写真:麻生 のりこ
地図を見る世界各国・各地域で発売されている宝くじ(富くじ)。この宝くじについて世界で最初の常設PRセンターが「宝くじドリーム館」です。東京と大阪にそれぞれあり、どちらも入場無料。
今回紹介する「東京宝くじドリーム館」は、JR京葉線が通る鍛冶橋通りから北側の通りに面しています。目印は赤い看板。館内は明るくゆったりとしています。
来館者を出迎えてくれるのは、マスコットキャラクターのクーちゃん。大きくて金色のクーちゃんをバックに、記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。
写真:麻生 のりこ
地図を見る日本の宝くじの歴史についてのコーナーでは、昭和20年代の黎明期から現在までの宝くじ券を展示中。発行時の値段やデザイン、形など宝くじ券の変遷が分かります。
じっくりと知りたい方は、展示品の上壁などにあるパネル展示をご覧くださいね。
一夜にして億万長者になれるかも!? という期待が抱ける「宝くじ」ですが、正式な呼び名は「富くじ」。日本国内で発売している富くじの固有名詞が宝くじなんですよ。
写真:麻生 のりこ
地図を見るこちらは第1回宝くじの抽せんに使用した「箱型抽せん器」です。終戦間もない昭和20年(1945年)11月に行われました。
この時の1等賞金は10万円。さらに副賞として平織りの綿織物・カナキン(純綿キャラコ)2反も。物資不足の世相を表しているといえましょう。
写真:麻生 のりこ
地図を見るその歴史をたどると江戸時代まで遡ることができる宝くじ。神社仏閣の修繕費用に充当する目的で、富くじとして発行していました。
当時の富くじ発売担当者による「御富御用掛為純私記」を見ると、大きく「寳金」の文字が。「寳」は「宝」の俗字。この帳面からは「寳金」が300両だったことが伺えます。
時代によって1両の価値は変動していますが、蕎麦1杯の値段と比較して現在の相場に置き換えると、1両はだいたい10〜12万円くらいだそう。現在価値にして3,000万円〜3,600万円の「寳金」。江戸時代の人々にも夢を与えていたようです。
写真:麻生 のりこ
地図を見る壁には世界各国・各地域から集めた富くじが、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・北アメリカ・南アメリカに分けられ展示されています。
各地の富くじは大きさも様々でバラエティも豊か。デザインを見ているだけでもワクワクしますね。番号抽せんタイプだけでなく、スクラッチタイプも人気のようです。
提供元:東京宝くじドリーム館
http://www.takarakuji-official.jp/know/dreamplace.…ところで、「ジャンボ宝くじの1等前後賞金合わせて10億円!」と言っても、「金額が大きすぎて、お札の量がどれくらいになるのかがイマイチ分からない」という方も多いと思います。
そんな時には正面入り口から入ってすぐ左側の"高額当せん体験コーナー"へ。
このコーナーでは「目で見る10億円の量」として1万円の日本銀行券、いわゆる1万円札と同じ重さ・厚さの紙を束ね、10億円相当分に山積みしたモノを見ることができます。10億円を可視化できるチャンスです!
提供元:東京宝くじドリーム館
http://www.takarakuji-official.jp/know/dreamplace.…10億円分の量を確認できたら、1億円分の重さも体感してみましょう。
1万円札×1万枚=1億円の重量は約10キロ。梱包された紙の束を両手で持ち上げれば、それが1億円の重さ。
ゆっくりと持ち上げたり下したりを何度か繰り返し、重さを覚え込もうとする方の姿も見られます。一度体感しておくと10キロ入りの米袋を持った際に、ここでの体感記憶が蘇るかもしれませんね。
また、こちらのコーナーでは1,000万円以上の高額当せん者に手渡される心得書「その日から読む本」を映像で読むことが。「嬉しいもしも」に備えることができる人気コーナーです。
写真:麻生 のりこ
地図を見る毎年、億万長者が誕生する一方、はずれる人々の方が圧倒的に多い宝くじ。なかには「売上金はどこに使われるんだろう」と疑問に感じている方もいるでしょう。
平成27年度の場合、当せん者に支払われた当せん金は売り上げ全体の47%。残りの12%が印刷経費や売りさばき手数料、そして約40%が収益金となります。
こちらのコーナーでは防災対策や社会福祉施設の建設など、公共事業費として使われる収益金の使い道を見ることができます。
宝くじの発売元は全国都道府県と20指定都市。それらに収益金が納められるので、はずれた時には「公共事業費に寄付した」と思うこともできますね。
館内では平日にロトを含む宝くじの抽せん会が、ほぼ毎日行われます(大阪の宝くじドリーム館で開催されることもあり)。詳しくは【関連MEMO】から公式サイトをご覧ください。
住所:東京都中央区京橋2-5-7 日土地京橋ビル1F
電話番号:03-3567-1192
アクセス:東京メトロ銀座線「京橋」駅6番出口より徒歩約3分 / 都営地下鉄浅草線「宝町」駅A5またはA6出口より徒歩約3分
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/18更新)
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