コマツといえば、コレ!といっても写真ではなんだかわからないかも知れませんが、これは超巨大ダンプトラックのタイヤ(直径約4m!)です。
なんと実際に外国の鉱山で活躍していたコマツ製の巨大ダンプをど〜んと敷地内に展示してあるのです。「こまつの杜」は駅前にあるので駅からももちろん見られますが、何か工事でもしているのかと思って近づくにつれ、日本ではお目にかかれない巨大さに圧倒されるでしょう!
この展示してある巨大ダンプトラックは930Eという型番で、最大総重量930,000ポンド(約422トン!)と電気駆動であるためElectricのEからその名の由来がきています。よく街で見かける普通車のトラックが2トントラックですから、その巨大さが良くわかると思います。この巨大さで10年間で120万kmも走ってきたタフネスと最高時速64.5km/hのスピードも誇るモンスターマシン。世界の巨大な鉱山で使用される建機ですので日本ではもちろんここだけしかありません。
そして、なんと一日2回の特定の時間帯(※)に天候が良いときに限り、ヘルメット着用で上部にある運転席に試乗することもできるのです!ぜひタイミングを合わせて登ってみてください。
(※)下部関連MEMOの公式ホームページにて詳細はご確認ください。
「こまつの杜」は、小松製作所がこの場所に1921年設立されてから90周年にあたる、2011年に地域の子供たちの育成に貢献する目的で創設された企業博物館です。
その中心となるのが、敷地内にある学び舎っぽいデザインの建物の「わくわくコマツ館(1号館)」です。実はこの建物は写真の銅像である創業者、竹内明太郎も使用していた旧本社社屋を復元したもの。純和風な社屋が世界のコマツの長い歴史を教えてくれますね。
この「わくわくコマツ館(一号館)」は通称ケンケンキッキファクトリーと呼ばれ、コマツの建機の世界を楽しみながら学べる子供向け施設になっています。建機を動かすシミュレーションゲームも置いてあり、遊びながら学べる見学施設ですね。
「こまつの杜」は子供たち向けの学習施設ですが、当然ご家族連れで来れば、建機?というような未就学児もいるでしょう。それらのお子さんと楽しく過ごすために用意されているキッズコーナーがあるのが「わくわくコマツ2号館」です。ここでは飲食可能なので、昼食や休憩にも使えます。こういった親御さんが助かる心遣いがうれしいですね。
この「わくわくコマツ2号館」の隣には「ミニショベル体験広場」があり、週二回の特定の時間帯(※)に無料で実際に子供たちが乗って動かして、ボールや石を救う体験ができます。小さいミニショベルとはいえ、建機を運転する機会などそうはなく、思い出に残ること間違いなしですね。これも小学生以下限定のイベントであり、お子さんを預けておけるのは親御さんにとっては助かりますよね。
(※)下部関連MEMOの公式ホームページにて詳細はご確認ください。
コマツは石川県を代表する企業として活躍してきたこともあり、その建機は「いしかわものづくり産業遺産」として登録されています。その建機は実物が展示されており、ブルドーザーやホイールローダーといったお馴染みの建機に加え、約80年前のトラクタ(写真手前)など今でも現役で稼動しそうな歴史的な機械もお目にかかれます。そして何よりこの「こまつの杜」はこれらを実際に製造していたコマツの小松工場跡地に建設されており、小松市民にとっても小松市の歴史の一部として重要なスポットといえるでしょう。
ではこの「こまつの杜」がどこにあるのか、というとなんとJR小松駅東口(写真奥の白い建物)の目の前です。さすが小松市発祥の世界的企業、立地が違いますね。
なお左手の木は桜並木になっており、産業拠点としての小松市をアピールするための公共スポット「サイエンスヒルズこまつ」に繋がる道にもなっています。また、巨大ダンプの後方にも里山ゾーンや小川ゾーンといった子供たちが街中にいても自然と触れ合える公園になっており、とりあえず小松駅東口に来れば必ず目に入る大きな敷地が「こまつの杜」です。絶対に迷うことはありませんね。
しかも小松駅自体が、石川県の交通拠点である金沢駅からJRで約30分、小松空港からもバス約10分とすぐに来れるアクセス抜群の立地です。
全館無料ですので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜
住所:石川県小松市こまつの杜1
電話番号:0761-24-2154
アクセス:JR小松駅東口 徒歩1分
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