写真:やま かづ
地図を見るソウルを東西に流れる漢江(ハンガン)、その川に架かる橋の一つに全長1140メートルの盤浦(パンポ)大橋があります。その橋梁には380個のノズルがとりつけてあり、水中ポンプで約100トンの漢江の水を吸い上げ、噴き上げながら美しい弧を描いていきます。
特に夕暮れからは、約200個の色とりどりの照明で彩られた噴水が音楽に合わせてダンスを始め、そのさまはまるで川面を漂う羽衣のようでとってもロマンチックです。
そんな美しい「月光虹噴水」は、2008年に世界で最も長い橋梁噴水としてギネスブックに認定されました。
写真:やま かづ
地図を見る「月光虹噴水」が観覧できる盤浦大橋のたもとにはソウル市民の憩いの場、盤浦漢江公園が広がっています。昼間はランニングやウォーキング、あるいはサイクリングなどのスポーツを楽しむ人でにぎわっています。
しかし、盤浦漢江公園は単にスポーツを楽しむだけの場所ではありません。敷地内にはコンビニがあり、ピクニック気分でテイクアウトしたお弁当を芝生で食べている人がいます。また、2階はガラス張りのカフェとなっているので、漢江の景色を眺めながら食事を楽しんでいる人もいます。
太陽が沈み、盤浦大橋が色とりどりにライトアップされると、あとは「月光虹噴水」ショーを待つのみです。ショーの観覧のベストスポットは、岸辺にある月光広場や水辺舞台です。
定刻になると音楽が鳴り響きます。古くは韓国民謡、韓国歌謡、そして最近のKポップスから西洋ポップスまでバリエーションは豊富です。それらのリズムに合わせて、橋梁から噴水が勢いよく噴き上がっていきます。約20分間の「月光虹噴水」の始まりです。
この「月光虹噴水」を遠くから眺めるのもいいけれど、迫力を感じたいなら橋のたもとまで近寄りましょう。音楽に合わせて、絶妙な動きで噴き出す噴水を間近に体感することができます。
ただ、7色の虹噴水というより、厳密にはかなり青色が強いです。それだけに、遠く南山の頂に浮かび上がるNソウルタワーの姿はより幻想的でロマンチックに見えます。
写真:やま かづ
地図を見るなお、ショーの開始前には噴水が橋の東側から噴き出すのか、西側から噴き出すのかアナウンスが流れます。このアナウンスを聞き逃すと、橋の反対側からショーを眺めることにもなりかねないので注意が必要です。
写真:やま かづ
地図を見る盤浦大橋の西側には3つの人工の島「セビッ島」が浮かんでいます。こちらも、夕暮れとともにイルミネーションでライトアップされ、漢江を彩っています。
この人工島にはコンベンションセンターとして使われる建物のほか、レストラン、カフェ、コンビニ、土産物屋さんがありますから、一般の人も立ち寄ることができます。
漢江の名物「月光虹噴水」、いろいろな場所からいろいろな楽しみ方ができますね。
なお、「月光虹噴水」を観覧できる盤浦漢江公園は最寄りの地下鉄駅から少し歩きます。完全に日が暮れてから訪れるより、少しだけ明るいうちから訪れるのがお勧めです。
アクセス:
地下鉄「高速ターミナル」駅 8-1番出口 徒歩15分
地下鉄「新盤浦」駅 2番出口 徒歩15分
観覧時間:
・4月〜6月、9月〜10月
平日 12:00/20:00/20:30/21:00
休日 12:00/19:30/20:00/20:30/21:00
・7月〜8月
平日 12:00/20:00/20:30/21:00
休日 12:00/19:30/20:00/20:30/21:00/21:30
※ただし、天候やその他の事情で中止になることがあります。
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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