小笠原近海には7種類ほどの野生のイルカが住んでいます。特によく見られるイルカが、「ミナミハンドウイルカ」と「ハシナガイルカ」の2種類。
こちらは、ミナミハンドウイルカです。ミナミハンドウイルカは、ハシナガイルカより丸みをおびており、結構フレンドリーな性格をしているように思えます。
ドルフィンスイムに参加すると、ボートの上や海中で、このような仲むつまじい姿、更には何頭もの群れをなした憧れのイルカ達に出会えるチャンスがあるのです。
ドルフィンスイムでは、まずは、船の上からイルカが周辺にいるかどうかを船長さんがゆっくり観察。海面から顔を出したり沈んだりしているイルカの背びれを発見すると、イルカの進行方向を予測し、船の方向を変えます。
いつイルカと泳いでもいいように、気持ちを整えておきましょう。イルカを見つけたら、一斉にシュノーケルとマスクをかぶりフィンを履いてスタンバイ。ただし、安全第一です。はやる気持ちを抑えて、落ち着いて準備が必要です。
ゴーサインがでたら、イルカが驚かないようにそーっと海に入ります。海に入ってイルカが向かってくる進行方向の水面を見ていると、目の前からイルカ達が!感動と興奮でいっぱいになりますよ。
お時間がある方や泳ぎが得意の方は、ドルフィンスイムに参加する前に、プールでもいいので少しでも潜る練習をしておくと、よりいっそう充実した時間を過ごせます。
イルカは好奇心が旺盛なので、運が良ければ私達に興味を示し、しばらくの間、近くで遊んでくれることも。遊んでくれる場合は、イルカと並行しながら泳げたりもするので、長く深く潜れる技術があると、より近くで一緒に遊べるチャンスです。泳ぎに自信がなくても、ライフジャケットを着れば、水面からイルカの泳ぐ姿をたっぷりと楽しむことができます。
野生の生き物なので100%会えたり、泳げたりという確約はありませんが、小笠原なら結構な高確率でかわいいイルカ達に出会えるはずです。
イルカを探しているときに、トレッキングで有名な海抜260mの千尋岩、通称ハートロックという小笠原諸島ならではの景観を海から観光できるチャンスも!ハートロックといわれるのは、文字通り赤褐色の岩山がハート型に見えるからなんですって。
ハートロックへの山のツアーも開催されていますが、森林生態系保護地域にあたるため、入林許可証をもったガイドさんの同行がなければ入ることができません。頂上まで登ると壮大な海や周辺の島々を見渡せるすばらしい景色が待っており、その中でお昼を食べたりと、のんびり過ごすことができます。
小笠原諸島(群島)の事を、「ボニンアイランド」と呼んだり、海の色は「ボニンブルー」と呼ばれています。「ボニン」とは、無人島の「ブニンジマ」という呼び名に由来するとか。
ボートで風を感じながら、小笠原諸島ならではの深みのある綺麗な青い海と大小さまざまな岩山を眺めていると、小笠原の豊かな自然も相俟って、次第に日常の喧騒を忘れ、とても穏やかな気持ちになるはずです。
船酔いが心配の方は、乗船前に酔い止め薬を飲んでおきましょう。また、日差しや風が冷たい場合もあるので、一枚羽織るものがあれば、安心で快適です。
尚、2016年7月2日東京発から 新おがさわら丸が就航します。現在東京の竹芝桟橋から小笠原諸島の父島まで25時間半かかるところ24時間と短縮になり、父島の出発時間も14:00から15:30となるので、現地での滞在時間が長くなりますよ。
たくさんのイルカに出会えることに願いを込めて。
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