写真:松田 朝子
地図を見るQTはオーストラリア国内に7軒のデザイナーズホテルを展開しており、いずれもファッション、アート、デザインといったビジュアルにこだわっているという、ユニークなホテルです。QTメルボルンも、エントランスはギャラリーのようで、スーツケースを持った人が入ってこない限り、ここがホテルとは思えないでしょう。
写真:松田 朝子
地図を見るホテルスタッフのコスチュームもファッショナブルで、映画のシーンに紛れ込んだかのような気分になります。
チェックインして部屋に向かおうとエレベーターに乗ると、ざわざわと人の声が。これはなんとBGMで、いろいろな人の声や音楽が50種類以上あり、エレベーターによって、また時間帯や乗る人によっても変わるのです。
写真:松田 朝子
地図を見る客室もスタイリッシュで、打ちっぱなしコンクリート風の壁には、ローカルデザイナーの作品だというアートが飾られ、ミニバーにはブラックライトが。また、ベッドはジェルベッドなので、ウォーターベッドほどではないけれど体圧が分散され、寝心地も快適。5タイプある部屋数は188室、またレジデンス部分も40室ほどあり、こちらは現在空室はないのだそうです。
写真:松田 朝子
地図を見るグルメシティのメルボルンにちなんで、QTメルボルンも「食」がテーマになっていますが、その捉え方はユニーク!このホテルは日本の包丁を売るショップを併設しているのです。1階にある「TANTO」は、日本の包丁研ぎ師がオーナーのナイフショップ。ショーウィンドーの中で光る包丁は、メイド・イン・ジャパン、大阪・堺で作られた製品です。レストランが多いメルボルンではシェフの人口も多く、ここを訪れる6割はシェフだと言われます。シェフたちはここにきて、使っている包丁を研いでもらったり、また新しい包丁を買うこともあるそうです。
写真:松田 朝子
地図を見る「TANTO」の隣は路地裏の店風なアジアンレストランのHOT SAUSE。アジアのストリートフードをフィーチャーしたメニューは、アジアンテイストの味覚が恋しくなった時などに便利です。どことなく映画「ブレードランナー」を彷彿させられる多国籍な空間もミステリアスで素敵です。
写真:松田 朝子
地図を見るホテルと同様、大変人気があるのが、13階にあるルーフトップバー、Rooftop AT QT。週末ともなると、着飾った男女が続々とやってきて大盛り上がり。部屋で1人で寝酒を飲むのが詫びしい夜は、この中に紛れ込んでグラスを傾けると、気分もハイになるでしょう。または、テラス席でメルボルンの夜景を堪能しながら、静かに飲むのもいいでしょう。
ビジュアルにこだわったというQTメルボルンは、室内も公共部分も、そしてトイレでもカメラが手放せません。また、アートの配置やインテリアなどは自分の部屋のリフォーム時などにも参考になるでしょう。古い建物や街並みを保存する一方、こうしたスタイリッシュな空間が生まれているところが、今どきのメルボルン。新旧のモダンを楽しみに、訪れてみませんか?
取材協力:オーストラリア政府観光局、ビクトリア州政府観光局
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(2024/3/19更新)
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