては人気の高いお寺。

また高台寺には「傘亭」「遺芳庵」など、有名な茶室がいくつもあることでも有名で、年間を通して多くのお茶会が開かれています。

紅葉の季節も終わり、静かさを取り戻した高台寺では、この季節ならではの「大人のイベント」がひっそりと静かに行われています。それが今回ご紹介する「夜咄(よばなし)」です。
「夜噺」「夜話」と紹介されることもあり、「夜のお寺で怪談ですか?」とか「ロウソク片手に肝試しですか?」と聞かれることもありますが、れっきとした「お茶会」です。今回はなかなか体験することのできない幻想的なお茶会、高台寺の「夜咄」をご紹介いたします。

お作法を知らなくても大丈夫な理由

お作法を知らなくても大丈夫な理由

写真:東郷 カオル

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「夜咄」はロウソクの灯りだけで行われる、幻想的な冬の夜のお茶会です。受付も写真のように薄暗くなった頃から始まります。
夜のお寺でロウソクの灯りだけでお茶会なんて、いったいどんな感じなんだろう…とドキドキですね。

お茶を習っている人の間でも夜咄は憧れのお茶会。
お茶の世界では季節の移ろいを非常に大切にします。夜咄のお茶会はなかなか体験する機会がない「季節のお茶会」ですので、お茶を習っている人でも、夜咄は初体験という方が多いのが特徴。
高台寺の夜咄は観光客の方の参加が多いので、気楽にお茶席デビューできて、しかも幻想的な雰囲気を楽しめる、冬の大人旅にっぴったりのイベントです。

参加料には拝観料、お茶席代、喫茶代の他に、「点心」と言われるお食事が付いており、高台寺の夜咄に申し込めば京都の夜の観光とお食事は、他に何も考えなくても良いほど至れり尽くせりで充実します。

それに、このお茶会の良いところは、暗くて周りがほとんど見えないので、お作法を知らなくても全然気にならないところではないでしょうか^^
せっかくですので、レンタル着物で参加するのもテンションが上がって楽しいかもしれませんね。お茶会では何かと着物のルールがありますが、観光イベントの要素が強いお茶会ですので、あまり気にされることはないと思います。心配な方は、レンタル着物のお店に、お茶会に参加する旨を伝えられると、安心ですね。

暗闇で五感を研ぎ澄ます

暗闇で五感を研ぎ澄ます

提供元:備忘録

http://chakulakitamu.blog.fc2.com/blog-entry-238.h…地図を見る

高台寺には有名なお茶室が沢山ありますが、そもそもお茶室とは小さいもの。夜咄のお茶席は「大寄せ」と言って20名ほどが一度に参加するため、小さなお茶室ではなく、湖月庵という広間で開催されます。
ロウソクの灯りだけの茶席は暗いですが、徐々に目が慣れていくと、いろいろな物が見えてきます。五感の一つを遮断されると他の感覚が研ぎ澄まされるといいますが、ロウソクの灯りだけの茶席で高台寺の方のお話しを伺い、お茶を味わうと、普段とは違った空気や時間の流れを感じることができる気がしてきます。
夜咄にはそういった不思議な、幻想的な雰囲気が漂います。

「お寺」「ロウソクの灯り」「お茶会」。京都の夜は、普段の生活とはかけ離れた幽玄の世界にどっぷりと浸りましょう!

貸切の夜の庭園

貸切の夜の庭園

写真:東郷 カオル

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この後はライトアップされた庭園を係員の方の解説付きで案内していただけます。
一般参拝客はもう拝観できない時間ですので、ライトアップされた庭園は夜咄参加者だけのもの。昼間や紅葉ライトアップ時期とは違った顔を見せる、冬の夜の高台寺。
静かな竹林や池の雰囲気を存分に味わってください。

寒いですので防寒対策は忘れずに!

お茶席の「点心」とは

お茶席の「点心」とは

写真:東郷 カオル

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お茶会で、「お茶席2席と、点心席」と言われたら、その「点心」というのは肉まんのことではありません^^
お茶会でいう「点心」というのは軽食のことです。
高台寺の夜咄では、お食事処で「点心」をいただくことができます。
写真は「羽柴」というお食事処の点心。

京都の和食の優しく上品な味付けをお楽しみください。

気軽にどうぞ

高台寺の夜咄は、簡略的なもので、だれでも気軽に参加できます。実際に参加していた女性グループは東京からの観光客の方々で「ものすごく心に残る特別な思い出となった」と感動しておられました。何度も京都旅行をされている方でしたら、このような冬の限られた期間にしか味わえない体験も忘れられない旅となって良いですね。


高台寺 夜咄(よばなし) 
2014年1月17日〜3月2日の金・土・日 ※要予約
料金 6,000円(拝観料込み・茶席・点心・喫茶付)
所要時間 約3時間

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/02/11 訪問

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