キュウロクや世界初の寝台電車も!「九州鉄道記念館」でわくわく体験

キュウロクや世界初の寝台電車も!「九州鉄道記念館」でわくわく体験

更新日:2017/11/10 18:21

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
福岡県北九州市門司区にある「九州鉄道記念館」は、旧九州鉄道本社の社屋を本館とし、九州で活躍した車両展示場およびミニ鉄道公園の3つのエリアで構成される鉄道博物館です。懐かしいものから新しいものまで、魅力的な展示物でいっぱいの「九州鉄道記念館」へ訪れてみませんか?

九州鉄道記念館とは

九州鉄道記念館とは

写真:モノホシ ダン

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「九州鉄道記念館」の本館は、1891年(明治24年)に旧九州鉄道の本社として建てられました。JR門司港駅から南へ徒歩5分ほどの位置にあって、建物はレンガ造りの2階建てで、門司港レトロ地区のなかでも最も古い建造物のひとつです。2007年、近代化産業遺産、さらに2014年には、国の登録有形文化財に登録されています。

記念館の入館料は、おとな300円。JAF会員優待施設なので、窓口で会員証を提示すると、2割引の240円になります。

九州鉄道記念館とは

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九州鉄道記念館の本館は吹き抜けになっていて、1階には明治時代の客車、運転シミュレーター、九州の鉄道大パノラマ、キッズルーム、鉄道グッズ関係が中心のショップがあります。2階は常設展示コーナーで、貴重な鉄道関連の資料を展示しています。

九州鉄道記念館とは

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本館1階に展示してある、1909年(明治42年)製造の客車「チブ37」です。当時の「畳の座席」に座ると、タイムトリップしたような気分を味わえます。

本館の「運転シミュレーター」が凄すぎる

本館の「運転シミュレーター」が凄すぎる

写真:モノホシ ダン

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本館1階にある「運転シミュレーター」は、廃車になった本物の811系近郊型電車の運転台を利用したものです。運転モードは、ビギナー、ノーマル、プロフェッショナルの3クラスから選べます。プロフェッショナルモードでは、運転ガイドがなく、ATSを自分で確認する作業が必要です。利用料金は1回100円で、2区間(約8分間)楽しむことができます。お好みのモードで、ぜひチャレンジしてみましょう。

本館の「運転シミュレーター」が凄すぎる

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本館の2階は、懐かしくて楽しい鉄道ワールドとなっています。写真は、今となっては懐かしい九州ゆかりの名列車のヘッドマークコーナーです。

本館の「運転シミュレーター」が凄すぎる

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九州ゆかりの名門列車といえば、「つばめ」を忘れるわけにはいきません。1930年(昭和5年)に初登場した初代「つばめ」は、蒸気機関車に牽引された“超特急”で、1934年には東京〜大阪間を8時間で結びました。1960年(昭和35年)には、ボンネットスタイルの151系電車特急になり、東京〜大阪間の所要時間は、6時間30分に短縮されました。

「つばめ」が九州に乗り入れるようになったのは、1964年(昭和39年)のダイヤ改正時。東海道新幹線の開業にともない、新大阪からの新幹線連絡特急となってからです。151系電車特急は、博多行き「つばめ」および「はと」として運転を開始しました。現在の九州新幹線「つばめ」は5代目にあたります。

九州で活躍した「車両展示場」へ行ってみよう

九州で活躍した「車両展示場」へ行ってみよう

写真:モノホシ ダン

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車両展示場では、駅のホームを思わせる展示場に、九州で活躍した各車両9台が展示されています。うち4台は車内見学も可能です。写真は、9600形蒸気機関車。770両が作られました。「キュウロク」の愛称で親しまれ、晩年は筑豊地区で働いていました。後方の蒸気機関車は、準鉄道記念物の「C59 1号機」です。

九州で活躍した「車両展示場」へ行ってみよう

写真:モノホシ ダン

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電気機関車も2台展示されています。写真は、九州初の交流電気機関車として誕生した「ED72 1号機」です。国鉄時代の1961年(昭和36年)に製造されました。国鉄では、ボディのカラーリングは、交流電気機関車は赤色、直流電気機関車は青色という慣例がありました。例外もありますが、JRになった後もこの慣例は引き継がれています。

