写真:松田 朝子
地図を見るメルボルンから車で約1時間半、グレート・オーシャン・ロードはトーキーという街から始まります。サーフブランド「リップ・カール」発祥の地でもあるベルズ・ビーチをはじめ、ここからは車窓にダイナミックなビーチが広がります。
グレート・オーシャン・ロードは細長い天然の動物園とも言えます。沿道のケネット・リバーやグレート・オトウェイ国立公園では、野生のコアラがたくさん生息しており、木々の枝を注意深く見ていると、昼寝をしているコアラに遭遇することもあります。
写真:松田 朝子
地図を見るまた色とりどりの野鳥の姿もあちこちに見られ、まさに動物たちのサンクチュアリ。ドライブの途中のリフレッシュタイムには、あたりを見回してみましょう。
写真:松田 朝子
地図を見るランチは、グレート・オーシャン・ロード最大の街アポロベイで、クラフトビールで人気の「グレート・オーシャン・ロード・ブリューハウス」へ。ここは、敷地内の醸造所で造られたクラフトビールやクラフトサイダーが選びきれないほど揃っています。車の運転でアルコールが飲めない人も、地元産のフレッシュな野菜やシーフード、手作りのチーズやパンなどが楽しめて、テラス席で海を見ながらゆっくり寛ぎたくなる店です。
<基本情報>
住所:29Great Ocean Road Apollo Bay VIC 3233
電話番号:+61-3-5237-6240
提供元:(C)ビクトリア州政府観光局
http://jp.visitmelbourne.com/グレート・オーシャン・ロード の最大の見どころは、「The Twelve Apostles(12使徒)」と呼ばれる海岸に点在する奇岩群です。この岩は今から1000万〜2000万年前までは、本土の一部でした。軟らかい石灰岩質の岸壁は、南極海の暴風と潮流にさらされ、長い年月を経て、海中に取り残された孤島のようになりました。侵食は今なお年間2センチの速度で進んでおり、現在は8つの岩が残っています。最大45メートルの高さの奇岩群は、太陽の高さによって様々な色に変わり、日の出や日の入りの時間帯はドラマチックな風景を楽しむことができます。
写真:松田 朝子
地図を見る壮大な風景を空の上から見ることができるのは、ヘリコプターによる遊覧飛行。12アポストルズ・ヘリコプターズ社によるヘリツアーでは、この「12使徒」の全景を楽しめるだけでなく、現在の陸地の侵食の度合いなども見ることができます。また陸に視点を移すと、国立公園の緑もカーペットのように見え、地上では見ることのできない風景が楽しめます。
写真:松田 朝子
地図を見るグレート・オーシャン・ロードではもちろん、ビーチに出て波打ち際を歩くこともできます。「Gibsons Steps(ギブソンステップス)」は70メートルの高さの垂直崖を降りる86段の階段。ビーチに降り、間近で見る海中の巨石は圧倒的に大きく、岩に砕ける波しぶきや南極おろしの風などを肌で感じることができます。
写真:松田 朝子
地図を見る天然のプライベートビーチみたいな入り江は、「Loch Ard Gorge(ロックアード・ゴージ)」。1878年、この場所の沖ではヨーロッパからの移民船が座礁して沈没する事故がありました。船には54人の乗客と乗組員がいましたが、生存者は2人で、18歳の少女と15歳の少年でした。少年は、岩に挟まっている少女を救出したと言われていますが、誰もが想像するロマンチックな展開にはならず、その後彼らは二度と会うことがありませんでした。ここでは、海に立ちはだかる岩だけが、切ない昔話の証人です。
写真:松田 朝子
地図を見るグレート・オーシャン・ロードの締めくくりには、ビクトリア州第二の都市、ジーロングの街でシーフードのディナーを。フィッシャーマンズピアは、海の上に建てられたユニークなシーフードレストランです。海側の大きな窓からは、Corio Bayのサンセットや行き交う船を眺めることができ、船の中で食事をしているような気分になります。
<基本情報>
住所:Yarra Street Geelong VIC 3220
電話番号:+61-3-5222-4100
海に点在する巨石や野生動物たちが暮らす様子など、グレート・オーシャン・ロードではオーストラリアの壮大な自然を体感することができます。それとともに、生きて活動する地球の本来の姿を垣間見ることができるでしょう。
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:オーストラリア政府観光局、ビクトリア州政府観光局
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(2024/3/19更新)
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