ヂェン先生の日常着を求めて!台北郊外「惠中布衣文創工作室」

ヂェン先生の日常着を求めて!台北郊外「惠中布衣文創工作室」

更新日:2017/11/26 21:01

中園 まりえのプロフィール写真 中園 まりえ 台湾在住ライター、グルメライター
雑誌「FRaU」「暮らしの手帖」やネットショップ「CLASKA」で紹介され、日本でも密かなブームを起こしているメイド・イン台湾の「ヂェン先生の日常着」。着心地が抜群で、老若男女問わずオシャレに着られるデザイン性と色彩グラデーションが出来るほどのカラーバリエーションが最大の魅力。一度着た人を虜にさせる!そんなヂェン先生の日常着が作られているアトリエ兼ショップ「惠中布衣文創工作室」をご紹介します。

ヂェン先生の日常着の魅力とは?

ヂェン先生の日常着の魅力とは?

写真:中園 まりえ

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インスタで「♯ヂェン先生の日常着」とタグ付けされ、話題となっている台湾人服飾デザイナー・ヂェン先生の作る衣服。シンプルなデザインながらカラーバリエーションが豊富で、自分スタイルに自由に着こなせる魅力から、国内外のファンが台北郊外の「惠中布衣文創工作室」を訪れます。

同工作室では、麻と綿の天然素材から生地を作ることから始まり、布を染料で染め上げ、縫製して服ができています。先生は、地球に優しいモノつくりを推進しているため、染め上げる時、染料が極限になくなるまで何度も何度も使います。だからこそ、色彩のグラデーションができるほど、色の種類が豊富なのです。

ヂェン先生の日常着の魅力とは?

写真:中園 まりえ

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ヂェン先生のアトリエ兼お店は、台北駅から板橋駅まで地下鉄で10分。そこからタクシーorバスで約10分の静かな住宅街の一角にあります。
一見、お店とわからないような趣ある木の扉を開けると、小さな中庭があり、4階建ての建物が「惠中布衣文創工作室」です。1階はスタッフの作業場となっているので、「ニーハオ!」と一言声をかけて、2階のお店に上がるといいでしょう。

ヂェン先生の日常着の魅力とは?

写真:中園 まりえ

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2〜4階は、全て洋服が並ぶショップになっています。店員さんがいて接客してくれるというよりは、自分で勝手に試着して、気に入ったものがあれば購入するというような自由な雰囲気です。よって、3・4階に誰も居ないと店員さんが、「電気を自分でつけて、上がって行ってね〜」と声をかけてくれます。お店を開けていないわけではなく、あくまでも節電の為に、誰もいないときは真っ暗!というとってもエコロジーなお店なのです。

大人気の「パンツ」「スカート」がズラリ!

大人気の「パンツ」「スカート」がズラリ!

写真:中園 まりえ

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「ヂェン先生の日常着」の一番人気は、何と言っても「パンツ」と「スカート」!流行に左右されない、普遍的なデザインのスカートやパンツは、年齢や体型を問わず楽しめます。
共に1500元と値段表記されていますが、アトリエ特別価格で1200元(日本円4200円)になるのも嬉しい限り。日本からわざわざ来て、大量に購入していく「ヂェン先生ファン」が多いのも納得です。

大人気の「パンツ」「スカート」がズラリ!

写真:中園 まりえ

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パンツの形は、「ワイド型」「農夫型」「バルーン型」など約7種類。スカートは「ロング丈」「ひざ丈」「巻きスカート」「フレア型」など約5種類と種類も豊富です。
サイズはM・Lの2サイズ展開で、ウエスト部分がゴムで楽チンなのが人気の秘密。MとLとでの丈の長さの違いや、春夏物と秋冬物の生地の厚さの違いで、着た時の雰囲気も大分変わってくるので、兎に角どんどん試着してみることをおススメします。

とは言っても、こちらには試着室はありません!が、みなさん棚と棚の間に隠れて試着するのが、同店内での暗黙の了解となっています。「形・サイズ・生地の厚み・色」の組合せで、自分好みのものを選んでいく作業は至福の時になるはずです!

