写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る天橋立は京都北部の宮津湾にある砂嘴(半島や岬の先に砂礫が堆積してできた細長い地形)で、天橋立駅がある南側の岸と北側の岸を結んでいます。前述したように日本三景の1つで、全長は約3.6キロ、幅は場所によりますが約20メートルから170メートルあります。
古くから景勝地として知られており、江戸時代の儒学者、林鵞峰(徳川家康に仕えたことで有名な林羅山の子)は宮島や松島と並べて絶賛し、これが後に日本三景の由来となりました。また、江戸時代の本草学者であり儒学者の貝原益軒も訪れ『丹後国天橋立之図』や『己巳紀行(きしきこう)』に記録を残しました。
そんな天橋立を見おろすには、天橋立ビューランドか傘松公園に行くのが基本となります。天橋立ビューランドは天橋立の南側にあり、リフトかモノレールで上がることができます。傘松公園は北側にあり、リフトかロープウェイで上がることができます。どちらから見るのが美しいと思うかは好みが分かれるので、時間が許せば両方回るといいでしょう(写真は北にある傘松公園側の景色です)。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る天橋立駅から天橋立の南端までは徒歩5分ほどであり、すぐに天橋立散歩を始めることができます。しかし天橋立は3.6キロの長さであり、徒歩で渡りきるには少々時間と体力が必要です。
そこでオススメしたいのが、レンタサイクルで渡るという方法。天橋立の南端近くにはレンタサイクルを借りられる場所がいくつもあります。徒歩だと1時間は優にかかる天橋立も、自転車であれば20分で渡りきれます。
上から見ると木が生い茂っているように見える天橋立ですが、実際には道が整備されており自転車でも走りやすいです。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るそれではさっそく天橋立を縦断してみましょう。
南岸から北へ進んでいくとすぐ、右手に海水浴場が見えてきます。天橋立海水浴場は脱衣所、シャワー、トイレ、海の家を完備しています。
遠浅で波がなく、小さい子でも遊びやすい海です。写真のように透明度が高く見た目も美しいので、夏だけでなく冬にも波打ちぎわを歩いてみることをオススメします。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る天橋立海水浴場をあとにして北へ進んでいくと、天橋立神社が姿を現します。この神社は知恩寺(天橋立のすぐ南にある文珠菩薩を祀る寺)に属しており、恋愛成就のご利益があるとされます。同じく天橋立エリアにある元伊勢籠神社、真名井神社と合わせて回ることを三社参りといいますが、三社のうち1番目に回るべき神社でもあります。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るなお手水はわき水であり、磯清水と呼ばれています。両側に海がせまっているにも関わらず塩気がまったくないという不思議な水で、平安時代の歌人である和泉式部の歌に詠まれた他、名水百選にも選ばれました。ただし飲用はできないので注意してくださいね。
住所:京都府宮津市文珠天橋立公園
電話番号:0772-22-8030(天橋立駅観光案内所)
アクセス:天橋立駅から徒歩5分
2017年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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