長崎ご当地グルメ「トルコライス」を長崎最古の喫茶店で食べよう

長崎ご当地グルメ「トルコライス」を長崎最古の喫茶店で食べよう

更新日:2014/11/14 17:07

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
長崎のご当地グルメの代表格「トルコライス」。
トルコライスと言ってもトルコ料理ではありません。いや一説にはトルコに関連した歴史があるとかないとか。長崎では色んな洋食店や喫茶店で提供されていますが、今回ご紹介するのは長崎最古の喫茶店「ツル茶ん」。
しっとりレトロな雰囲気の中で味わうトルコライスは長崎で必食です。また長崎でしかみない独特の凍ったミルクセーキはこのお店が発祥。併せてお楽しみ下さい。

長崎の「トルコライス」とは?

長崎の「トルコライス」とは?

写真:しの

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長崎のご当地グルメ「トルコライス」とはピラフ、スパゲッティ、トッピングが一皿に盛ったもの。
ピラフがバターライスだったり、カレー風味だったり、スパゲッティは主流はナポリタンですが、トマトソースであったり、トッピングもトンカツが大半ですが、中にはハンバーグやエビフライが乗っているものもあります。
組み合わせはメニューによって異なりますが、ライス、パスタ、トッピングの上にたっぷりソースがかかっているスタイルはほぼ共通していると言えます。
何故「トルコライス」なのか?主要な3つの具をトリコロール(三色旗)に見立てその後訛ったものという説、トルコのご飯料理「ピラウ」が訛ったもの等のトルコ起源説、その他諸説がありますが、いずれもはっきりしていません。

実際にトルコライスを食べてみよう!

実際にトルコライスを食べてみよう!

写真:しの

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今回ご紹介する「ツル茶ん」のトルコライスは数種類のトルコライスがあるので、選ぶのも楽しいです。エビフライの乗ったホワイトソースの「シーフードトルコ」やハンバーグにデミグラスソースのかかった「フリカンデルトルコ」なども美味しいですが、一番人気はやはりシンプルな「トルコライス」。
ピラフ、ナポリタンスパゲッティ、トンカツが乗った基本のトルコライスなので、まず始めに食べて頂きたい一品です。

トッピングのトンカツは注文してから揚げる出来立て熱々サクサクのやや薄めのトンカツ。ソースはやや甘めながらピリッとした刺激もあるカレーソースがたっぷりかかっています。
トルコライスのライスの部分はピラフやドライカレーのお店もありますが、「ツル茶ん」ではシンプルなバターライスで、先ほどの少しスパイシーなカレーソースととてもよく合います。

長崎風「ミルクセーキ」は「ツル茶ん」が発祥

長崎風「ミルクセーキ」は「ツル茶ん」が発祥

写真:しの

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長崎のミルクセーキは他の地方と明らかな違いがあります。
通常のミルクセーキは牛乳とフルーツなどを攪拌したドリンクであるのに対し、長崎のミルクセーキはカキ氷と練乳がベースの「食べ物」。スプーンで頂くスタイルです。
カキ氷よりは滑らかでスムージーよりは固形化しているなんとも言えない食感です。
味わいは練乳ベースですがとても爽やかなので、トルコライスのシメにもピッタリ。
ご紹介した「ツル茶ん」は長崎ミルクセーキ発祥の店と言われているので是非こちらもお試し下さい。

「ツル茶ん」は大正時代創業!

「ツル茶ん」は大正時代創業!

写真:しの

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「ツル茶ん」は創業大正14年と言う老舗。
喫茶店としてこれだけ長く愛されると言うのは稀有なこと。
昭和元年に自家製アイスクリーム、昭和3年に長崎風ミルクセーキ、その後トルコライスを提供。以来、現在に至るまで長崎を代表する大人気店となりました。

お店はどこか懐かしいレトロな内装で、落ち着いていますが、地元客、観光客問わず人気店なので並ぶこともあります。特にランチタイムは混雑が予想されますので、時間をずらすと比較的スムーズです。

最後に・・・

長崎には鎖国時代に唯一外国と接することができた街。そこで日本、中国、オランダなど各国の食文化が融合し「和華蘭」グルメが発展しました。
その流れをくんで、現在でも独特の色んなものが融合したグルメが数多く存在します。
その中でもご当地グルメの代表格と言えるのが「トルコライス」を長崎随一の歴史を誇る人気店「ツル茶ん」で食べてみませんか?

また、トルコライスとともに現在では長崎の代表的な飲み物、いや食べ物「ミルクセーキ」もお楽しみ下さいね。

■ご紹介したお店の基本情報■
店名:ツル茶ん
住所:長崎県長崎市油屋町2-47
電話番号:095-824-2679

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/30 訪問

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