写真:猫乃 みいこ
地図を見る安来市(やすぎし)の能義平野(のぎへいや)の真ん中を走るのが、長さが約6kmにも及ぶ、通称「白鳥ロード」。
白鳥ロードの両側に広がる畑や田んぼに、昭和50年頃から毎年冬になるとシベリアからコハクチョウが飛来するようになり、今では千数百羽のコハクチョウが渡ってきます。
安来市の冬の名物となった、白鳥ウォッチング! 白鳥と言えば、湖にいる姿は見慣れていると思いますが、こちらは畑や田んぼにいる白鳥が見られるという、珍しい場所なのです。また、能義平野や大山(だいせん)を背景にした白鳥が撮影できることから、カメラマンさんたちにも人気のスポットです。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る白鳥がシベリアから渡ってくるのは、毎年11月中旬から3月中旬頃まで。
餌付けを全くしていない自然のままの白鳥たちは、写真のように大豆の収穫を終えた畑でこぼれ落ちた大豆の実を食べたり、田んぼでは落ち穂を食べています。
えさが豊富なことも、多くの白鳥が飛来する理由なのでしょうね。
餌付けされていないことから、人の姿が見えると怖がって飛び立ちますので、撮影の際にはなるべく車から降りず、そっと近づく時にも車で近づき、車の中から撮影するのがオススメです。
人が白鳥の居場所を奪わないように、しっかり心配りしながら、優雅な白鳥の観察や撮影をしたいですよね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る白鳥ロードを東に進むと、2010年に大ヒットしたドラマの原作として有名な「ゲゲゲの女房」の著者、武良(むら)布枝さんの生家のある大塚地区に到着です。
布枝さんの生家はお酒の販売店をされていて、現在も営業しています。
店内には、ドラマ当時の写真や、布枝さんの実家をモデルとして作られたスタジオセットの模型などが展示されていますので、お買い物と一緒に楽しんでくださいね。
生家前には、水木しげるさんと布枝さんの仲睦まじい姿も描かれた石碑「つなぎ石」が建立されています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る御影石(みかげいし)の「つなぎ石」には、布枝さん直筆の「つなぎ石」の文字と、ご夫婦のイラストが描かれていて、布枝さんの生家でお見合いし5日後に結婚、その後いつまでも仲睦まじいご夫婦にあやかって、良縁でつながって欲しいという思いが込められています。
「つなぎ石」は、左右両方に開いた穴が中でつながっているという特徴があり、その中で大切な人と手と手をつなぐことで、夫婦円満・健康長寿・ベストカップルになれる願いが叶うといわれていて、縁結びスポットとなっています。
是非、いろんなご縁を「つなぎ石」でつなげてくださいね。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る安来市大塚町は、布枝さんの生家の他にも、昭和30年代の街並みが残る懐かしい街。
約150軒ほどの小さな集落の中で育った布枝さんは、著書「ゲゲゲの女房」の中で、「29歳で嫁ぐまで大塚が私の"世界"の全てだった」と言っています。大塚の街を歩くと、ドラマの安来編で登場した懐かしい昭和の風景がたくさん残っているので、のんびり散策してみてくださいね。
島根県の東部に位置する安来市には、「足立美術館」「清水寺」「安来節演芸館」と有名な観光スポットがたくさんありますが、今回は有名観光スポットと合わせて楽しんでいただきたいエリアをご紹介しました。
冬ならではの白鳥ウォッチングと、夫婦円満のパワースポット「つなぎ石」。
大切な人と訪れて、良縁と絆をしっかりつなげてくださいね。
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(2023/12/7更新)
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