ニュルンベルク中央駅に降り立つと、目の前には早速城壁がそびえ立ちます。この城壁、世界大戦中に一度すべて焼け落ち、再現したものです。ドイツの各都市にあった中世の城壁は発展に伴い、そのほとんどが取り払われている事を思えば、中世風の町並みに対するニュルンベルク市民の愛情を感じますね。
城壁を抜けた先が、観光スポット目白押しの「旧市街」となります。
城壁の入り口は、中世の頃に実在していた「職人広場」を再現した一角となっています。その雰囲気は、日本式に言うならガード下と言った所でしょうか。今でも皮職人や錫細工職人、お菓子屋さんなど、お土産にピッタリな品々を作る職人さんのお店が揃っています。駅チカなのも大変便利で、ドイツのお土産は大体ここで揃えてしまえますよ。
写真:藤 華酉
地図を見るいささか物騒な名前の写真スポットがこちら、死刑執行人の橋。
その言葉通り、中世の時代には死刑執行人の一族が暮らしていた場所です。現在は閑静な川べりの眺めが美しく、人気を集めています。塔の中身は現在は小規模な犯罪史博物館になっており、中世の人々の日常を垣間見る事ができます。
写真:藤 華酉
地図を見るドイツに来たからには、ソーセージとビールは欠かせませんね。ニュルンベルクにはその名をドイツ全土に轟かせる、特別なソーセージが用意されています。
『ニュルンベルガー』は小指サイズの小さなソーセージ。スパイスの効いた味付けで、焼いて食べるのが一般的です。
ニュルンベルクで人気のレストランと言えば、中世の頃からニュルンベルガーを焼き続けて一筋、1313年から営業を続けているレストラン「ブラートヴルストホイスレ」。
ブナの木で焼かれたソーセージは、ザワークラウトやジャガイモのサラダ、西洋わさびなどの付け合せを選んで頂けます。
中世のニュルンベルクで活躍した商人の名前が付いた地ビール、「トゥッヒャー(Tucher)」の爽やかな咽喉越しもスパイシーな味付けにピッタリです。
<基本情報>
Bratwursthaeusle bei St. Sebald
住所:Bratwursthaeusle Werner Behringer GmbH, Rathausplatz 1, 90403 Nuernberg
電話番号:+49-911-227695
アクセス:ニュルンベルク中央駅から徒歩15分
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
写真:藤 華酉
地図を見る旧市街の最奥、高台の上に聳える城砦がこちら、カイザーブルク、別名ニュルンベルク城です。古くは神聖ローマ帝国の皇帝たちが暮らしていたお城でした。空襲で一度は壊滅的なダメージを受けましたが、現在は修復の上で公開されています。
見どころは、ニュルンベルク市一高い物見の塔。そして底が見えない程に深い井戸です。内部は博物館になっていますが、テラスや中庭は無料公開されています。ここからの眺めは中世そのままの旧市街と、城壁の外に広がる現代的なニュルンベルクを一望できますよ。
<基本情報>
Kaiserburg Nuernberg
住所:Burg 13, 90403 Nuernberg
電話番号:+49-911-2446590
アクセス:ニュルンベルク中央駅から徒歩20分
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
写真:藤 華酉
地図を見る噴水を囲む鉄柵に嵌る金色の輪を、3回回しながら願い事を唱える…するとお願い事が叶うらしい。…なんてロマンチックな伝説のある「美しの泉」が建つ中央広場。普段は教会に囲まれた静かな広場ですが、ドイツ一規模の大きいクリスマスマーケットが開かれるのもこちらです。
写真:藤 華酉
地図を見るニュルンベルクのクリスマスマーケットを訪れれば、手に入らないクリスマスグッズはありません。いつでも大混雑の市ですが、是非賑わいを全身に感じて行ってくださいね。
一度は空襲で壊滅状態になりながらも、中世の風景を復活させた街・ニュルンベルク。美しさはそのままに、ショッピングやグルメも楽しめる観光客にとっては嬉しい町になっています。旧市街は十分徒歩で回れる立地ですから、短い滞在でもドイツを満喫出来る町のひとつです。人々の努力と根性で再現した「中世のテーマパーク」、是非その目でお確かめください。
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(2024/3/28更新)
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