ルハン動物園で人気の猛獣はライオン、トラ、ピューマ、クマなどがおり、中でも直接ふれあうことができるライオンやトラのブースは、行列ができるほどの人気です。そしてここではベンガルトラのオリへ入り、触れるだけでなくミルクをあげることができるのです。
密猟や環境破壊による生息域の減少により、絶滅危惧種に指定されたベンガルトラは攻撃力が高く、クマやゾウなどと戦っても勝つといわれています。そんな猛獣となぜふれあうことができるのでしょうか。
猛獣とふれあえる理由、それはしつけにあります。ルハン動物園では野生のトラやライオンはおらず、産まれた時から人間に育てられます。さらに人間に従う犬と一緒に育てることで人間への接し方を学び、「トラやライオンは自分たちを犬だと思いこんでいる」と言うスタッフさんもいます。
それでもやはり猛獣。オリへ入ってふれあう時は、触ってもいい場所、立ってもいい場所などスタッフさんの指示に従いながらふれあいましょう。オリの中での写真撮影は、カメラを渡してスタッフさんにお願いすることもでき、時間内であれば自分で撮ることもできます。
ルハン動物園では、現在世界に200頭ほどしかいないと言われているベンガルトラの白変種「ホワイトタイガー」も見ることができます。アルビノとは異なる白化型で、美しい青い目を持っています。
夜行性の動物のため眠っている姿を目にすることが多いのですが、運がよければホワイトタイガーに触れることもできます。
動物たちの様子やタイミングによっては、ふれあうことができない時期もあるので、その時はそっとオリの外から見守りましょう。
ふれあえる動物園とはいえ、やはり怖いものは怖い。そんな方におすすめなのが、オリごしに見学ができる場所です。ここでは数頭のベンガルトラやホワイトタイガーのオリの外から、穴を通してお肉をあげることができます。小さなお子様や、触るのはちょっと…という方におすすめです。
オリごしとはいえ、間近で見る猛獣はやはり迫力!写真も安心して撮ることができます。
またライオンのオリはよく見える場所にあるので、外側から撮影をすることも可能です。ライオン、トラのブースは休日ともなればかなりの混雑で、1時間以上待つこともあります。どちらも触りたい!という方は開園時間に合わせて行くことをおすすめします。
ルハン動物園では、猛獣以外でも様々な種類の動物とふれあうことができます。ゾウのブースではスタッフさんがいれば食事を与えることができ、一緒に記念撮影もしてくれます。
園内はアヒル、ネコ、リャマ、アルパカなど様々な動物が自由に歩き回り、共存しています。色鮮やかな鳥類ゾーン、オリエンタルな爬虫類ゾーン、ほっこりとしたヤギ、羊ゾーンなど、1日では見きれないほど多種多様な動物たちが園内にいるのです。
また、ルハン動物園では生物多様性の保全を教えることを目的に、8歳から15歳までの子どもたちに、1日かけての作業体験の場を与えています。自然保護や生物多様性への意識を高めることを重要視しており、動物園を訪れることでその意識の高さを感じることができます。
猛獣とふれあえるため「世界一危険な動物園」として有名ではありますが、その実状はとてもしっかりとしています。他ではできないスリリングで貴重な体験を、是非楽しんでください。
住所:Acceso Oeste Km 58, 6700 Luján, Buenos Aires,
電話番号:+54 2323-43-5738
アクセス:ブエノスアイレス・プラザイタリア駅より57番バスで約2時間。
入園料:外国人料金500ARS
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索