兵庫県絶景スポット!日本海を眺望する展望台『余部鉄橋 空の駅』

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兵庫県絶景スポット!日本海を眺望する展望台『余部鉄橋 空の駅』

兵庫県絶景スポット!日本海を眺望する展望台『余部鉄橋 空の駅』

更新日:2014/02/04 14:58

兵庫県北部に位置する、日本海に面した香住の山間に架けられた、余部(あまるべ)鉄橋。
日本一のトレッスル橋として有名なこの橋が、新たに日本海を眺望する展望台として生まれ変わりました。日本海の雄大な姿を、地上約40mの高さから眺望できる『余部鉄橋 空の駅』を、今回ご紹介したいと思います。

余部鉄橋と空の駅は、約100年の歴史が繋いで誕生した展望台。

余部鉄橋と空の駅は、約100年の歴史が繋いで誕生した展望台。
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『余部鉄橋 空の駅』をご紹介する前に、すでに供用が終了した余部鉄橋について簡単に説明していきましょう。

余部鉄橋とは、鉄道橋として山間の地上約40mの高さに架けられ、1912年3月1日(明治42年)に開通。山間部の交通の利便性を高めた『余部鉄橋』も、老朽化が叫ばれており、2010年7月16日、約100年の歴史に幕を下ろしました。

その名前を聞くと1986年12月28日に起きた、日本海からの強風に煽られて回送列車が鉄橋から転落するという痛ましい事故を思い出す人も多いかもしれません。しかし、日本一のトレッスル橋とその上を走る列車の姿は、鉄道ファンだけならず、多くの旅行客をも魅了する光景として、長年愛されてきました。

このトレッスル橋の“トレッスル”ですが、意味は「架台」「うま」のことで、これに橋桁を乗せた構造が特徴。主に鉄道橋に用いられる構造で、その中でも余部鉄橋は、長さ310.59mの日本一の長さをもつトレッスル橋として知られていました。

この貴重な遺構を残し、供用終了後には観光スポットとして新たに生まれ変わったのが、今回ご紹介する『余部鉄橋 空の駅』と、そこに隣接する『道の駅 あまるべ』。

ここには地元で収穫された農作物や、日本海で水揚げされた新鮮な海産物を購入でき、食事を取ることも可能。他にも余部鉄橋に関する資料や、解体された鉄橋の一部を加工して作られた文鎮が販売されています。文鎮には、風雪や塩害に耐えるために、幾重にもペンキが塗り重ねられており、この地の厳しさが伝わる一品です。
ちなみに、『道の駅 あまるべ』には当然ながら駐車場が完備されています。車で来た人は、ここに車を停めて『余部鉄橋 空の駅』へと階段を上っていくのが、良いかも知れません。

見晴らしの良い遊歩道からは、風景だけでなく間近に橋脚部分を見ることが可能。

見晴らしの良い遊歩道からは、風景だけでなく間近に橋脚部分を見ることが可能。

『余部鉄橋 空の駅』は昔の姿から3橋脚3スパンを残し、その上部のレール部を整備してできた展望台。

橋脚の足元だけが残された中央部分には、休息できる東屋が設けられており、この地を訪れた人々だけでなく、この地で生活を営む人々の憩いの場として提供されています。

JR山陰本線餘部駅(姫新線の余部駅〜よべえき〜と混同しないために駅名の漢字表記を変えたそうです。駅名以外は余部と表記)に隣接しており、余部橋梁を走る列車を撮影するための展望所も新たに整備されています。

高低差約40mを繋ぐ、駅までの道も遊歩道として舗装され歩きやすいですし、遊歩道からの町並みや日本海の眺望も素晴らしいものです。

『余部鉄橋 空の駅』に平行して走る山陰本線が間近に。

『余部鉄橋 空の駅』に平行して走る山陰本線が間近に。

新しく架け替えられたコンクリート製の余部橋梁は、約4年の歳月をかけて建設され、2010年8月12日から運用開始。
列車から降りた方々も、後続列車に乗り換える時間で、空の駅へと向かい各々で風景を楽しんでいました。

余部鉄橋に平行にして架けられた余部橋梁は、景観を損なうことなく白く美しい姿が印象的です。列車に乗らなくても余部の町並みと、その先に広がる日本海の風景を堪能することができます。
列車に乗らなければ眺められなかった風景も、この『余部鉄橋 空の駅』が完成してからは、全ての人に親しんでもらえる風景となりました。

レールの先に“銀河鉄道999”を思い起こさせる風景が広がる!

レールの先に“銀河鉄道999”を思い起こさせる風景が広がる!

展望デッキの先を進んで行くと、安全のため施された柵の先に往来の姿を残すレールが現状保存されていました。
その姿は、まるで“銀河鉄道999”そのもの。ここに立つと、たくさんの人々を乗せた列車が往来していた過去に思いを馳せてしまいます。
枕木もそのままの姿で残されており、一部足元は網状のものなので高所恐怖症の人には身がすくむような場所ですが、当時この鉄橋の保全をされていた方は命綱1本でここに立って作業されていたそうです。

『余部鉄橋 空の駅』からの風景は、いつ訪れても、旅する私たちを楽しませてくれる。

『余部鉄橋 空の駅』からの風景は、いつ訪れても、旅する私たちを楽しませてくれる。

『余部鉄橋 空の駅』から眺める日本海は、四季折々美しい姿を見せてくれます。
春は山の木々がいっせいに芽吹き、色鮮やかな新緑の緑。夏には日本海を撫でた爽やかな潮風が心地よく、秋の紅葉の時期には錦に色づく風景が。冬の時期には、なぜか物悲しくて、でも荒々しく雄々しい日本海本来の姿を見せてくれます。
また、雪景色の日本海も素敵です。周囲の山やこの町を一面白い雪が覆う頃が、もっとも厳しい季節です。

余部の周辺はグルメ、温泉、自然が溢れる癒しの宝庫。

関西に位置するものの、京阪神からは遠く離れた場所だという印象を持たれている余部。
近年では道路交通網も整備され、部分的にではありますが豊岡方面からの香住道路や余部道路が開通し、便利に訪れることが可能になりました。
また、列車もダイヤの見直し等で便利になっています。そのため、時間のない方でも日帰り旅行が可能となりました。
また、山陰海岸ジオパークに指定されたこの地は豊かな自然と海の幸、山の幸が出迎えてくれます。
湯処でも知られており、近隣にいくつかの施設を備えていますので、温泉も楽しめるのが嬉しいところです。
日帰りでも訪れることが出来ますが、お時間のある方なら近隣に位置する“夢千代の里・湯村温泉”や“浜坂温泉郷”で一泊されるのもお勧めです。

※新旧ともに“余部橋梁”というのが本来の名称ですが、旧余部橋梁を余部鉄橋、新余部橋梁は余部橋梁と表記させていただきました。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/08 訪問

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