10億円の量を確認しよう!「東京宝くじドリーム館」

10億円の量を確認しよう!「東京宝くじドリーム館」

更新日:2018/10/05 18:32

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー
億万長者を夢見る人々で大人気の宝くじ。近年ではジャンボ宝くじの1等前後賞金が合わせて10億円に。この10億円の量を実際に目で見て確認できるのが、東京・京橋の「東京宝くじドリーム館」です。
館内では1億円の重さ体感などもでき、嬉しい「もしも」に備えることが可能。ほかにも宝くじの歴史や仕組みなどを知ることができ、ちょっとした博物館のような宝くじ専門のPR施設です。

駅至近・アクセス良好な東京宝くじドリーム館

駅至近・アクセス良好な東京宝くじドリーム館

写真:麻生 のりこ

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世界各国・各地域で発売されている宝くじ(富くじ)。この宝くじについて世界で最初の常設PRセンターが「宝くじドリーム館」です。東京と大阪にそれぞれあり、どちらも入場無料。

今回紹介する「東京宝くじドリーム館」は、JR京葉線が通る鍛冶橋通りから北側の通りに面しています。目印は赤い看板。館内は明るくゆったりとしています。

駅至近・アクセス良好な東京宝くじドリーム館

提供元:東京宝くじドリーム館

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来館者を出迎えてくれるのは、マスコットキャラクターのクーちゃん。大きくて金色のクーちゃんをバックに、記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。

日本の宝くじの歴史を知ろう

日本の宝くじの歴史を知ろう

写真:麻生 のりこ

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日本の宝くじの歴史についてのコーナーでは、昭和20年代の黎明期から現在までの宝くじ券を展示中。発行時の値段やデザイン、形など宝くじ券の変遷が分かります。
じっくりと知りたい方は、展示品の上壁などにあるパネル展示をご覧くださいね。

一夜にして億万長者になれるかも!? という期待が抱ける「宝くじ」ですが、正式な呼び名は「富くじ」。日本国内で発売している富くじの固有名詞が宝くじなんですよ。

日本の宝くじの歴史を知ろう

写真:麻生 のりこ

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こちらは第1回宝くじの抽せんに使用した「箱型抽せん器」です。終戦間もない昭和20年(1945年)11月に行われました。
この時の1等賞金は10万円。さらに副賞として平織りの綿織物・カナキン(純綿キャラコ)2反も。物資不足の世相を表しているといえましょう。

日本の宝くじの歴史を知ろう

写真:麻生 のりこ

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その歴史をたどると江戸時代まで遡ることができる宝くじ。神社仏閣の修繕費用に充当する目的で、富くじとして発行していました。
当時の富くじ発売担当者による「御富御用掛為純私記」を見ると、大きく「寳金」の文字が。「寳」は「宝」の俗字。この帳面からは「寳金」が300両だったことが伺えます。

時代によって1両の価値は変動していますが、蕎麦1杯の値段と比較して現在の相場に置き換えると、1両はだいたい10〜12万円くらいだそう。現在価値にして3,000万円〜3,600万円の「寳金」。江戸時代の人々にも夢を与えていたようです。

世界の富くじに圧倒

世界の富くじに圧倒

写真:麻生 のりこ

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壁には世界各国・各地域から集めた富くじが、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・北アメリカ・南アメリカに分けられ展示されています。
各地の富くじは大きさも様々でバラエティも豊か。デザインを見ているだけでもワクワクしますね。番号抽せんタイプだけでなく、スクラッチタイプも人気のようです。

10億円の量を確認しよう!

10億円の量を確認しよう!

提供元:東京宝くじドリーム館

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ところで、「ジャンボ宝くじの1等前後賞金合わせて10億円!」と言っても、「金額が大きすぎて、お札の量がどれくらいになるのかがイマイチ分からない」という方も多いと思います。
そんな時には正面入り口から入ってすぐ左側の"高額当せん体験コーナー"へ。

このコーナーでは「目で見る10億円の量」として1万円の日本銀行券、いわゆる1万円札と同じ重さ・厚さの紙を束ね、10億円相当分に山積みしたモノを見ることができます。10億円を可視化できるチャンスです!

10億円の量を確認しよう!

提供元:東京宝くじドリーム館

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10億円分の量を確認できたら、1億円分の重さも体感してみましょう。
1万円札×1万枚=1億円の重量は約10キロ。梱包された紙の束を両手で持ち上げれば、それが1億円の重さ。

ゆっくりと持ち上げたり下したりを何度か繰り返し、重さを覚え込もうとする方の姿も見られます。一度体感しておくと10キロ入りの米袋を持った際に、ここでの体感記憶が蘇るかもしれませんね。

また、こちらのコーナーでは1,000万円以上の高額当せん者に手渡される心得書「その日から読む本」を映像で読むことが。「嬉しいもしも」に備えることができる人気コーナーです。

売上金の使い道も公開中

売上金の使い道も公開中

写真:麻生 のりこ

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毎年、億万長者が誕生する一方、はずれる人々の方が圧倒的に多い宝くじ。なかには「売上金はどこに使われるんだろう」と疑問に感じている方もいるでしょう。
平成27年度の場合、当せん者に支払われた当せん金は売り上げ全体の47%。残りの12%が印刷経費や売りさばき手数料、そして約40%が収益金となります。

こちらのコーナーでは防災対策や社会福祉施設の建設など、公共事業費として使われる収益金の使い道を見ることができます。
宝くじの発売元は全国都道府県と20指定都市。それらに収益金が納められるので、はずれた時には「公共事業費に寄付した」と思うこともできますね。

館内では平日にロトを含む宝くじの抽せん会が、ほぼ毎日行われます(大阪の宝くじドリーム館で開催されることもあり)。詳しくは【関連MEMO】から公式サイトをご覧ください。

「東京宝くじドリーム館」の基本情報

住所:東京都中央区京橋2-5-7 日土地京橋ビル1F
電話番号:03-3567-1192
アクセス:東京メトロ銀座線「京橋」駅6番出口より徒歩約3分 / 都営地下鉄浅草線「宝町」駅A5またはA6出口より徒歩約3分

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/10 訪問

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