写真:きんぎょ 美歩
地図を見る城崎温泉は、平安時代から知られる温泉地です。「西村屋」の創業は江戸安政期。若狭(福井県)の国から移り住んだ初代「西村佐兵衛」氏が、「御所の湯」の隣にあった「久美浜代官の陣屋敷跡」を譲り受け、旅館業を開業しました。
以来創業150年余。玄関前の大きな門扉や風情あるその佇まいにも、老舗らしい風格を感じることができます。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る「西村屋本館」では、門前に宿泊客のお出迎えがあります。荷物をさりげなく持ってくださるスタッフの対応も、最近では忘れかけている、温泉旅館の雰囲気そのままです。
玄関に一歩踏み込むと、外観そのままの、落ち着いた和風空間が広がります。
光の屈折した館内と庭のコラボも抜群で、館内一押しのビューポイントですよ!
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る寄木板張りの床や天井の照明からも、ノスタルジックな雰囲気があふれる和風ラウンジ。
庭園を眺めながら、旅情浪漫にひたるコーヒータイムはいかがでしょうか。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る開業当初の場所に建つ「西村屋本館」は、山陰随一の純日本旅館ともいわれています。
西村屋には、豪華な露天風呂付客室や、重厚な書院造りの特別室「松の間」など、総部屋数は34室あります。
庭園は池を囲むように石灯籠や石橋が配置された池泉庭園です。自由に散策もできますよ。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る「本館」の客室は、庭を囲むように配置され、また、別棟「平田館」は昭和35年に数寄屋建築の巨匠といわれた「平田雅哉」氏により建てられたものです。
自然を活かした大きな窓や木目の色合いなど、和風モダンな雰囲気に設えられています。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見るほかにも館内には、歴史ある西村屋の所蔵品を展示した展示室があります。展示室には西村屋歴代の収蔵品のほか、渡辺崋山や棟方志功、魯山人など、文人や著名人から頂いた品々、城崎温泉の麦藁細工などの郷土民芸品の数々が展示してあります。
こちらもお見逃しなく!
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る「西村屋本館」には、湯船も壁も総檜で造られた「吉の湯」と、石造りの円形が和モダンな雰囲気の「福の湯」があります。どのお風呂も露天風呂付で、時間による男女入替制です。
また、平田館には、庭園を眺めて入浴できる内湯「尚の湯」があります。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る「吉の湯」「福の湯」「尚の湯」
泉質:弱食塩泉
色:無色透明
温泉の効能:リューマチ、神経痛、皮膚病など
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る城崎温泉といえば外湯めぐり。
城崎温泉の発祥「鴻の湯」、「御所の湯」や「まんだら湯」も宿から徒歩数分です。宿には無料で入浴できるバーコード付きストラップや、外湯めぐりのスタンプ帳も用意されています。浴衣を着て、下駄音を響かせて、外湯めぐりにもぜひお出かけくださいね。
写真:きんぎょ 美歩
地図を見る最近では、食事を食事処のような別室でいただく旅館も多い中、西村屋本館では各客室で食事をいただきます。移動の必要もないため、グループや家族でゆっくりと食事を楽しむことができます。
四季折々、季節の素材を活かした会席料理が用意され、春には筍やほたるいか、夏は鮑、9月には紅蟹や松茸が。
旅館らしい専属のお部屋係により、タイミングよく次々に運ばれる、美しいお料理の品々をご堪能ください。食事の間には、女将さんのご挨拶もありますよ!
「西村屋本館」で体感する旅館ならではの旅情は、忘れかけていた「日本旅館」の情景と、おもてなしそのものです。城崎温泉「西村屋」には、今回ご紹介した「西村屋本館」と、リゾートホテル形式の「西村屋招月庭」があります。
趣の異なるふたつの滞在を楽しんでみるのも、いいかもしれません。
アクセスは、山陰本線城崎温泉駅から徒歩15分程。城崎温泉駅からは、旅館組合のバスが運行され、各旅館の送迎を行っています。荷物だけお願いすることもできるので、手ぶらで街歩きも可能です。
温泉街の風情を満喫できる城崎温泉に、ぜひおでかけください。
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(2024/3/18更新)
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