九州で活躍した「車両展示場」へ行ってみよう

写真:モノホシ ダン

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戦前には流線型の半円形スタイルの車両が流行ったことがあり、気動車で1937年(昭和12年)に製造されたのが、写真の「キハ07形気動車」です。変速方式は、昔の自動車のように、機械式(クラッチ)でした。そのため連結運転時には、双方の運転士が互いに合図しながら走っていました。スリッパに履き替えて車内を見学してみましょう。木をふんだんに使ったレトロな車内の雰囲気を楽しめます。

ボンネットスタイルの特急電車や世界初の寝台電車特急も

ボンネットスタイルの特急電車や世界初の寝台電車特急も

写真:モノホシ ダン

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電車では、交直流電車の「481系」を見逃すことができません。東海道線を走った151系特急電車を祖とするボンネットスタイルの車両で、交流・直流の両方の区間を走ることができました。ボンネットの「ひげ」は、交直流電車であることを表しています。九州内では、「にちりん」のほかに「かもめ」「有明」に使用されました。この車両も車内見学可能です。

洗面台では、懐かしい「冷却飲料水」の機械を見ることができます。付属の、折りたたみ式の紙コップは、取出しがうまくいかず、いっぺんに2〜3枚も取れてしまい、難儀した方も多いと思います。

ボンネットスタイルの特急電車や世界初の寝台電車特急も

写真:モノホシ ダン

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展示車両の中でイチオシが「581系寝台特急電車」です。寝台電車としては世界初のものです。また、昼間は座席特急としても使用されました。そのため結果的に酷使されることになり、寿命を大幅に縮めてしまうことにもなりました。

写真は、1967年(昭和42年)に、新大阪〜博多間の夜行寝台電車としてデビューした「月光」を再現したもの。昼間は座席特急の「みどり」として運用されました。

ボンネットスタイルの特急電車や世界初の寝台電車特急も

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九州鉄道記念館に展示されている「581系」寝台特急電車は、のちに夜行列車の廃止などで活躍の場を失い、1984年(昭和59年)に小倉工場で普通電車に改造されて、余生を過ごしていた交流電車715系です。廃車後は、当時の特急塗装に戻され、小倉工場に保存されていました。記念館入りにあたり、シートの一部が昔の、寝台特急時代の仕様に再現されています。

現役時代の寝台は、真ん中に通路を挟んだ、上・中・下の三段式寝台で、その様子から「カイコ棚」とも呼ばれていました。また下段は広め(101cm)のため、上段・中段(ともに70cm)より寝台料金が高く設定されていました。

懐かしの「ブルートレイン」も必見

懐かしの「ブルートレイン」も必見

写真:モノホシ ダン

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展示車両では、懐かしの「ブルートレイン」も展示されています。「14系寝台客車」で、ここに展示されている車両は1972年(昭和47年)に製造されたものです。老朽化した初代ブルートレイン20系寝台客車の置き換え用として「みずほ」「さくら」「富士」「はやぶさ」などに使用されました。床下に発電用のディーゼルエンジンを搭載していたので、騒音のため、知らない人には気動車のように思われました。

懐かしの「ブルートレイン」も必見

写真:モノホシ ダン

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14系寝台客車のB寝台は、2段式でした。寝台幅は、70cmです。上段への移動は、窓際に設置された階段を使って行いました。写真の両側のハンドルを引き出すと階段になる構造です。

懐かしの「ブルートレイン」も必見

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本館と車両展示場を回ったあとは、「ミニ鉄道公園」にも行ってみましょう。一周130mの本格的なミニ鉄道公園です。車両は、1台3人乗りで、家族づれで楽しむこともできます。料金は1回300円。車両のデザインは、九州で活躍する車両をモチーフにした可愛いものです。

九州鉄道記念館の基本情報

いかがでしたか。「九州鉄道記念館」は、ほかの大型の鉄道博物館と比べると入館料が格段に安く、しかも展示内容は、大人も子供も、十分に楽しめるものになっています。九州の鉄道の歴史と文化を楽しめる施設として、門司港レトロ地区を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

<九州鉄道記念館の基本情報>
住所:福岡県北九州市門司区清滝2丁目3番29号
電話番号:093-322-1006
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30まで)      
入館料:大人300円 中学生以下150円 休館日不定休
アクセス:JR門司港駅から徒歩5分。車利用の場合は、九州自動車道門司ICより7分 北九州都市高速道路春日ICより5分

2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/10/29 訪問

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