大人気の「パンツ」「スカート」がズラリ!

写真:中園 まりえ

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同アトリエでは、色との出会いはまさに「ご縁」。色はその日の染料次第。同じ染料を使っていても、その時々で微妙な染め上がりが違ったりもします。
訪れた時に、棚に並んでいるものしかないので、気に入った色とサイズがあれば即買い!それ故、毎回行くたびに色味の違う商品棚を眺められるのもまた楽しみのひとつとなるのです。

トップス「カットソー」「コート」

トップス「カットソー」「コート」

写真:中園 まりえ

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「ビッグブラウス長袖」などトップスのサイズはS・M・Lの3展開。この他にも、夏用のノースリーブや、半袖カットソーなどシンプルなデザインのものが取り揃えられています。

気になる洗濯方法ですが、ネットに入れて洗濯機で洗濯できますが、漂白系洗剤は使わないことをおススメします。また、色落ちしないように調節して染色しているそうですが、白いシャツなど気になる物との洗濯は避けましょう。

トップス「カットソー」「コート」

写真:中園 まりえ

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これからの時季に活躍しそうなチャイナボタンが付いた「コート」。厚手生地で、生地全体に刺繍で型がついていて、ほっこり可愛らしいですね。

トップス「カットソー」「コート」

写真:中園 まりえ

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青いストールがポイントの「本日のヂェン先生コーデ」。デザイナーでもありますが、職人の雰囲気が漂います。

ヂェン先生こと鄭惠中氏は、今から30年前に、化学繊維の使用し、大量生産をしているアパレル業界に対して疑問を持ち、布からデザインする「惠中布衣文創工作室」ならではのスタイルで服作りを始めました。その頃から今も変わらず「肌に優しい素材選び」と「エコロジーな製作過程」を基本理念に作り続けています。
先生の服を手に取れば、そうしたヂェン先生のアツい想いが伝わってきます。

店員のみなさんの着こなしも見応えがあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

「ストール」「帽子」「子供服」も充実

「ストール」「帽子」「子供服」も充実

写真:中園 まりえ

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同じ過程で染め上げているストールは、同店の人気アイテムのひとつ。(400元〜:日本円で約1400円)
大きさが様々あり、季節を問わず、オシャレアイテムとして大活躍間違いなし!天然素材で肌馴染みもよく、安心して使えるので、お友達へのプレゼントにも最適です。

「ストール」「帽子」「子供服」も充実

写真:中園 まりえ

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2階には、苗栗県の職人が作ったこだわりの「帽子」と「バッグ」もあります。天然い草を使って、ひとつひとつ職人さんが手作業で作っているので、とてもいい香りがします。
中折れハットの帯布の生成り色のリボンは、もちろんヂェン先生の生地が使われています。

「ストール」「帽子」「子供服」も充実

写真:中園 まりえ

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ママとお揃いコーデも楽しめそうな可愛らしい子供服もあります。大人のアイテムよりは種類は少ないですが、「パンツ」「スカート」「カットソー」などがあり、カラフルな色合いはキッズコーデに最適です。

一度着たら女子の心を鷲づかみ!

ヂェン先生が25歳の時にデザインした服たちは、茶人や書道家など台湾の文化人たちに愛されてきました。そして、今では日本女子たちの人気者に!
まずは、このカラフルなアトリエを訪れてみてください。「いつの間にかモノトーンコーデばかりの毎日…そんな自分にもまだまだ似合う色があるかもしれない!」そんなキラキラした気持ちにさせてくれる場所になるはずです。

<惠中布衣文創工作室の基本情報>
住所:新北市中和区中山路三段179巷15號
電話:+886‐2‐2225-3839
営業時間:9:00〜18:00
休業日:土日
クレジットカード:不可
アクセス:MRT「板橋」駅出口2からタクシーまたはバスで約10分。「板橋」駅西口にあるバス停から307のバスに乗り「グローバルモール(環球中和店)」で下車。そこから徒歩2,3分
情報:日本語不可、英語可。エコバッグ持参が喜ばれます

2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/09 訪問

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