ご紹介する「やまだ荘」は、伊豆半島の東海岸。稲取港の程近くを走る県道稲取港線沿いにあります。港と目と鼻の距離にあるので、水揚げされたばかりの鮮魚を手に入れるのに最高の条件。
ホテルは港を望むように建っているので、客室から青い海や漁港が一望できて、ロケーションも最高です。
料理が自慢の宿に来たのなら、食事をより美味しい状態で食べたいもの。宿のお風呂は、天然温泉をたっぷり堪能することができ、温泉に浸かればきっと食欲が増すので、食事の前に入るのが狙い目です。
宿の最上階にある貸切展望露天風呂は、源泉かけ流しの湯を独り占めすることができて、特にお勧め。海を目の前にしながら、湧きたての湯に入れ、潮風や港町の風情も感じられて格別。また、1階の大浴場は、滞在中いつでも営業。温泉は、無色透明のさらりとした感触の湯で、好きな時間に入れるもの嬉しい限りです。
【温泉データ】
泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉(低張性・中性・高温泉)
源泉温度:63.1度 pH7.46
※貸切展望露天風呂は、完全予約制・時間制。別途料金が必要となります。
誰もが目当てでやって来るのが、宿で出される食事です。こちらは刺身の盛り合わせ。旬の海産物を使った人気の料理を食べることができます。季節や仕入れ状況などによって内容は異なりますが、鰆・ハマチ・マグロ・ボタンエビ・鯵など。
直径30cmを超える大きな桶に、旬の地魚が豪快に盛られ、刺身をたらふく食べることができる幸せな一品。ボタンエビは、プリプリとした食感に、甘く濃厚な美味しさ。ハマチは、程よく脂がのり、とろけるような口当たりで、どれもとっても新鮮。鰆の刺身は、香ばしく炙られており、味の変化も楽しめます。刺身一つとっても、美味しく食べられるように工夫されているのも人気の秘密。
続いての料理は、手前から時計回りに鮑の肝ソース・いわしのつみれ汁・ムール貝・かぼちゃ煮・茶碗蒸しなど。鮑は、最初から程良い状態に蒸しているので、絶妙な歯触り。鮑の肝を使ったソースは苦さがなく、磯の香りが楽しめる極上のソースに仕上がっています。鮑と絡めて食べると、最高な美味しさを醸し出します。
そして茶碗蒸し。茶碗蒸しの出来栄えで、味の良し悪しが解るとも言われる定番中の定番メニュー。茶碗蒸しを一口頬張ると、上品な出汁に熱々でぷるんぷるん。素朴な料理ですが、この上ないような旨さで、この茶碗蒸しを食べれば、きっと職人の確かな腕を感じることができるでしょう。
食事に欠かせないご飯は、なんと!目の前で炊き上げます。釜を使っての本格的な釜飯で、お米の状態から約20分かけてじっくり炊き、炊き上がったばかりのお米は艶やかでふっくら。
昆布と一緒に炊いたご飯は、お米の旨みや甘さが最大限に引き出され、お米の香りも堪りません。普段、お弁当やコンビニのおにぎりなどで食事を済まされている方にとっては、炊きあがったばかりのご飯を食べられるなんて、幸せかもしれませんね。お米や炊き方にもこだわるなんて、さすがは味のお宿。夕食は、お部屋でゆっくり心行くまで味わえ、海を見ながら食べることができますよ。
宿から徒歩で数分の場所にある東伊豆町庁舎の駐車場では、毎週土曜日・日曜日。祝日に「港の朝市」が開催されます。市場では、水揚げされた魚介類の他、野菜などの地場産品・加工品などを販売。朝市限定品もあるので、グルメな人は素晴らしい食材と出会えるチャンス! 少し早起きしてお出かけしてみては如何でしょうか?
ご紹介した「やまだ荘」は、美味しい料理の他、景色から温泉まで、手頃な料金で楽しめるナイスなお宿。稲取港のそばで食べる海の恵みは、折り紙付きの美味しさ。誰もが味わえば、きっと「お口の故郷」になること間違いなし!ですよ。
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(2025/2/7更新)
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