松月洞童話村&開港場&中華街!韓国・仁川は空港だけじゃない

松月洞童話村&開港場&中華街!韓国・仁川は空港だけじゃない

更新日:2017/12/08 13:58

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター
仁川(インチョン)国際空港は、韓国の空の玄関口として多数の旅行者に利用されています。しかし、その大半はソウルへ向かい、空港を擁する仁川のまちを訪れる外国人観光客はそれほど多くはありません。
ここでは、まだ知られざる仁川の楽しいスポット「松月洞童話村」「開港場」、そして「中華街」をご紹介します。比較的狭いエリアにそれぞれの魅力が凝縮しているので、ぶらっと歩きにはとってもお勧めなんです。

「松月洞童話村」「開港場」「中華街」は仁川駅からスタート!

「松月洞童話村」「開港場」「中華街」は仁川駅からスタート!

写真:やま かづ

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仁川国際空港を擁する仁川(インチョン)は、かつては静かな漁村でした。しかし、1883年に開港するや否や、欧米各国や日本、そして清国などの商社が進出し、国際的な貿易港として急速に発展しました。

そんな仁川のまちにあるのが、「松月洞童話村」「開港場」「中華街」という、それぞれに違った魅力がある3つのエリアです。

フォトスポットいっぱい!「松月洞童話村」

フォトスポットいっぱい!「松月洞童話村」

提供元:韓国観光公社

http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/index.kto地図を見る

童話をモチーフにした壁画や建物がまちにあふれ、カラフルに彩られたおとぎの世界が広がる、まるでテーマパークのような華やかなエリアが「松月洞童話村」です。

もともとは、高齢化の進んだまちに活気を取り戻そうと、壁画を描いたのが始まりと言われています。しかし、今では週末にもなるとフォトジェニックなスポットを求めて、たくさんの観光客が訪れるようになりました。

フォトスポットいっぱい!「松月洞童話村」

提供元:韓国観光公社

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「松月洞童話村」の狭い通りや石段は、韓国に昔から伝わる童話を初めとして、赤ずきんちゃん、シンデレラ、オズの魔法使いなど、日本人にもおなじみのキャラクターたちで埋め尽くされています。
また、週末にはストリートパフォーマンスやパレードなども行われます。

フォトスポットいっぱい!「松月洞童話村」

写真:やま かづ

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「松月洞童話村」の至るところで、童話の登場人物とのツーショット写真撮影やトリックアートなどを思い思いに楽しんでいる姿を見かけます。

この童話村の最大の特徴は、単なるペイントされた壁画だけでなく“浮き出た壁画”や“飛び出すメルヘンの世界”が街じゅうにあふれていることです。これなら、3Dの童話の世界に身を置いて、インスタ映えする写真が撮れますね。

開港時の歴史と文化が現在に息づく「開港場」

開港時の歴史と文化が現在に息づく「開港場」

写真:やま かづ

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静かな漁村に過ぎなかった仁川は、1883年の開港と同時に欧米各国、日本、清国等の商社が進出しました。そして、外国人専用居留地が設置され各国の領事館が置かれるなど、朝鮮半島随一の貿易港へと成長しました。

それらの開港の歴史と文化が現在に伝えられているのが「開港場」と呼ばれているエリアで、その象徴となっているのが「日清租界地境界階段」です。石段を境にして、右側が日本の租界地、左側が清朝の租界地となっていました。そのため、階段の両端に建てられた石塔もまた中国風、日本風とそれぞれ特徴ある形状になっています。

開港時の歴史と文化が現在に息づく「開港場」

写真:やま かづ

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かつての租界地には、日本の植民地時代に建てられた旧日本第58銀行支店、旧日本郵船の建物などが残されています。

また、当時の主流であった1階が店舗、2階が住居の木造2階建て住宅、そして木造1階建ての長屋など、町屋の外観をモチーフにした和風建築物も新しく建てられており、その一帯は「日本風通り」と呼ばれています。

「中華街」で名物のチャジャンミョンを食べよう!

「中華街」で名物のチャジャンミョンを食べよう!

写真:やま かづ

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仁川の港が開放されると、たくさんの中国人が入植しました。そして、韓国初の「中華街」も誕生しました。

そんな「中華街」の入り口には、装飾が美しい牌楼と呼ばれる中華門が建てられています。韓中門、仁華門などがあり、それぞれに形状が違いますが、どれも悪霊を取り払い、まちの繁栄を願って建造されました。

「中華街」で名物のチャジャンミョンを食べよう!

写真:やま かづ

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中華門を抜けるとチャイナタウン路がまちの奥まで続いています。通りの両側には中国様式の建物、赤色を基調にした看板が目に飛び込み、中国語が飛び交っています。さすがにチャイナパワー、韓国を旅行していることを忘れてしまいそうです。

通り沿いには多くの中華料理店が軒を連ねていますが、中でも目につくのがチャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)のお店です。そして、店頭でコンガルパン(中身が空洞のパン)や月餅を売っているお店も見かけます。

「中華街」で名物のチャジャンミョンを食べよう!

写真:やま かづ

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仁川の「中華街」随一の有名店、それが「共和春」です。韓国でよく食べられているチャジャンミョン発祥の店として知られています。甘辛い真っ黒ソースを絡めていただく中華麺で、見た目はグロテスクですが、コクがあって病みつきになりそうです。

ちなみに韓国では、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーで異性に縁のなかった独身者が、4月14日のブラックデーに黒い服に身を包んで食べるのがこのチャジャンミョンです。

<「共和春」の基本情報>
住所:北城洞3街5−6
アクセス:チャイナタウン路突き当たり
営業時間:10:00-22:00

韓国到着後すぐ、あるいは帰国前に立ち寄るのがお勧め

ご紹介した「松月洞童話村」「開港場」「中華街」は、ソウル市内から出かけるよりも、韓国(仁川国際空港)到着後に直接、あるいは帰国日に仁川国際空港へ向かう前に立ち寄るのがお勧めです。

<仁川国際空港から>
306番座席バスに乗って「東仁川」駅下車、地下鉄1号線で「仁川」駅下車すぐ
<ソウル市内から>
1号線「仁川」駅下車すぐ
「仁川」駅の正面に「中華街」が広がっています。「松月洞童話村」はその左手奥、「開港場」はその右手奥に隣接しています。

なお、「仁川」駅にはコインロッカーがありますから、大きな荷物も預けることができますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/11−2017/11/12 訪問

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