鳥取県の県鳥はオシドリで広く親しまれている鳥です。県内の河川で一年中観られる鳥ですが、鳥取県の日野町を流れる日野川には、毎年秋から春先にかけてオシドリが飛来します。その数は約1,000羽以上になり一度に1,000羽以上観られるときもあり、県内ではここ日南町の根雨に一番多くオシドリが飛来します。
このオシドリは夫婦仲がいいことで知られていますが、実はオシドリはシーズンごとにお相手が変わります。鶴のように一生添い遂げるということはありません。オシドリの夫婦仲がいいというのは、その昔、オシドリのつがいの１羽が捕らえられて居なくなってしまうと、残ったもう1羽がいなくなった相手を思い続け、ついには死んでしまうという言い伝えがあったことに由縁しています。「思い死ぬ鳥」という言葉が短くなって、オシドリという名前になったという説もあるほどです。
オシドリ観察小屋はJR伯備線根雨駅からなんと徒歩3分という近さ!なのに野生のオシドリが観察できてしまう魅力あるスポット。どんなに自然豊かなんだろうと思ってしまいます。毎年日野川に飛来するオシドリは、ここオシドリ観察小屋で観ることができます。観察スポットでもあり、撮影スポットでもあります。ここで観るのがベストポジョンです。きちんと、ブラインドがされているので静かに観察すれば鳥たちが驚いて飛び立ってしまうこともなく、じっくりと観察することができます。
観察小屋が開いているのはオシドリが飛来する11月から3月末まです。この期間にはボランティアさんが朝9時から〜夕方5時まで常駐。質問もＯＫ！初めてくる方も安心して観察できますね。
オシドリが間近に見られる観察小屋ですが観察小屋からオシドリまでの距離はおおよそ20メートル。オシドリの撮影には望遠レンズを使用するのがお勧めです。ですが、なかなか望遠レンズまではという方も多いと思いますので、望遠鏡を使って撮影してみましょう。観察小屋には望遠鏡が設置してあります。もちろん無料で使えます。この望遠鏡を使って持参のカメラやスマホを望遠鏡の、のぞき部分にぴったりとレンズをつけてください。そして、少しだけ光が入るようにしてオシドリに焦点を合わせてシャッターを切ります。少し難しいですが、望遠レンズを使ったような撮影ができますので挑戦してみてください。
オシドリは朝7時から8時と夕方の4時くらいに多く飛来します。この時間帯は多くの人が来場しますので譲り合って観察、撮影してくださいね。利用料は無料です。観察小屋で販売されている写真などが運営費となっていますので、もし気に入ったものがあればご購入を。
住所：鳥取県日野郡日野町根雨
アクセス:JR伯備線根雨駅・徒歩3分
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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